この記事では、ノートPCをデュアルモニターで使うときにピッタリなFlexiSpotのPCスタンド「SC-4U」をレビューしています。
デュアルモニターで作業したいんだけど、高さがあっても安定性のあるPCスタンドってないかな?
どうせならMacBookとデザインの相性がいいものがいいなあ。
今回はそんな方にピッタリなPCスタンドをご紹介します!
今回、自動昇降式デスクで有名なFlexiSpotさんからPCスタンド「SC-4U」を提供いただいたので、自宅のリモートワーク環境で実際に使ってみた感想をご紹介していきます。
実際のサイズ感や質感、使い方やメリットだけでなく、使って気になったデメリットとその解決法まで徹底的に解説。
MacBookにあうPCスタンドをお探しの方の参考になれば幸いです。
- 外部モニターと並ぶので目線移動が楽
- 抜群の剛性と安定感でモニターが揺れない
- MacBookと相性の良いアルミ削り出しのデザイン
- USBハブが宙吊りになる
※この記事はFlexiSpotさんから製品提供をいただき、アフィリエイトリンクを含みます。
今まで使っていたPCスタンドは高さが足りなかった
今まで使っていたのはNikiteaのノートPCスタンド
2018年にリモートワークを開始して、しばらく経った頃。
日頃のノートPCでの作業によって、肩こり・腰痛に悩まされるようになったため、応急処置で購入したのがNikiteaのPCスタンド。
正直メーカー名の読み方すら未だにわかりません。
とは言え、モニターの高さが上がり、姿勢が改善されることで、劇的に症状は緩和されたので、自宅でノートPCを開くときは常にこのPCスタンドを使っていました。
デュアルモニターには足りない高さとマイクとの被り
本格的に在宅ワークになり、外部モニターを使って作業するようになりました。
普段はMacを閉じた状態で作業するクラムシェルモードなのですが、ここ最近右にChrome、左にスプレッドシートといった感じで、2ウインドウでの作業の方が効率が良い作業が増えてきました。
そこで、スタンドに置いたMacを開いてデュアルモニターで作業するのですが、2つ気になるところが現れました。
1つは、メインのモニターと高さが合っていないので、目線移動に上下が必要になってしまう点。
2つ目は、手前に設置している外付けマイクがMacのモニターを見る際に視界を遮ってくる点。
短時間の作業や作業中はマイクを移動すれば済む話なのですが、毎日のことなので気になって来ました。
そんなところに、FlexiSpotさんからPCスタンドの製品提供のお話をいただいたので、早速使用してみることにしました。
FlexiSpot SC-4Uの特徴(機能・デザイン・サイズ)
公式サイトはこちら
【機能】上下・回転の移動ができるPCスタンド
FlexiSpotのSC-4Uは、MacBookをはじめとしたノートPCを目線の位置まで持ち上げてくれるPCスタンド。
2ヶ所の角度を調節することで、利用者の理想の位置・角度でモニターを見ることができます。
特徴的なのは、底面部分が回転する仕様になっていること。
PCをのせたまま回転させて角度調整をすることも可能になっています。
このように角度も自由自在なので、iPadなどのタブレットを立てかけるのにもピッタリです。
【サイズ・重さ】安心感のある大きめのサイズ感と頑丈なつくり
サイズ(折りたたみ時) | 幅27×奥行24.3×高7.2 cm |
重さ | 0.98kg |
素材 | アルミニウム・シリコン |
高さ調節範囲 | 6.8cm~27cm |
角度調節範囲 | 180度(水平〜垂直) |
回転角度 | 360度 |
耐荷重 | 10㎏ |
ノートPCを支えるアイテムなので、ある程度の大きさがあります。
持ち運びに適しているようなものではなく、基本固定して使うものになります。
PCをのせる部分には傷や滑りを防ぐシリコン、底面にも同様のものが付いているため、PCが乗っている状態で多少押したくらいではズレることはありません。
PCの出す熱を逃す通気口もあるので、熱が籠ることを防いでくれます。
底面は回転する仕様になっているので、作成したデータを隣や向いにいる相手に見せるときに最適な角度に調節することも可能です。
軽く指で摘んで動かせるくらいにラクラク動かせますが、カチカチと引っかかりの音がするくらいに抵抗があるので、勝手に角度が変わってしまうということはありません。
【デザイン・材質】アルミ削り出しでMacBookによく合う
素材はアルミ削り出しになっているので、チープな印象はなく、重さも0.98kgとスタンドとして大切な安定感があります。
色味はMacBookとかなり近い色なので、デスクに統一感を出してくれます。(写真のPCはスペースグレーです)
PCが触れる部分にはシリコン製の素材が使われているので、傷や滑りを防止してくれます。
FlexiSpot SC-4Uのセッティング方法
①PCをのせる前に角度調整をするのがおすすめ
アルミ削り出しの無骨なデザインの通り、かなり頑丈なつくりになっています。
アーム部分もPCを載せる部分も可動部分はかなり固く設計されているので、安心できる反面、力がいるのでPCをのせたまま角度調節をしようとすると、勢い余ってPCが落下する可能性があります。
そのため、大まかな角度調節はPCをのせる前におこなうのがよいでしょう。
角度調節は①アーム②プレートの順番が良さげ
まず最初にプレートの前面と底面を持ちあげるように、アームの角度を調節して行きます。
結構な力がいるので、指を挟んだりしないように注意しましょう。
次にプレートの後部を上に持ち上げるようにして、プレートの角度を決めていきます。
最後にPCを載せたら完成です。
大まかな高さがOKであれば、実際に設置する位置にもっていきます。(最初から設置する位置で調節しようとすると力が入らないので、角度調節する場所と設置位置は別が良いです。)
FlexiSpot SC-4Uを設置してみた感想(メリット)
①モニターの位置が横並びになって目線移動が楽になった
FlexiSpotのPCスタンドを設置したことで、メインのモニターと高さを合わせることができました。
一旦モニターの下面を合わせていますが、まだまだ上げる余裕があります。
たった10cmくらい画面があがるだけで、目線移動の負担が減るので、2画面使用する作業時は、かなり快適さを実感します。
しかも、高さが結構あるのに多少の揺れではモニターがビクともしない安定感も素晴らしいです。
これは、しっかり支えてくれるサイズ感と頑丈なつくりだからこそといった感じです。
②マイクとモニターの被りが軽減された
以前は手前のマイクがモニターと完全に被っていて目障りだったのですが、現在はマイクはキーボードの位置にあるので、作業する上で邪魔になることはありません。
カメラの画角が違うので完全ではありませんが、比べてみると一目瞭然。
以前はマイクを毎回移動させてから作業していたので、その手間がなくなるだけでもありがたいです。
③モニター向きの調整が楽々に
座る位置は大体決まっているのですが、微妙なモニター角度が気軽に調節できるのは意外にありがたいです。
PCの端を指で摘んで、少し押してあげるだけで簡単に動くので、ベストポジションに調節が可能です。
オフィスなどでは、一緒にモニターを見る人のために角度を調節してあげることもできますね。
FlexiSpot SC-4Uを設置してみて気になったところ
①USBハブの宙吊りと断線の心配
スタンドでPCを持ち上げた事によるデメリットになるのですが、外部モニターへの出力やWEBカメラ、USBマイクなどを接続しているUSBハブが宙吊りになってしまいました。
これによってUSBハブのケーブルに対して常に負荷がかかる状態になり、断線が心配です。
私の場合、私用と社用のPCを簡単に切り替えられるように、マグネット端子を使用しているのですが、USBハブの重みでマグネット端子が外れてしまうこともあり、外部モニターへの接続が途切れることも。
これは結構死活問題です。
この対策を後述していますので、最後までご覧ください。
②PC下のケーブル類が散らかって見える
持ち上げるタイプのPCスタンドにしたことで、今まで隠していたケーブル類が露わになってしまいました。
ケーブルは視界から消し去りたいタイプなので、これは早急に何とかしたい。
そう思って、USBハブの位置を検討することにしました。(続く)
解決策|USBハブをスタンド裏に貼り付ける
「USBハブの宙吊り」「PC下のケーブルが見える」という2つのデメリットを解決させるために、USBハブをPCスタンドの裏に貼り付けることにしました。
これによって、USBハブのケーブルへの負荷やデスクにケーブルが散らかることを防ぐことができましたので、作業工程をご紹介します。(誰でもできます)
USBハブを貼り付けるのに使用するのは、100均のマジックテープです。
近所のスーパーで買って来た至って普通のマジックテープです。
「面積=支える力」なのでUSBハブのサイズに合ったものを購入しましょう。
マジックテープのふわふわな方をUSBハブのサイズに合わせてカットして、裏面に貼っていきます。
ふわふわ側を選ぶ理由は、USBハブの持ち運び時にチクチクしないようにするためです。
USBハブを仮当てしながら、ケーブルの負担にならない位置を決めていきます。
位置が決まったら、マジックテープ側のチクチク側をスタンド裏に貼り付けます。
貼り付けたテープが短いのには理由があるのですが、普通の人は長めに貼った方がキープ力が高いので良いでしょう。
PCスタンドに貼り付けたら設置は完了です。
実際にPCをのせて接続してみるなどして、位置の微調整をしていきましょう。
スタンド裏にUSBハブを貼り付けたことで、スタンド下のハブやケーブルはスッキリしました。
マイクのケーブル(右)はクリップごとスタンドの通気口に引っ掛ける形で見えないようにしました。
USBケーブルも大きな負荷がかかることもなくなり、マグネット端子が重みで取れることもなくなりました。
ケーブルがU字になっているのは、ベストとは言えないので、今後さらにベストな方法を考えていきます。
まとめ|目線一つでこんなに作業性が上がるとは…感動!
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はデュアルモニターの作業性をあげるためにFlexiSpotの「SC-4U」というPCスタンドを導入してみた感想をご紹介しました。
たった10cmですが、目線が上にあがるだけで、デュアルモニターでの作業負荷は圧倒的に軽減されました。
これでブラウザとスプレッドシートを頻繁に行き来する作業や2画面で作業チェックなどをする際もかなり快適にさぎょうすることができています。
PCを持ち上げることで、使っているUSBハブの設置方法を工夫する必要は出て来ますが、そこさえクリアすれば、デザインや剛性など、文句のない素晴らしい製品だと感じました。(愛用決定)
ノートPCをデュアルモニターで使用したいと検討している人にはお勧めできるPCスタンドですので、現在PCスタンドを探している人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
この記事がテレワーク・リモートワークを快適にしたいあなたの参考になれば幸いです。