【レビュー】電動ランバーサポート搭載LiberNovo「Omni」の正直評価|背骨のラインにジャストフィットする快適オフィスチェア

この記事では、電動ランバーサポート搭載のエルゴノミクスオフィスチェアLiberNovo(リベルノヴォ)「Omni(オムニ)」を実際に使って感じたメリット・デメリットをレビューしています。

長時間のデスクワークによる腰痛の対策として高機能チェアの購入を検討している方にとって、この「Omni」はお勧めできる選択肢です。

最大の特徴である電動ランバーサポートは、単なる腰当てではなく、背骨のラインに沿ってジャストフィットし押し上げてくれますので、座っているだけで自然と正しい姿勢を維持、疲労感も軽減してくれます。

本記事では、このオフィスチェアの座り心地や可動性能、デスクワークや仮眠・映画鑑賞まで幅広いシーンで利用して感じたことを徹底的に解説。

オフィスチェアで重要な剛性や静音性・通気性といった購入前の注意点も含めて、在宅ワークで長く使いたい高級オフィスチェアの座り心地を正直にお伝えします。

長時間デスクワークでの疲労軽減を真剣に考えている方は、ぜひ参考にしてください。

※この記事はメーカーから製品提供をいただき作成しております。記事の内容はメーカーからの指示ではなく、私の体験をもとにした忖度のない内容になっており、外部リンクから売上があっても当サイトには利益が発生しないものとなっておりますのでご安心ください。

目次

LiberNovo「Omni」とは?

製品の特徴

LiberNovo「Omni」最大の特徴は、電動で調整可能なランバーサポート(バッテリー駆動)。背中にしっかりフィットし、腰を安定させることで、長時間でも正しい姿勢を無理なく維持できます。座面とヘッドレストには高いクッション性を採用し、体圧を分散して快適性を向上させます。

また、最大160度まで深く倒れるリクライニング機能を搭載しており、別売りのフットレストと組み合わせれば、デスクでの本格的な仮眠も可能です。アームレストも前後・左右・角度・高さの多次元調節ができるクッション性のある設計で、作業中から休憩まで、ユーザーの動きに合わせた最適なサポートを提供してくれます。

価格は以下のようになっており、Makuakeで先行購入すると半額程度で購入することができます。

一般販売価格Makuake価格割引率
本体のみ171,600円87,500円49%
本体+フットレスト189,400円92,800円51%

詳細価格はMakuakeにてご確認ください。

デザイン・サイズ感を解説

デザイン:ファブリック素材のシンプル&スタイリッシュ

オフィスチェア

カラーバリエーションは、ミッドナイトブラックとスペースグレーの2色展開となっており、今回はミッドナイトブラックを提供いただきました。

ブラックとはいえ、全体的にグレーに近いカラーリングで統一されています。(写真だとよりグレーっぽく見えますね)

一般的なオフィスチェアに比べると背面は細身なので、正面から見るとシュっとした印象になっています。

チェア背面

背面はとてもメカメカしいデザイン。

8分割された樹脂パーツによって、背中を支える構造になっています。

全体的にグレーで統一されているので、ガジェット類のグレーと相性がいいですね。

質感:肌触りの良いファブリック素材と樹脂構造

ロゴ

座面・背面・ヘッドレストはファブリック素材になっており落ち着いた雰囲気があります。

ふわふわ感とサラサラ感のバランスがとても良い肌触りですね。

クッション

座面はファブリック地に柔らかいクッションが入っています。

多層構造クッションとなっていて、かるく手で抑えるだけでもしっかりと沈み込みます(座り心地については後述)

ヘッドレストの素材は浸水性スポンジ低反発フォームが使われており、座面より若干低反発気味になっていることがわかります。

背面素材もファブリック(表面)→スポンジ→弾性材と3層構造になっており、弾性材は旅客機のシートに使われるようなものを使用するなどこだわりを感じます。

アームレスト

アームレストはクッション性の高い素材になっていて、長時間作業もストレスを感じさせないつくりになっています。

高背面

背面部分の骨格構造は基本的にグレーの樹脂パーツでできていて、金属パーツ類はないです(内部にはあるかも)。

耐荷重は136kgとなっており、叩いてみてもコンコンと芯のある音がするほどに剛性は高く安心感があるように感じます。

安物オフィスチェアのような安っぽさや不安感は全くありません。

キャスター

キャスター部分も樹脂素材になっていますが、地面と設置する外輪部分は少しだけゴムっぽい素材になっており、床を傷つけたり、コロコロ音を軽減する構造になっています。

サイズ:背面がゴツさがあるが、正面からはスリムに見えるデザイン

サイズ

高さ130cm弱、横幅70cm弱とエルゴノミクスオフィスチェア特有のサイズ感はありますが、特別大きいという印象はありません。

背面のデザインがメカメカしいのでゴツく見えるかもしれませんね。

本製品は2サイズ展開となっていて、座面の奥行きと背面の高さ(座面上からヘッドレスト下まで)が異なります。

  • Mサイズ:座面奥行き45cm・背面53〜61cm(推奨身長153〜175cm)
  • Lサイズ:座面奥行き48cm・背面57〜65cm(推奨身長170〜190cm)
デスク正面

とはいえ背面デザインがかなりシュッとしているので、正面からの存在感が少ないのは在宅向けかもしれません。

WEBカメラからオフィスチェアが主張することもないですね。

体にフィットする可動箇所を解説

座面調整(高さ)

高さ調節

座面右サイドのレバーの前側(写真右)を上に持ち上げると座面を上下させることができます。

座面の高さは約44cm〜55cmの間で調節することができます。

身長170cmの私の場合、最下部にした際にちょうど膝が90度で足が少しだけ余裕を持って床に接地するので、小柄な人はフットレスト併用をお勧めします。

リクライニング(固さ・角度)

リクライニング
AIで顔を生成してみました

リクライニングの角度は最大160度まで傾けることができます。

普段使っているオフィスチェアは130度なので、それに比べるとほぼフラットのように感じ、体重の負荷が分散されていることを体感できます。

仮眠するならこれくらいリクライニングできると最高ですね。

リクライニング角度

座面右下のグリップを回すとリクライニングの反発力を調節することができます。

デスクワークで作業に集中したいときは反発力を強めて背中を支えてくれるように、仮眠や映画を見るためにリクライニングさせたいときは反発力を弱めて軽く体重をかけるだけで倒れるようになります。

反発力の調整は結構回さないと変わらないのと、割と力がいるので、頻繁に調節したい人は少し面倒に感じるかもしれません。(5段階のスイッチ式とかにしれくれれば嬉しい)

座面スイッチ

座面横の後方(写真左)のスイッチの角度を変えるとリクライニングの最大角度が変えられます。

105〜160度の間で4段階スイッチとなっており、あまり傾けず作業に集中したいときに便利です。

リクライニングの固さ調整が少し面倒と記述しましたが、リクライニングは柔らかめ(体重をかけると簡単に倒れる)の設定にしておいて、仕事に集中したいときはリクライニングを好みの角度に固定すると切り替えが早くて良いかもしれません。

ランバーサポート(上下電動)

本製品最大の特徴は、ランバーサポート(腰当て)を電動で調整できるところです。

写真のように前後に押してくれるだけでなく、上方向にも背中を押し上げてくれるので、背骨のライン全体にフィットするようになっています。

電動ランバーサポート

操作は左のアームレスト側面にあるスイッチでおこないます。

右ボタンで上方向に、左ボタンで下方向に。

左にあるボタンはストレッチ機能となっており、押し続ける限りランバーサポートを上下してくれます。

リクライニングした状態で使うと、デスクワークで疲労が溜まった腰の疲労をもみほぐしてくれます。

バッテリー

電源は座面左側面に専用バッテリーを差し込む構造になっています。

バッテリー容量は2200mAhとなっており、フル充電すれば最大1ヶ月使用できるとのことです。(1日1回のストレッチ+5回の腰位置調節を想定)

USB端子

座面を通して電源を取って背面部に流しているケーブルがあります。

伸縮パーツ

このサスペンションのようなパーツが電動で上下することでランバーサポートを押し上げてくれます。

駆動音はとても静かなので在宅ワークでは全く問題ないですが、オフィスの共有スペースでは目立つかもしれません。(そもそもサイズやデザインの方が目立ちます)

アームレスト(前後・左右・角度・上下)

アームレスト角度

アームレストは前後・左右・角度・上下の4方向に動かすことができます。

角度調節は写真のように内側45度に回転させられるので、タイピング時の手の角度に合わせることができます。

高さ調節も可動範囲が広いので、体格や姿勢に合わせてベストな位置が見つかります。

アームレストの左右位置は3段階の調節が可能です。(左右独立)

アームレストを持って内側または外側に押すとガッガッという音がして動きます。

ここだけパワープレー感がありますが、使用中に勝手に動かないようになっているのでしょうか。

ヘッドレスト(上下・前後)

ヘッドレスト

ヘッドレストは上下と前後の2方向に動かすことができます。(写真はMAX上&前にした状態)

上下はヘッドレストを持ってそのまま動かすタイプになっています。

ヘッドレスト前後調整

前後方向の調節は右側(切れ目のある部分)のスイッチを押した状態で前後させることができます。

座り心地・快適性をレビュー

クッションの柔らかさ:クッション性抜群の快適さ

クッション

分厚い多層構造のクッションになっており、クッション性が抜群に良いです。

適度に反発感もありますので、座っていても不安定さを感じることはなく、しっかりと支えてくれている印象です。

普段メッシュタイプのオフィスチェアに座っていると、クッション素材の快適さをとても感じます。

体へのフィット感:ランバーサポートが極上のフィット感&サポート感を実現

フィット感

正面から見るとあまりエルゴノミクス感はないのですが、過去一体にフィットしたオフィスチェアであることを感じます。

ランバーサポート

特に電動ランバーサポートのある背面部のフィット感は極上です。

単に腰部分を前後に押し出す一般的なランバーサポートではなく、背骨のラインにピッタリとフィットして背中全体を押し上げてくれるような感じになりますので、胸を張ったような自然と綺麗な姿勢で仕事をすることができます。

デスクワークによる巻き肩が気になっている人はぜひ一度試してみてほしいですね。

通気性:ファブリック素材ならではのデメリット

オフィスチェア

メッシュタイプのオフィスチェアに比べてクッション性やフィット感は良いものの、通気性に関してはファブリック素材ならではのデメリットとなります。

ファブリック素材の中で通気性が悪いというわけではないのですが、体全体にフィットする分、密着感が高く、背中の熱がこもってしまうことは否めません。

オプションでクーリングシートも販売しているそうなので、心配な方は一緒に購入すると良いかもしれません。

リクライニング性能:寝れる!ランバーサポートで体重を全体に分散できる

リクライニング

最大160度までリクライニングできるので、余裕で仮眠できます。

実際にリクライニングしてみると、ほぼフラットに感じます。

この角度とクッション性、ランバーサポートのフィット感の相乗効果によって、体重を全体に分散してくれるので、デスクワークで披露した腰・尻への負荷を柔らげてくれます。

また、リクライニング状態で電動ランバーサポートの「ストレッチモード」を使用すると、ランバーサポートが腰から背中を押し上げてマッサージしてくれます。バキバキに凝り固まった背骨がもみほぐされてとても気持ちいいです。

フットレストが本体にないので、仮眠に使いたい人は専用のフットレストをセット購入することをお勧めします。

詳細・購入はMakuakeから

気になるところ(購入前の注意点)

①メッシュより通気性は良くないので夏場の群れ対策は必要

通気性

ファブリック素材でクッション性がとても良い反面、メッシュ素材に比べるとどうしても通気性は劣ってしまいます。

冬場は暖かくてとても良いのですが、夏場はしっかり冷房を効かせておかないと蒸れる可能性があります。

背面がしっかり背中のラインにフィットするからこそ、熱がこもりやすいので、座面や服装に工夫が必要かもしれません。

②ヘッドレストとフットレストのクッションが少し薄い

クッション

ヘッドレストのクッション性は高いのですが、かなりの低反発なので、頭の体重をしっかり乗せると、後頭部が奥のプラスチック部分に当たる感触があります。(本当にわずか)

普通に使っていれば全く問題ないですし、違和感を感じるほどではないのですが、リクライニングでしっかりとヘッドレストに体重を預けたいという人は気になるかもしれません。

フットレスト

また、フットレストセットについてくるフットレストはこのようなものになっており、下部はデスクワーク時の足置き用(プラスチック)、上部はリクライニング時のお足置きとなっています。

2ウェイ仕様なのはとても便利で、デスクワーク時に少し足を上げられると太ももへの負担を軽減させられます。

クッション

気になる点としては、フットレスト側にはあまりクッション性がない点です。

軽くクッションが入っていますが、座面やヘッドレストほどの低反発素材ではないので、骨張った部位をのせると長時間は辛いかもしれません。

ふくらはぎあたりをのせて使う分には全く気にならないですね。

まとめ|クッション性やフィット感重視の人には特におすすめ

オフィスチェア

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はエルゴノミクスチェアLiberNovo「Omni」を実際に使用してみて感じたことをレビューしていきました。

電動ランバーサポートによって、背骨のラインにジャストフィット。自然といい姿勢を保ってくれるので疲労感軽減・猫背・巻き肩の対策には過去一のオフィスチェアだと感じました。

ファブリック素材ならではの高いクッション性や160度のリクライニングによって、長時間のデスクワークから映画鑑賞や仮眠など、幅広いシーンでの快適性が高いので、座り心地やクッション性を重視したい人にはおすすめできるオフィスチェアでした。

お値段が定価15万円越えと高級オフィスチェアの部類にはなりますが、品質も良く長期間愛用できる製品になっていますので、お値段以上の価値はあると感じました。(Makuakeで先行購入すると半額近くで購入できますので、気になる方はそちらをチェックしてみてください)

詳細・購入はMakuakeから

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