Edifier R1のレビュー|連続再生時間が長い防水イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン

Edifire R1のレビュー

最近流行りのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン。

耳穴を塞がないので周囲の音が聞こえ、長時間使用しても耳疲れが感じにくいオープン型イヤホンの中でも、小型でスタイリッシュなデザイン、メガネに干渉することもなく、飛び跳ねても取れにくいというメリットがあり、幅広いシーンで使いやすいと人気です。

ただ、非常に小型に設計されている分、本体の連続再生時間は他のタイプのイヤホンに比べると短めです。

今回はそんなイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの中でも、連続7時間再生できて長時間再生にピッタリな「Edifier R1」というイヤホンをご紹介します。

ユーザー目線で実際に使ってみて感じたメリットやデメリット(気になるところ)をレビュー形式で紹介。合わせて音質やEQ設定、同梱物に至るまで気になる点を解説していきます。

Edifier R1
総合評価
( 4 )
メリット
  • 本体だけで最大7時間の連続再生時間
  • 軽くて長時間使用しても疲れにくいデザイン
  • IP56の防塵防水性能
デメリット
  • タッチセンサーの位置が独特
  • アタック感の強い音なので好みが出る
  • 長時間使えてしまうので設置面が疲れる

※この記事は製品提供をいただき作成しており、記事中にはアフィリエイトリンクを含みます。

目次

Edifier R1の特徴とカタログスペック

本体だけで連続7時間使えるイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン

Edifier R1
この商品の特徴
  • 耳穴を塞がないオープンイヤー型イヤホン
  • スタイリッシュで軽い片耳5.8gのイヤーカフ型
  • 本体最大7時間の連続再生時間
  • IP56の防塵防水性能
  • 自動排水機能搭載

Edifier R1はイヤホンやヘッドフォン、スピーカーが人気なオーディオブランドEDIFIERから販売されているワイヤレスイヤホンです。

軽くて耳穴を塞がないイヤーカフ型(オープンイヤー)となっているので、ながら聴きや長時間の使用もストレスなく楽しむことができます。

イヤーカフ型の中でも連続再生が7時間と長く、防水性能がIP56と高いことも特長的。

専用アプリを使えば、イヤホン内に入り込んだ水滴を排出することもできます。

カタログスペック

Edifireのワイヤレスイヤホン
価格(Amazon)8,980円(税込)
タイプイヤーカフ型(オープンイヤー)
重さ本体片耳5.8g(ケース含む55g)
サイズイヤホン:29×17×30mm
ケース:67×30×55mm
再生時間7時間(イヤホン)+ 21時間(充電ケース)
Bluetooth規格5.4
ドライバー径12mm
マルチポイント接続最大2台
防塵防水規格IPX56

Edifier R1のいいところ(購入メリット)

①本体だけで最大7時間の連続再生は充電の心配いらず

イヤホンの取り出し

使ってみて一番魅力的だったのは、イヤーカフ型であるにも関わらず、連続再生時間が7時間と長い点です。

競合機種であるSOUNDPEATS PearlClip Proは最大6時間、QCYのCrossky C30は最大5時間となっていますので、予算1万円以下で長時間使用する人にはEdifier R1がオススメです。

実際、3機種使ってみても、他の2機種は午後つけっぱなしで使用していると退勤するまでには「Buttery Low」のアナウンスが流れるのですが、この機種ではまだその音を聞いたことがありません。

たった1〜2時間の差ですが、ここまで体感が違うとは驚きです。

バッテリー
バッテリーサイズを比較

このように耳裏にくるバッテリー部分が大きいので、その分長時間使用することができるのでしょう。(SOUNDPEATS PearlClip Proよりも0.8g重いです)

1日中仕事で使う時も、トイレ休憩やお昼休憩の時にケースで充電するようにすれば、始業から終業までフルで使っても問題ないかもしれません。

ただし、耳を挟むタイプなので、痛みというほどではないにしろ、疲労感は少し感じますので、使わないときはケースにしまう方がいいでしょう。

ケース収納

ちなみにケース側は21時間分のバッテリーが搭載されているので、本体と合わせれば28時間の再生が可能。

15分の充電で本体に3時間分の急速充電が可能ですので、使わない時にこまめに充電すれば、めったに「Buttery Low」のアナウンスは流れません。(まだ聞いたことがない)

②オープンイヤー型&5.8gの軽さで運動中にもおすすめ

イヤホンの軽さ

イヤーカフ型の最大の魅力は、その軽さと快適性にあります。

Edifier R1は、片耳5.8gと非常に軽量で長時間使用しても耳が疲れにくく、ランニングやウォーキングなどの運動時に使用しても外れにくいです。

装着方法も耳に挟み込むだけなので手軽に使えますし、周囲の音もしっかりと聞こえるので、運動中や仕事中にも使いやすいです。

耳に当たる部分はエナメルのような素材になっているので、グリップ性がとても良く、動いてもズレたりすることはありません。

ただ、競合機種SOUNDPEATS PearlClip Proよりも0.8g重いので、軽さが最重要な方はそちらもチェックすることがおすすめ。

イヤホンケースのサイズ

ケースも比較的コンパクトでスタイリッシュ。

競合機種のSOUNDPEATS PearlClipと比べても縦横比率が違うだけでサイズ感や重さはそんなに変わりませんね。

③IP56の高い防塵防水性能で屋外使用も安心

IP56の防水機能

Edifier R1はIP56の防塵防水性能がありますので、お出かけ中に雨が降ってきても安心して使用することができます。

競合製品であるSOUNDPEATS PearlClip ProやQCYのCrossky C30はIPX5となっていますので、それらよりもEdifier R1の方が1等級高い防水性能であることがわかります。

水滴除去機能

また、専用アプリには排水機能が搭載されており、スピーカー部分を振動させることで入り込んでしまった水滴を外に排出することも可能となっています。

ウォーキングやランニングなど、屋外での使用を目的にする方には嬉しいポイントですね。

※IP56は粉塵や水による影響を受けにくい設計になってはいるものの、故障することを保証するものではなく、水没しても大丈夫というレベルではないので、できるだけ水がかからないように注意する必要はあります。

IPとは?IPXとの違いは?

IPとは日本工業規格・JISで定められた防塵防水に関する保護等級です。
防塵は0〜6等級、防水は0~8等級まであり、最大等級の場合「完全防塵・完全防水」となります。
そして、IP56の場合、防塵が5等級、防水が6等級のものであることを示します。

イヤホンの場合IPX5などという表記がありますが、この場合は防塵数字をX(計測なし)としているため「防水5等級のみ」ということを示しています。つまり、防水性能に関してはIP55とIPX5は同等であると言えます。

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Edifier R1購入前の注意点(もしかしたらデメリット)

①タッチセンサーの位置が独特で慣れが必要

イヤホンのタッチ操作

本体のタッチセンサーはスピーカー裏部分ではなく、リング部分になっている。

装着位置を調子する時もこの部分を触るので、位置調節の時に誤タップしてしまうことがありました。

ワンタップでの操作は基本的にないので、触るときはダブルタップにならないように気を付ける必要がある。

タッチの感度はアプリ側でカスタマイズすることができるので、感度を下げることである程度の誤タップは防げるようになります。

イヤホンのタッチ操作設定

タッチ操作は左右イヤホンに各「2回タップ」と「3回タップ」の4つ操作をカスタマイズすることができます。

誤タップがストレスな人は2回タップをOFFにして3回タップによく使うコマンドを割り当てるといいかもしれませんね。

装着検出機能

ちなみに、装着検出機能があり、外したら自動でOFF、再び装着したらONということも可能です。

また、装着しても再生は勝手にされない設定もあるのは気が利いていますね。

②少しクセのある尖った音、EQ側でマイルドにするのがおすすめ

詳しい音質については後述しますが、アタック音が強めの音になっています。

なので、音量を上げるとドラムの音などが少し耳を刺すように感じることがありました。

アプリのEQ側で中高域をカットしながら、低域をブーストするとちょうどよくなりました。

しばらく使っていくとエイジングもあるのかマイルドになっていく感じもあるので、最初は少し音量下げ目で聞いた方が耳に優しいかもしれません。

③バッテリー性能が高い分、長時間使い続けてしまう

連続再生時間が7時間と1万円以下のイヤーカフ型の中ではかなり優秀。

仕事で使うとしてもお昼休みに軽く充電すれば、それ以外ずっとつけていても問題ないほどです。

ただ、1日に5時間も6時間も装着していると、耳が当たっている部分の疲労感は多少ある。

痛いという他ではないものの、メガネをずっとかけていて鼻や耳上が疲れる感じのという感じ(程度の軽い版)です。

使わないときは外す意識でいれば普通に使う分には全く問題ないでしょう。

Edifier R1の音質評価

デフォルト音質はアタック音強め、低音は普通

音質の第一印象は「アタック感の強い音」でした。

ドラムのスネアやシンバルの中高域あたりの音域が強く、音量を上げていくと耳に刺さるような音です。

良くいうと迫力がありくっきりした音、悪くいうと耳が疲れる音という感じです。

しばらく使っていくと少しずつ丸みを帯びてきてフラットな音になってきた気がします。

SportifyのEQ画面

Sportifyなどのオーディオアプリでは、低音をしっかりブースト、中高音を中心にカット、高域と少しだけブーストすると好みの音になりました。

耳穴の近くに装着するか、離して装着するかによって音作りは変わってくるので、メインとなる装着位置を決めてからEQ調整をしていくことをお勧めします。

専用アプリのEQ設定は4種類からの選択式

アプリのEQ画面

Sportifyなどのアプリ以外にも、Edifireの専用アプリでもEQ設定をすることができます。

アプリ側では4種類のプリセットから音質を選ぶ形になります。

標準は「低音ブースト」となっていますので、もっと低音を抑えたい、高音やボーカルの抜けを良くしたいと思った方はこちらを触ってみましょう。

Edifier R1の付属品について

付属品
付属品
  • 充電ケーブル(USB Type-A to C)
  • 取り扱い説明書
    ※左の説明書は別商品のものでしたすみません

取り扱い説明書は、結構なページ数があるのである程度のことはこれで理解できます。

電源の入れ方、ペアリング方法、デバイス追加方法、操作方法、充電方法が書いてあります。

各セクションに対して20言語以上で記載されているので、みたい内容を絵柄で捉えて、日本語が書いてある場所を探す必要があります。

絵柄スペースの節約なのはわかりますが、日本語は日本語でまとめてほしい…

まとめ|家事中や運動中に使うスマホ用イヤホンに決定!

パッケージ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回はEdifierのR1というイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを使って感じたことをご紹介していきました。

このイヤホンの魅力はなんといっても「長い連続再生時間と防水性能」ですね。

イヤーカフ型の軽量で長時間使っても疲れにくいという快適性に加え、長時間使用でもバッテリー残量を気にせず使い倒せる点、家事や運動中でも周りの音がしっかり聞こえ、外れる心配も水濡れによる故障の心配も不要という点はアクティブにイヤホンを使いたいという方にピッタリな1品です。

私はSOUNDPEATSのPearlClipを使用していましたが、長時間使いやすいR1をスマホペアリング(家事中や運動中に使用)、PearlClipは仕事や映画鑑賞などに使うPC用として使い分けることにしました。

1万円以下でバッテリー残量を気にせず使いたいという方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事がイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの購入参考になれば幸いです。

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