ACEFAST「Crystal(2) T8」のレビュー｜発光イヤホンはサウンドもパリピだった

この記事ではACEFASTのワイヤレスイヤホン「Crystal(2) T8」のレビューをしています。

この記事はこんな方にオススメです。

そんな方のために、ACEFASTの「Crystal(2) T8」を実際に使ってみた感想をご紹介いたします。

透明でLEDが点灯するボディ、フタを開けずとも取り出せるスタイルということで、TikTokでも注目されているワイヤレスイヤホン。

今回、メーカーさんから製品提供をいただきましたので、忖度のない感想をしっかりとお届けできればと思います！

先に結論をお伝えしておくと、ギミックやデザインだけでなく、音質も大切にしていることは伝わってくるプロダクトですが、音質最優先という方にはあまりオススメしません。

ただ、持っていてワクワクするワイヤレスイヤホンであることは間違いありません。

実際どのようなワイヤレスイヤホンなのか、1ユーザーの感想として参考になれば幸いです。

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ACEFASTの「Crystal(2) T8」とは？

ACEFASTの「Crystal(2) T8」の特徴

音質やノイズキャンセリング機能などが主語としてPRされがちなワイヤレスイヤホンの中で、異彩を放つようなデザイン性、内部のデジタル基盤剥き出しのクリスタルデザインが好きな人はもちろん、ゲーミング環境のような発光デザインが好きな人にもピッタリですね。

ACEFASTの「Crystal(2) T8」のカタログスペック

サイズ（ケース）	5.1×5.74×2.4cm
重さ（ケース含む）	270g（イヤホンは11g）
充電端子	USB Type-C
最大再生時間	30時間（イヤホン7時間）
Bluetooth	5.3（対応コーデックAAC/SBC）
ノイズキャンセリング機能	通話時のみ
カラーバリエーション	6色（黒・白・青・緑・桃・紫）
Amazon価格	8,999円（税込）

サイズは一般的なワイヤレスイヤホン同等ですが、耳に装着するイヤホン部分は11gと非常に軽量です。

連続再生時間もイヤホン単体で7時間あるので、ライトユーザーには十分ではないでしょうか。

カラーバリエーションは6色ありますが、今回は黒（紫LED）をご提供いただきました。

ACEFASTの「Crystal(2) T8」の開封レビュー（サイズ・デザイン）

かなりしっかりしたパッケージに期待高まる

コーティングされたパッケージに分厚く頑丈な梱包がされています。

開封してしまえばただの箱ですが、開封時のワクワク感においてパッケージはとても重要ですね。

箱の中身は保護ケースまで1セットに

箱の中には、本体や説明書以外にも、専用のシリコンケースやストラップも同梱されています。

首からぶら下げてファッションアイテムとしても使えますね。

透明で基盤が丸見えのデジタルデザインなボディ

中の基盤が丸見えのクリスタルなデザイン。

昔懐かしの「たまごっち」を思い出します。

上から見ると、両サイドにイヤホンが剥き出しで刺さっています。

イヤホンケースに蓋がなく、直接収納・取り出しできるタイプ。

イヤホンのヘッド部分を指でサイドに引っ張ると取り外せる形になっています。

マグネット式なので、ちょっと落としたくらいでは取れなさそうです。

イヤホン部分もクリスタル&ブラックなデザインですが、結構シンプルです。

明るいところだとあまり紫のLEDが目立ちませんが、中央のナンバーは充電残量を表しています。

暗いところで撮影してみるとこんな感じです。

黒ベースに紫のLED、デジタル基盤剥き出しなデザインがとてもかっこいい。

イヤホンをケースに戻すと、左右それぞれのイヤホンの充電残量が表示されます。

マーク1本あたり電池残量25%を表しています。

ACEFASTの「Crystal(2) T8」の装着感・使用感レビュー

軽量で装着感の良いカナル型

左右で11gというかなり軽量なイヤホンなので、つけていることを忘れるような快適さがあります。

頭を動かしても耳に重さを感じることもほとんどありません。

イヤーピースのあるカナル型なので、耳の密閉感がありつつも快適というのは魅力的です。

デザインもブラックに透明なので、どんなファッションにも合わせやすくなっていますね。

イヤホン部分はLEDで発光したりしないのでご安心を。（充電中はタップ部分が点灯します）

イヤーピースは最初から装着されているものを合わせると4種類あるので、自分の耳にフィットするものが見つけられるのではないでしょうか。

ピースの柔らかさは一般的なものの中でも薄い柔らかめの部類に入るのではないでしょうか。

ちなみに初期装備のものは2番目に大きいタイプになっています。

反応は悪くないタッチ式の操作ボタン

タッチの反応は問題ありません。

使用していて意図しない誤タップもないので、特に問題はありません。

シリコンケースで持ち歩きしてみた

付属しているシリコンの保護ケースとストラップを装着してみました。

こうしてみると、さらに「たまごっち感」が増して愛着が湧いてくる気がします。

サイドからの光が遮断されるので、心なしかLEDの色が分かりやすくなった気がします。

気になる点としては、イヤホンを取り出すときにシリコン部分が少し引っかかる点でしょうか。

シリコンの穴とイヤホンを収納する部分がずれていると収納が少しめんどくさい時があります。

首から下げるとこんな感じです。

遠目からみると紫のLEDはそんなに分かりませんね。

誰もワイヤレスイヤホンだとは思わない雰囲気があります。

丸いイヤホンケースをポケットに入れるのが嫌という人には良いかもしれません。

ACEFASTの「Crystal(2) T8」のサウンドレビュー

※オーディオマニアではない筆者の使用環境における主観的な感想です。

最初はこもっていたけど、エイジングしたらかなりクリアになった！

最初、スマホに入っていた音楽を適当に流していたのですが、どれも全体的にこもったような印象でした。

音楽のジャンルを変えても、再生アプリやデバイスを変えても同様。

「こういう音質なのか」と諦めていたのですが、以下のエイジング音源を1度流しっぱなしにしたところ、高音が抜け、こもった感じがかなりクリアになりました。

購入の際は、エイジングして本来の音質を味わってください。

ROCK視聴「気持ちアタック音強め？ヴォーカルが楽器に負けない」

ギターやドラムの音がしっかり鳴るROCK系の音楽では、ドラムのアタック音が結構しっかり前に出る感じがします。

ただ、それにヴォーカルが負けるかと言われると、そうではなく、楽器に負けない主張がしっかりあります。

ROCKと言っても幅広いですし、一概に言えませんが、心なしか全体的に奥の方で音楽が鳴っているような気もします。

METAL視聴「高音も低音もしっかり出るけど、レンジがあと一歩」

METALは基本的にあまりオススメしません。

全体的に少しこもった印象になります。

あと、バンドのレコーディングによってかなり差が出る印象です。

低音強めのレコーディングをしているバンドはブービーな印象に感じますが、歌物や高音が煌びやかなバンドは比較的心地よく聞こえます。

JAZZ視聴「ピアノが抜けて、ウッドベースが鳴る」

もしかしたら楽器の数が少なめな音楽に向いているのかもしれません。

JAZZで聞くと楽器それぞれの音がしっかりと独立して聞こえますし、ピアノやギターソロ、ホーンなどのメロディ楽器はしっかり前に出て、ウッドベースが空間を揺らしているような鳴りがしっかりあるように感じました。

全体的に音のレンジは狭めなイヤホンなので、もう少し広がったらいい感じな気がしました。

歌モノPOPS視聴「ヴォーカルと楽器が喧嘩している？」

ヴォーカルの音がかなりしっかりと聞こえるサウンドです。

ただ、周囲の楽器も主張が強いように感じて少し喧嘩しているような気がします。

サウンドレンジが少し狭いからでしょうか？

EDM視聴「ブービーな感じが存分に活きるクラブ感」

多分、このイヤホンはEDMやJAZZなどのブービーでもいい音楽に向いているんだと思います。

ベース音がズンズン鳴りながらも、それに負けない電子音やボーカルがしっかりと抜けて来ます。

まとめ｜久しぶりにワクワクしたイヤホン、今後に期待！

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はワイヤレスイヤホンのレビューということで、ACEFASTの「Crystal(2) T8」をご紹介しました。

透明＆LED発光、直に取り出せるスタイルというかなり個性的なデザインでしたので、音質はあまり期待していませんでしたが、お値段同等のサウンドは感じることができましたので、音質にそこまでこだわりのない人には十分なクオリティかと思います。

何より持っているだけでテンションが上がります。

1度エイジングするだけでかなり音の印象が変化したように感じましたので、購入された際にはエイジング再生を忘れずに行うようにして、本来のサウンドを楽しんでいただければと思います。