Morus V3のレビュー｜前モデルの気になる所が大幅改善！

この記事では「Morus V3 吸着式衣類スチーマー」を使って感じたことを、前モデルV6と比較しながら解説しています。

毎回アイロン台を出して、熱を入れて、服を整えて…そんな手間をぐっと減らしてくれるのがこのV3。ハンガーにかけたまま、吸着してピタッと固定、あとはスチームでサッとシワを伸ばすだけ。服を着る直前に使ってもOKなスピード感と手軽さが魅力です。

2025年6月スタートのクラウドファンディングに向けて、メーカーから提供いただいた実機をいち早く体験。前作V6と比べて何が進化したのか、実際に使ってみて徹底比較、使って感じたことを詳しくお伝えします。

ハンガーにかけたままシワ伸ばしって本当にできるの？V6と2種類あるみたいだけど何が違うの？とお思いの方の参考になれば幸いです。

Morus V3とは？製品の特徴とスペック

Morus V3は片手でスチームアイロンができる吸着式衣類スチーマー

Morus V3は、ハンガーにかけたまま衣類をアイロンがけできる吸着式衣類スチーマーです。

アイロンがけするとなると、アイロン台を出してきてスペースを取って作業する必要がありますが、この製品ならそういった手間は必要なく、衣類をハンガーラックなどにかけたままササっとシワ伸ばしすることができます。

前作Morus V6も使ってみましたが、アイロン台いらずでハンガーにかけたままシワ伸ばしできる点や埃や臭いの吸引ができるので、手軽に衣類を綺麗にすることができるのはとても便利でした。

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とはいえ、上記の記事にも書いた通りV6にも気になるポイントはいくつかありました。

今回紹介するV3は顧客の声を元に改良したモデルとなっています。

カタログスペック

サイズ	11.3×16.2×29.2cm
重さ	850g
カラーバリエーション	2色（ネイビー・ベージュ）
水タンク容量	350ml
ケーブル長	約180cm
電源	AC100V（50Hz/60Hz）
消費電力	900W

Yシャツのシワ伸ばしをやってみた

Before→After

こちらのYシャツで実験していきます。

ノンアイロンシャツなので、特別シワが目立つという印象はないですが、全体的に弛んだ印象です。

こちらがMorus V3で全体的にサラッとアイロンがけした結果です。

生地に張りが出たような感じがするの光沢感、白みが増したような印象です。（撮影時のフラッシュや撮影設定、写真加工時の明るさ補正は同じ状態にしています。）

作業時間は準備時間1-2分含めて5分程度、これだけ手軽に綺麗になるなら、大事な商談やデート、冠婚葬祭時などにはとても便利だと思いました。

Morus V3の使い方

Morus V3のお手入れ方法

お手入れは糸くずフィルター（写真上）の掃除と水タンクの乾燥（防カビ）が必要です。

フィルターはこのように取り外せるのでブラシ等で掃除すればOKです。汚れてきたら水洗いも可能なので、しっかり乾燥させて本体に戻すだけ。

水タンクはタンク内の水を排出してから、しっかりと乾燥させるだけです。（入り口が狭いので乾きにくいかも）

Morus V3使ってわかったいい所（メリット）

①忙しい時でも手軽にシワ伸ばしできる

水を入れてコンセントを入れれば、衣類をハンガーにかけたままシワ伸ばしできるので、おでかけ直前に衣類のシワが気になってしまった時でも手軽に使うことができます。

普通のアイロンだと、アイロン台とアイロンを引っ張り出してきて、床に広げてといった手間も場所も取る作業になるので、なかなか出かける直前は断念せざるを得ないですよね。

使い終わった後も、ケーブルだけ綺麗に束ねれば、置き場所も取らないので片付けの手間要らず。

忙しい朝でも使うことができます。

②シワ伸ばしだけでなく衣類の埃や臭いも取ってくれる

吸引とスチームの機能によって、熱によるシワ伸ばしだけでなく、衣類についた埃や糸くず、臭いも吸い取ってくれます。

エチケットブラシやスプレー式の消臭剤だけでは少し心配という時に、高温スチームが繊維の奥まで浸透し、細菌やダニを除去。汗やニオイの原因にもアプローチしながら、埃やペットの毛、ダニまで吸引してくれます。

一見綺麗に見える衣類でも、少しスチーム吸引するだけで糸くずフィルターには埃が溜まっていることがあるので、吸引力も申し分なし。

気軽にクリーニングに出しづらい、ジャケットやコートなどの日常的なクリーニングにもピッタリ。

飲み会終わりについたジャケットの匂い取りが気軽にできるのはとてもありがたい。

③自立するので転倒の心配がなく安心

本体がドライヤー形状にも関わらず、底面がフラットになっているので、使用しない時は自立します。

収納時に床面積を取らないのはもちろん、使用準備中に立てておけるのはとても便利です。

衣類に接するプレートが熱されている時に衣類交換や裏向ける時など、本体を床に置いて作業できます。

Morus V6と使い比べてわかった違い

①水タンクが大容量＆補給のしやすさもアップ

Morus V3は水タンクの容量が350mlと大きくなり、水補給に使う注ぎ口が広くなっています。

これによって、連続使用時間が長くなり、水補給の際も水道から直接注ぎやすくなっています。

以前のモデルは170mlと水タンクが小さく、ジャケット1-2枚のアイロンがけをするとすぐに水切れしてしまうことが気になる点でした。

今回使用してMorus V3は350mlと倍以上の水タンク容量となっているので、数枚の衣類なら水補給なしでシワのばしできます。

今作は出力するスチームの量が前作より控えめになっているので、その点も連続使用時間に影響しているような気がします。

旧モデルは水の注ぎ口が小さく、水道から直接水を注ぐことが難しかったです。写真のように付属のジョウゴを添えてあげないと注ぎにくいというものでした。

今作、Morus V3は注ぎ口が1.5cmほどに大きくなっているので、ジョウゴなどは不要で水道から直接水を注ぎやすくなっています。

②スタンドなしで自立する

Morus V3は底面がフラットな構造になっているので、予熱中や対象衣類の交換の時に本体を置きたい時もそのまま床置きすることができます。

前作は水タンクが丸型のドライヤー構造になっていたので、床置きしたい時はスタンドが必要で少し手間に感じました。

Morus V3は、水タンクを取り出してもフラット構造なのは変わらないようになっているので、水補給中も自立させて置けるのでとても便利です。

アイロンは衣類の設置面が熱くなるので、設置の際の安定感もすごく重要ですね。

また、自立式によって収納時も床面積を取らないのもとても優秀です。

場所を取るからという理由でクローゼットなどにしまっておくと、そのまま億劫になって使わなくなることがあるので、いつでも取り出しやすい位置に収納できるというのは、日常使いする上でとても重要だと感じました。

③アイロン跡が残らない

前作Morus V6のアイロンがけで気になった点といえば、上の写真のようにアイロンがけした際に、うっすら跡が残ることでした。

この原因は、吸引口の形状と吸引力の強さでした。

吸引力は調整できるので、弱にすれば跡が付かなかったのですが、それを知らずにアイロンがけしてしまうと、吸引口の形状に合わせて跡が残ってしまっていました。

今作、Morus V3では吸引の強さは調節できず、跡が残らない程度の適切な吸引力になっています。

また、上から下にアイロンがけしていくことを考慮して、下半分で吸引した後にスチームでアイロンがけするように仕様変更されているので、より跡が残らないようになっています。

④使用後の掃除のしやすさが向上

今作、Morus V3は衣服から吸引した埃や糸くずを掃除しやすいよう仕様変更されています。

上の写真は本機の吸引下部のダストボックス部分、内部にフィルターがあるのがわかります。

前作、Morus V6は本体内部にフィルターがあり、掃除する際はカバーを開けてブラシなどで直接フィルターの掃除をする必要があり、水洗いなどはできません。

新作のMorus V3はダストボックスを本体から取り外すことができます。

そのため、掃除が楽になるだけでなく、水洗いにも対応しているので、とても衛生的。

ダストボックスからゴミが溜まるフィルター部分だけ取り外すこともできるので、日常的な掃除はここをブラシやウェットティッシュで綺麗にするだけでもOKととても手軽になりました。

Morus V3使ってわかった気になる所

①折りたたみできず持ち運びや収納性は高くない（自立させれば省スペース）

前作同様、折りたたんだりすることはできないので、収納時の場所はある程度取ってしまいます。

なので、出張や旅行に持ち運ぶという使い方はあまり現実的ではありません。

ただ、Morus V3は自立する構造になっているので、立てておけば収納面積を取って邪魔になってしまうということはありません。

いつでも取り出せる身近な場所に置いておけるというはとても便利ですね。

②水タンクが乾きにくい構造（今の所カビ臭さはない）

カビ防止の観点から、使用後は水を全て排出して乾かしておくことが推奨されています。

前作に比べれば、注水口が一回り大きくなったのですが、それ以外の通気口がないので、しっかり乾燥させないとカビの心配があります。

基本的には綺麗な水しか入れないので、そうそうカビることはないと思いますが、水タンクをガバッと開閉して乾かせる構造だったら安心できるなと思いました。

まとめ｜前作の「おしい」が改善された集大成感

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は「Morus V3 吸着式衣類スチーマー」を実際に使ってレビューしていきました。

前作、Morus V6と比較して感じたのは、V6を使って感じたユーザーの声が新作の改善にしっかりと反映されている点。

アイロンがけの手軽さや準備や手入れの手間まで、細かな気になる点が改良されていました。

手軽にアイロンがけするためのスチーマー購入を検討している人であれば満足できる品質になっています。

仕事やデートなどの前に、気軽に身なりを綺麗にしておきたい方にはぜひ使っていただきたいアイテムでした。