WEB会議や動画のストリーミング、大容量データのダウンロード・アップロードなど。
テレワーク・リモートワークの生産性において、ネット回線の速度はもっとも重要と言っても過言ではありません。
大容量データのやり取りをスムーズにするために、ネット回線の速度を上げたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、TP-Linkさんからご提供いただいた「Archer AX55」というWi-Fiルーターを設置してみましたので、ルーターを変えたら回線速度は上がるのかを検証していきたいと思います。
※この記事はTP-Linkさんより製品提供をいただいております。
TP-Link「Archer AX55」の特徴
①高速Wi-Fi 6に対応した高速ルーター
5GHzなら最大2402Mbps、2.4GHzなら最大574Mbpsという高速通信に対応。
5GHzの帯域幅が従来の2倍になるHE160を搭載しているので、8Kストリーミングや高速ダウンロードもサクサク楽しめます。(公式情報引用)
ルーターは速度が命。Wi-Fi6に対応、9,800円(税込・Amazon価格)という価格帯ながらハイスピード通信を可能にできる高コスパルーターとして評価されています。
※通信速度は通信回線の速度による影響が大きいので、実際の速度は異なります。
②OFDMA技術により最大48台の同時接続が可能
4ストリーム対応のOFDMAが同時に複数デバイスへデータを送信して遅延を大幅にへらし、同時により多くのアプリケーションを実行できるようにします。(公式情報引用)
仕事をするお父さん、スマホでYouTubeを見るお母さん、ゲームをするお子さんと同時にネットに接続するシーンでも、遅延することなく接続することができます。
一人暮らしの場合でも、常時ネットと繋がるIoT家電が一般的になっており、複数台のデバイスがWi-Fiに接続している状態でも快適に利用することができます。
③ハイゲインアンテナとビームフォーミング技術で広範囲をカバー
4本の高性能アンテナとビームフォーミングによって、ルーターのある部屋や階から離れた場所でもラグや遅延のないWi-Fi環境を構築できます。
推奨環境は3階立てや4LDKの広い場所も可能とのことです。
④2.4GHzと5GHzを自動で切り替え
「スマートコネクト」というバンドの自動割り当て機能を搭載しています。
ひとつのSSIDにペアリングしておくだけで、5GHzと2.4GHzのうち、より快適なバンドを自動で選択して接続してくれます。
ルーター設置後の回線速度を比較!
使用環境と設置前のルーター環境
今まで特にネット環境にこだわりがなかったので、光回線で1Gbpsのものであればいいかと思ってこれを使い続けていました。
特にネット回線で困ったことはなかったですし、WEB会議や動画のアップロード・ダウンロードでストレスを感じたこともありませんでした。
はたして、ルーターを変える(追加)するだけで速度は変わるのでしょうか?
①NETFLIXのスピードテストで比較!
NETLIXのスピードテストはこちら
(左:設置前、右:設置後)
最も定番になっているスピードテストサイトでは、約120Mbpsの違いが出ました。
ルーターを加えただけで効果が出るのは嬉しい。
ただ、意外にも変化はちょっとだけでしたね。
ちなみにiPhone SE2でもスピードテストしてみましたが、スマホでも全く問題ない速度を得られていました。
②ブロードバンドのスピードテストで比較!
ブロードバンドのスピードテストはこちら
(左:設置前、右:設置後)
ダウンロード速度は200Mbps以上アップ、しかしアップロードは10Mbpsほどダウンという結果でした。
また、通信体感速度とも言われるPing値(低い方が良い)は3ms早くなっていました。
③USENのスピードテストで比較!
USENのスピードテストはこちら
(左:設置前、右:設置後)
なぜかUSENのスピードテストではダウンロードが50Mbps落ちていました。
その他の数値はほぼ同等程度。
スピードテストによっても違いがあるようですね。USENは測定方法が違う?
④Googleのスピードテストでも確認!
Googleのスピードテストはこちら
最後に、設置後の速度だけGoogleのスピードテストでチェック。
552.1Mbpsと動画やWEB会議・ゲームでも問題ないとお墨付きをいただきました。
使ってみてわかったArcher AX55を購入するメリット
①2.4GHzと5GHzを自動選択、常に最適な通信が可能!
Wi-Fiには2種類の電波があり、一般的なルーターはPCなどのデバイス側で2.4GHzか5GHzのどちらの電波を使用するか選択しています。
これが原因で、使用環境によってどちらかが不安定だったり遅かったりといったことがあります。
Archer AX55のスマートコネクトという機能は、2.4GHzか5GHzをその時の状況にあわせて自動選択して切り替えてくれるというものです。
これによって「電波が不安定だから切り替える」という手間がありません。
②高速かつ広範囲に電波が届く
Wi-Fiに一番求めるのは、速度と安定性ですよね。
今回のスピードテストの結果、ルーター設置だけで速度をアップさせることができました。
また、寝室に移動しても速度が安定しているほど、広範囲にしっかりと電波を届けてくれる点や家族複数人で同時にスマホやPC、テレビでVOD視聴しても途切れることのない同時接続性も問題なしでした。
③接続も簡単でサポートサイトも見やすい
Wi-Fiやルーターってどうも小難しい説明が多くわかりにくい。
私もあまり詳しくないので、できれば触れたくないジャンルでした。
ただ、TP-Linkのルーターはシンプルな設計で設定も簡単ですし、取扱説明書やサポートサイトの見やすさ(UI)が非常に高いので、初心者でも安心して設定することができます。
使ってみてわかったArcher AX55を購入するデメリット
①そもそもの通信会社が悪かったらあまり意味がない
ルーターの最大対応速度が早かったとしても、契約している固定回線の最大速度以上にはなりません。
そのため、ルーターを変えても速度が改善しない場合は、通信会社の変更を検討する必要があります。
これは、このルーターに限らずの注意事項ですね。
②設置スペースで少し場所を取ります
26.1×13.4×4.1cmという本体サイズは、薄っぺらいためそれ自体はスペースを取らないのですが、4本のアンテナをしっかりと開くと、それなりの大きさになります。
そのため、モデム以外にも設置スペースを用意する必要があります。
本体裏には壁掛け用の穴もあるので、平置きだけでなく壁掛けで省スペースにすることもできます。
結論「ルーター追加したら、速度がさらに早くなった!」
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は「新しいWi-Fiルーターを導入したら、ネット回線は早くなるのか?」ということで、コミュファ光を契約した時から使っているモデム兼ルーターに、TP-Linkさんの「Archer AX55」というWi-Fiルーターを繋いでみたときの回線速度を計測してみました。
元から500Mbpsくらいの速度が出ていたので、そんなに困ってもいなかったのですが、ルーター追加によってさらに早くすることができました。
WEB会議や動画のアップロード・ダウンロードなど、ネット回線は早くて安定しているに越したことはありません。
テレワーク・リモートワークで自宅のネット環境を少しでも良くしたいという方は、一度ルーターの購入を考えてみてはいかがでしょうか?