この記事では、Narwal Freo(ナーワル フレオ)という吸引・水拭きハイブリッドなロボット掃除機を在宅ワークスペースで使用し、レビューしています。
モップで水拭きできるロボット掃除機が欲しいんだけど、モップの手入れがちょっとめんどくさいから考えちゃうよね。
Narwal Freoってロボット掃除機ならモップの洗浄や乾燥まで自動でやってくれるらしいけど、実際どうなんだろう?
そんな方のために、今まで8台のロボット掃除機を使用してきた私が、ユーザー目線でレビューしていきます!
今回、NARWALさんから「一度使ってみて感想を教えてください」とのことで製品提供をいただきましたので、実際にNarwal Freo使ってみて感じたことをご紹介していきます。
良いところも気になるところもご紹介していきますので、購入時の参考にしてみてください。
結論「予算が問題ないなら購入の価値あり!モップの自動洗浄は最高!!!」です。
- 全自動でモップの洗浄・乾燥をしてくれて楽&衛生的
- レーダーの性能が高く短時間で掃除が完了する&衝突しにくい
- 吸引力が高いのに静音性が高い
- 専用洗浄液が高い
- 我が家のベッド下には入れなかった
- 洗浄・乾燥のため数十分音が鳴り続ける
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Narwal Freoとは?特徴・スペック
Narwal Freoの特徴
- 吸引+水拭き(モップ式)のハイブリッドモデル
- モップの「洗浄・乾燥・洗浄液投入」が全自動で衛生的
- 超静音設計(最小53dB)
- カーペット対応(床材を認識してモップを自動リフトアップ)
- Freoモードでワンクリックでおまかせ掃除開始
- スマホを開かずにタッチパネルでも操作可能
- 壁際までキレイにできるテールスイング技術
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
Narwal FreoはNARWALが販売する吸引・水拭きハイブリッドなロボット掃除機です。
特に特長的なのは、水拭き完了後に自動でモップを洗浄・乾燥させてくれる機能を搭載していること。
モップ搭載の水拭きロボットは、掃除後に手入れしないとカビの繁殖リスクがあるので、ズボラな人間には合わず、今まで手を出してこなかったのですが、これならお手入れも全自動とのこと。
吸引性能も高性能なセンサーと3,000Paと強力な吸引力を兼ね備えたハイスペックなものとなっています。
お値段は結構しますが、吸引ロボと水拭きロボを両方購入したと思えば全然買う価値ありです!
公式サイトはこちら
Narwal Freoのカタログスペック
価格(公式サイト) | 144,800円(税込) |
本体サイズ | 350×351.5×106 mm |
本体重量 | 4.5kg |
ステーションサイズ | 370×415×435 mm |
ステーション重量 | 8.75kg |
吸引力 | 3,000Pa |
最大稼働時間 | 180分(吸引/水拭き) |
ダストボックス容量 | 480ml |
カラーバリエーション | 1色(白) |
- Narwal Freo本体
- ステーション
- 電源ケーブル
- 専用洗浄液
- タンク用スポンジ
- 取扱説明書
到着時の梱包サイズは17.5kgなので、配送会社に送ってもらいたいサイズ感です。
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本体の外観レビュー(デザイン・質感・サイズ)
【デザイン・質感】スタイリッシュで近未来的なデザイン
ツヤっとしたクリアホワイトのボディでシンプルなデザインになっています。
デザインは今使っているSwitchBotのK10+によく似ている。
上面のボタンは電源ボタン一つだけととてもシンプル。
NARWALのロゴもシンプルでかっこいい。
上面には出っ張りがあります。
ここからレーザー光線は出てマッピングをしてくれるとのこと。
本体側面のバンパー部分にも障害物検知センサーと赤外線センサーが付いています。
後方には充電端子と排気口があります。
本体上面をオープンにするとダストボックスがあります。
ダストボックスは480mlの容量なので、毎回捨てる必要はなさそう。
捨てる時もボタン一つで底面がパカっと開き、ゴミが落ちます。
裏面はこんな感じで吸引用のブラシと水拭き用のモップが搭載されています。
ブラシは左右に一つずつ搭載されているので、1度の移動で広範囲のゴミが拾えるようになっています。
本体中央のブラシで拾ったゴミを吸引していきます。
ここに関しては一般的なロボット掃除機と同じように感じます。
モップは本体後方に2つ搭載されています。
形が三角形になっていて左右のブラシが噛み合うことでムラなく掃除できるとのこと。
自動洗浄の機能に自信があるからこそ、ブラシに色はつけずにホワイトにしているそうです。
ホイールには凹凸+滑り止めがついているので、濡れると滑りやすいフローリングなどの上でも走行できるようになっています。
指で押すとサスペンションが効いているので、多少段差なら乗り越えてくれます。
【サイズ】使い勝手の良いスタンダードなサイズ感
直径約35cmというルンバなど一般的なサイズ感で、ティッシュケースより一回り大きいくらいの幅です。
現在使用しているSwitchBot K10+は25cm以下とかなりコンパクトなモデルなので、それに比べると大きく感じます。
K10+はブラシが片方しかついていないので、1回の走行で吸引できる面積も小さいです。
高さは、上部のセンター部分まで含めて10.6cmなので、それより大きな隙間なら入っていってくれます。
K10+(9.2cm)と比べると少し高いですが、そこまで気にするほどのサイズではなさそう。
ステーションの外観レビュー(デザイン・質感・サイズ)
【ステーション】未来的なデザインでインテリア性が高い
本体同様、シンプルでツルッとした未来的なデザイン。
どこかベイマックスを思い起こすフォルムです。
高さ43.5cmと膝丈くらいのサイズ感、大きくはあるものの、そこまで主張するデザインでもないので、インテリア性能としては特に気になるものではありません。
背面に電源ケーブルを差し込んだらすぐに使えいます。
上部にあるモニターはタッチパネルになっていて、吸引や水拭きの操作をステーション側で行うことができます。
上部のフタを開けると中にはモップ洗浄用のタンクが搭載されています。
ステーション内にゴミ集積はできないので、本体側のダストボックスをこまめに捨てる必要があります。
使用感のレビュー(初期設定・吸引掃除・水拭き・手入れ)
【初期設定】スマホアプリに接続して案内に従ってマップングするだけ
初期設定はスマホアプリと連携して進めていきます。
アプリをダウンロードして、まずはBluetoothで接続、その後にWi-Fiと接続していきます。
接続時にアクティベーションコードを本体側から取得して、それを入力するという形なので、セキュリティ面での安心感があります。
高性能だからなのか、過去に使ってきたルンバやSwitchBotに比べるとスマホアプリが複雑に感じます。
こういったアプリに慣れている人ならいいですが、親世代などデジタルに疎い人へのプレゼントには向かないかも。
マッピング開始すると2LDKの我が家なら数分で完了します。
マッピングの精度はめちゃめちゃ高い。
レーダーでおおよその距離感を測ってくれるので、ゴツゴツ壁に衝突しながらマッピングということもありません。
マッピングが完了したら、部屋ごとに仕切りと部屋名を設定して、部屋指定の掃除が可能になります。
侵入禁止エリアや水拭き禁止エリア・吸引禁止エリアなど、モードごとに侵入禁止エリアも設定できるので、カーペットの上は水拭きしないようにしたり、ペットエリアは侵入しないようにしたりすることができます。
【吸引掃除】吸引力が強いのに静音性が高い
今使っているSwitchBotの「K10+」の吸引力が最大2,700Paなのに対して、Narwal Freoの吸引力は最大3,000Pa。
実際使ってみても吸引力がしっかりあることを実感することができ、掃除後に埃や髪の毛などのゴミが床に残っていることはほとんどありません。
静音性に関しては、掃除:53dB~63dB、水拭き:48dB、掃除&水拭き:57dBと吸引力に対してはかなり静かだと思います。
吸引力を控えめなモードにすると、ほとんど音がしないくらいに静かです。
特許技術「テールスイング」でお尻を振りながら走行することよって、隅々のゴミまで掻き出すように掃除することができます。
部屋全体の走行回数を1回・2回・3回と指定できるので、念入りに掃除したい時は2回走行に設定します。
吸引掃除中や水拭きの過程でカーペットの上を走行するときは、カーペットを濡らさないようにリフトアップしてくれます。
自動で床材を判断してくれるのはとてもありがたい。
もちろん、アプリ設定で侵入禁止エリアや水拭き禁止エリアを設定できるので、そもそも入り込まないようにすることも可能です。
【水拭き】モップ洗浄だからこその丁寧な床磨きでツルツル
本体後方についた回転する2つのモップが床をゴシゴシ磨いてくれます。
愛用していたSwitchBot K10+も水拭き機能はありましたが、クイックルワイパー的な水拭きシートで走行するだけだったので、磨いているという感覚はありませんでしたが、これはゴシゴシ磨いで汚れを落としてくれます。
床にこびり付いた汚れも落としてくれるので、かなりピカピカになります。
ステーションに搭載されたフロアクリーナーのボトルから洗浄液がモップに随時注がれるので、洗剤で汚れを落とすように水拭きが可能。
モップを細菌の繁殖などから守ってくれます。
レモン&バジルの香りなので、お部屋を爽やかな香りにしてくれます。(そんなに漂うほどの匂いではないので、匂いに敏感な方でも大丈夫なレベル)
専用洗浄液で1本3,180円もするのはランニングコスト的に気になりますが、これがなければ掃除できないというものでもないです。
汚れの検知機能が搭載されているので、汚れの度合いに応じて自動で2度拭きしてくれます。
水拭きが必要な汚れって結構こびり付いているケースも多いので、ケースバイケースで判断してくれるのはありがたい。
【お手入れ】モップの自動洗浄&乾燥機能でカビ対策も万全
一般的なモップ搭載モデルのネックといえば、水拭きしたモップがカやすいということ。
Narwal Freoは水拭き後、ステーションに戻ると自動でモップの洗浄と乾燥をしてくれます。
これによって、モップがカビたり細菌が繁殖することを防いでくれます。
本体の収納部分の底面は空気穴の空いたトレーになっています。
このトレー内に洗浄液と水で洗浄、40度の熱風を循環させることで乾燥させてくれます。
ステーションの上部にあるフタを開けると、中には2つのタンクが搭載されています。
色の付いている右側が綺麗な水を入れるタンク、左側がモップを洗浄した後の汚れた水が溜まるタンクです。
6Lのタンクになっていて、水道水を入れて収納するだけなので、手間はかかりません。
1回の洗浄で結構な量を使うので、フル給水しても数回に1回は補充が必要です。
ちなみに汚水タンクは結構黒くなります。(見せられない)
同梱物にあった2つのスポンジは、タンク内の給水チューブの先端に装着するものでした。
タンク内に不純物があってもステーションを壊さないためのものでしょう。
洗浄液はタンクの手前側に設置するようになっていますので、自動で洗浄時に注がれます。
使って感じたNarwal Freoのメリット(いいところ)
①自動洗浄なのでズボラ人間でも手入れが楽
モップでの水拭きは便利ではあるものの、加湿器のように手入れをしないと、カビなどの原因になってむしろ不衛生になってしまう、ズボラ人間が買うべきではないものの一つ。
ただ、Narwal Freoなら水拭きの洗浄・乾燥は自動でやってくれるし、専用クリーナーで除菌・抗菌してくれるので、その心配がありません。
②レーダー性能が優秀で掃除に無駄がない
本体上部や側面に搭載されたレーダーやセンサーで位置関係を正確に把握してくれます。
この精度がかなり高いので、マップングや掃除の時の無駄がほとんどなく「本当に掃除した?」というくらい早い。
掃除中はそのエリアにいると掃除の邪魔になってしまうので、別の部屋にいるようにしているのですが、その時間は短いということで、生活の邪魔にならないのはありがたいです。
また、一般的なロボット掃除機は隅々を掃除するために、壁にぶつかりながら掃除するのですが、衝突が少なく衝突音が周囲に住む人の迷惑になることもありません。
③詳細設定で侵入禁止・吸引禁止・水拭き禁止の設定ができる
「カーペットは水拭きしたくない」
「ペットエリアは吸引して欲しくない」
「ケーブルが多いところは入って欲しくない」
ロボット掃除機を使う上で、掃除したくない環境があっても、エリア設定することができます。
モードごとの侵入禁止設定ができるので、必要なところはしっかりと掃除可能です。
④パワフルかつ静音性が高い
最大3,000Pa吸引力があるので吸引力は全く問題ありません。
吸引力は「静音」「通常」「強力」の3つから選べますので、利用シーンに合わせて最適化できます。
静音モードにするとほとんど吸引音が聞こえないくらいに静かになりますが、髪の毛や埃程度なら吸引してくれます。
使って感じたNarwal Freoのデメリット(気になるところ)
①専用洗浄液が3.180円と高い
モップを自動洗浄してくれるのはとても便利なのですが、洗浄の際に使う洗浄液(930ml)が3,180円と結構なお値段がします。
ステーションに直接ボトルを装着するタイプなので、別の洗浄液や洗剤などはボトルのサイズが合わずおそらく使えない。(このボトルに詰め替えて壊れても責任は取れない)
どれくらいのペースでこのボトルの購入が必要なのか次第でランニングコストが決まります。
ちなみに換えのモップは1ペア1,980円と意外に安い。
②我が家のベッド下は掃除できなかった(高さ注意)
高さ10.6 cmと一般的な高さではあるものの、たまたま我が家のベッド下のスペースがそれより低かったのです。
今まで使っていたSwitchBot K10+はギリギリ下を通れたのですが、Narwal Freoは通れず。
購入の際は、ご自宅のソファーやベッドの下の高さを測ることをおすすめします。
③四隅は水拭きできないので手動掃除が必要
丸型の本体に回転式のモップであるため、部屋の四隅まではモップが届きません。
そのため、四隅をきれいにしたい時はクイックルワイパーなどで水拭きする必要があります。
どうしてもロボットに任せたいのであれば、iRobot系の四角い水拭き専用ロボットを購入するという手もありますが、吸引はできないので、2台持ちになることになります。
④水拭き後の洗浄が長く、ある程度の音がする(水道水レベル)
水拭き後、ステーションに戻ると自動で洗浄が開始されます。
タンクにある水と洗浄液でモップをジャブジャブと洗っていくのですが、丁寧に洗う分、数十分は水洗いの音がします。
洗濯機や皿洗いをする時の水音に比べれば全然静かなのですが、何かの作業中にリビングで音がするのが苦手な人は注意が必要です。
また、乾燥もかなり丁寧に行うので、風が循環する音が一定時間します。
乾燥の音量は洗浄より静かなので、特に気にするレベルではないですが、一定時間音がすることだけ理解が必要です。
まとめ|価格以上の価値あり!長期使用時のコストに今後注意
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、ロボット掃除機「Narwal Freo」をレビューしていきました。
スタイリッシュなデザインやセンサー精度、吸引力・静音性というロボット掃除機としての機能性は文句なし。
その上、水拭き用のモップを自動で洗浄・乾燥まで自動でおこなってくれるのは、手入れが苦手な私にはありがたい機能。
モップタイプの水拭き掃除機は、小まめに洗浄しないとカビが生えたりするので避けていましたが、自動でやってくれるのであればあって損はないアイテムです。
専用洗浄液がちょっと高いので、そこだけ注意が必要ですので、購入前に確認いただけるとよいかと思います。
いつもきれいな床に保っておきたい人にはおすすめできるロボット掃除機です!
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