Keychron K3 Max(US/赤軸)のレビュー|薄型コンパクトな静音メカニカルキーボード

Keychron K3 Max(US/赤軸)のレビュー

この記事では、Keychron K3 Max(US配列・赤軸)を購入、実際に使用って感じたことをレビューしています。

Keychron K3 Maxはメカニカルキーボードでありながら、ロープロファイルに対応した薄型でコンパクトな75%キーボードです。

今までLogicoolのパンタグラフ式の60%キーボード「MX Keys mini」を使っていた私ですが、今回メカニカルキーボードに挑戦。

メカニカルキーボードの心地よい打鍵感とロープロファイルで長時間使用しても疲れにくく、以前使用していたメカニカルキーボードとは全くの別物で大満足の買い物となりました。

今回は自腹で購入したからこそ言える、いいところ・気になるところをユーザー目線で解説していきます。

※この記事は筆者が自腹で購入して作成していますが、記事内にはアフィリエイトリンクを含みます。

目次

Keychron K3 Maxとは?

Keychron K3 Maxの特徴

keychron K3 Max
製品の特徴
  • コンパクトな75%キーボード
  • リストレスト不要な薄型メカニカル
  • 3段階の角度調節が可能
  • フレームレスで無駄のないデザイン
  • Bluetooth、2.5Ghz、有線接続の3接続

Keychron K3 MaxはKeychronから発売されている75%メカニカルキーボードです。

ファンクションキーがありテンキーレス、フレームレスも相まってコンパクトで使いやすいサイズ感。

メカニカルキーボードならではの心地よい打鍵感を感じることができます。

また、ロープロファイル設計によってメカニカルキーボードでありながら、厚さ1.5cmと薄型。

リストレストなしでもタイピング疲れしにくいという特徴があります。

Keychron K3 Maxのカタログスペック

メカニカルキーボードのスペック
価格(公式サイト)税込17,228円
サイズ30.6 × 11.6 × 1.5 cm
重さ約525g
キー数84個
対応OSiOS、Windows、Android
接続方式Bluetooth 5.1、2.5Ghz、有線接続の3接続
Bluetoothマルチペアリング最大3台

私が購入したのは静音性の高い赤軸(+US配列&白バックライト)

赤軸

Keychron K3 Maxには「軸・配列・バックライト」の3つを選ぶことができます。

軸は赤・茶・青の3種類で打鍵感や打鍵音を好みのものにできます。

また、配列はUSとJIS、バックライトはホワイトとRGBからそれぞれ選ぶことができます。

私が購入したのは、赤軸(静音性が高い)・US配列・白バックライトのものです。

選択肢によって在庫の有無や価格が異なりますので、購入の際に参考にしてください。

Keychron K3 Max(赤軸)の良いところ

①無駄のないフレームレスデザイン

フレームレスキーボード

何といってもこのキーキャップギリギリの無駄のないデザインがかっこいい。

普通に使う分には特にデメリットはない。

ベゼルレス

横から見るとこんな感じで、キー内部が丸見え。そして薄い。

縦にしてトントンとやれば中のゴミは取り除けるし、エアダスターがあれば気軽に内部の掃除も可能で衛生的。

②スコスコ打鍵感と静音性の好バランス

打鍵感

メカニカルキーボードならではのスコスコとした打鍵感がすごく気持ちいい。

今回私が購入したのは、静音性が高い赤軸。

静かなオフィスで使えるほどの静音性はないにしても、リモートワークであればストレスを感じないレベルではある。

ただ、WEB会議や電話をしている相手にタイピング音が聞こえてしまうが、それは仕方がない。

スペースキーの安定

スペースキーは3点で支えているので打鍵時の安定感も申し分ない。

③リストレスト不要で打ちやすいロープロファイル

ロープロファイル

メカニカルキーボードというとパンタグラフ式と比べて厚みがあるため、多くのユーザーはリストレストを併用していることがあります。

ただ、K3 Maxはロープロファイル設計のためとても薄く、リストレストなしでも快適にタイピングすることができます。

昔スタンダードなメカニカルキーボードを使っていた時期があったのですが、その時はキーボードが厚く、ストロークも深いため仕事で一日中タイピングすると手や指の疲労感がかなり大きかったんですよね。

それがほとんどないのはロープロファイル設計のメリットだと感じました。

スタンド

スタンドは2段階になっているので好みの角度をつけることができます。

キーボードの角度

ある程度の角度があるととても打ち心地が良いです。(写真は最大角度)

尊師スタイル

裏面には5点のグリップが付いているので、とても安定感がある。

デスクにおいてもキーボードが滑ってしまうことはないし、Macbookのキーボード上にキーボードを置く「尊師スタイル」もキーに干渉することなく普通にできます。

④実用性とコンパクトさのバランスが良い75%サイズ

65%キーボード

K3 Maxはテンキーレスの75%キーボードになっています。

個人的に75%サイズはファンクションキーなど必要なキーは揃っていながら、コンパクトなサイズ感でちょうどいいと感じます。

キーボードとマウスの距離

テンキーレスであることで、トラックボールを真横に配置できます。

マウスとキーボードの移動負担が軽減できるのですが、フレームレスである分、さらに近くに配置できますね。

欲を言えば、一番右の縦一列は使わないので、その分コンパクトだったら最高でした。

⑤有線・2.5GHz・Bluetoothの3種類の接続が可能

接続方式

K3 Maxは、有線(USB Type-C)・レシーバー(2.5GHz)・Bluetoothと3つの接続方式が可能。

有線接続

普段はBluetoothや2.5Ghzでワイヤレス接続しながら、ゲームなどの反応速度が求められるシーンでは有線接続するなど、スイッチ一つで利用シーンに合わせた方式で操作が可能です。

Bluetoothの規格は5.1ですが、特に遅延を感じることはないですし、立ち上がりもスムーズなので、仕事で使う分には申し分ないです。

マルチペアリング

Bluetoothの場合、最大3台のデバイスとペアリングすることができ、Fn+1〜3のキーでペアリングデバイスを切り替えることが可能です。

iOSとAndroidに対応しており、こちらも上部のスイッチで簡単に切り替えることができます。

Keychron K3 Max(赤軸)の気になるところ

①最右端の列は使用頻度が少ないのでいらなかった

最右端のキー

以前使っていたMX KEYS mini(65%キーボード)とK3 Max(75%キーボード)では最右端の縦一列の有無が異なる点です。

Page up/down、home、endなどのキーがありますが、もともと65%キーボードに慣れていると使うきっかけがあまりないです。

強いて言うなら、スクロールするためにマウスまで移動する手間が減りそうというレベルでしょうか。

下矢印でもスクロールはできますが、Page up/downの方が移動速度は速いです。

このメリット程度であれば、1列削除してコンパクトにしてもらった方がメリットは大きいかなと感じました。(軽くなるだけでなくマウスとの移動距離が短くなる)

②矢印キーがもう1マス左に欲しかった

キーボードとマウス

K3 Maxの矢印キーは最右端に設置されているので、EnterキーやShiftキーの真下にあるMacbookや65%キーボードに慣れていると1マス分右にある感覚になります。

2週間程度使うと慣れてくるのですが、最初のうちは右矢印が遠く感じたり、ミスタッチしてしまうことがあります。

③パンタグラフ慣れしているとストロークの深さに慣れない

打鍵感

これは全てのメカニカルキーボードに共通して言えることなのですが、パンタグラフ式の浅いストロークに慣れていると、メカニカルキーボードの深いストロークに違和感を感じます。

物理的に指の上下の動きが大きくなるので、人によっては疲れを感じるかもしれません。

この辺りは、打鍵感とのトレードオフな部分になるので、メカニカルとパンタグラフのメリット・デメリットを理解した上で購入することが大切です。

メカニカルのデメリット
  • 打鍵音が大きい(周囲の迷惑になることも)
  • ストロークが深い(指の疲れになるケースも)

Keychron K3 Max(赤軸)の同梱物と説明書

同梱物一覧

同梱物
同梱物
  • 有線接続用ケーブル(USB-AtoC)
  • 取り扱い説明書
  • クイックスタートガイド
  • 交換用キーキャップセット
  • Type-AtoC変換アダプター
  • Type-A 2.4Ghzレシーバー
レシーバー

レシーバーはType-A端子なので、Macbookに接続する場合は変換レシーバーに接続してC端子のケーブルでMacbookに繋ぐ必要があります。

キーキャップ

また、交換用キーキャップにはカラーチェンジ用のキーとWindows用のキーキャップが入っています。

交換用キーキャップ一覧
  • Enter(オレンジ)
  • esc(グレー)
  • alt×2
  • win×1
  • lock×1
keychron K3 Max

デフォルトのキーキャップはEnterがグレー、escはオレンジとなっています。

オレンジキーキャップ

Keychronらしいオレンジ色を強めたいのであれば、Enterもオレンジにすることができる。

グレーキーキャップ

全体の統一感を大切にしたいのであればescをグレーに変えてグレー1色(濃淡はあるが)にすることもできます。

キーキャップ交換

キーキャップは専用工具で上に引き上げれば簡単に取り外せるので、慣れていない人でも問題はないです。

取り扱い説明書は日本語対応

取り扱い説明書は、前半が日本語・後半は英語となっているのでとても読みやすい。

日本語も比較的自然な文章となっているので、読んでいて意味がわからなかったり、読みづらいと感じることはありませんでした。

ページ数も十分にあるので、よくある「詳しくはWEBで」的な簡略的なものでないのも親切だと感じました。

まとめ|買って損はない心地よい打鍵感と操作性

キーボード

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はKeychron K3 Maxを購入して感じたことをレビューしていきました。

超人気パンタグラフ式キーボード「MX Keys mini」からの乗り換えということで、ある程度の不便さは覚悟していましたが、想像以上に満足できるメカニカルキーボードでした。

コンパクトで打鍵感が心地よいメカニカルキーボードが欲しいと考えている人なら買って後悔はない商品でしょう。

購入の際は、メカニカルキーボード自体のデメリットを正しく理解した上で、キー配列(JIS or US)や軸色(打鍵感が変わる)を好みに合わせて最適なものを選んでいただければと思います。

この記事が購入検討をしている方の参考になれば幸いです。