この記事は、MagSafe対応のモバイルバッテリーAnker 321 MagGo Batteryを自腹で購入した筆者が、リアルな使用感をレビューしています。
出張や客先に持っていく用のモバイルバッテリーを探しているんだけど、何かいいものはないかな?
Anker 321 MagGo Batteryというのが4,000円以下で買えるみたいだけど、実際どうなのかな?
今回はそんな方のためにレビュー記事を作成しました!
iPhoneの背面に搭載されているマグネット「MagSafe」を利用して、iPhone背面に貼り付けるだけでワイヤレス充電充電を可能にしたモバイルバッテリーが、今回ご紹介する「Anker 321 MagGo Battery」です。
最近、価格高騰が続くAnkerのモバイルバッテリーの中でも4,000円以下で購入できるカジュアルユースなモバイルバッテリーです。
今回、iPhone SE2用のMagSafe対応ケースを購入したことをきっかけに、充電器もワイヤレスにスマート化しようと思い購入しました。
普段使いや仕事での出張時に使って感じたリアルな使用感をご紹介させていただきます。
- 4,000円で購入できるコスパの良さ
- シンプルで無駄のないコンパクトなデザイン
- パススルー充電対応なので荷物(ケーブル類)が減る
- ワイヤレスならではの充電速度の遅さ(7.5W)
- スタンド機能やリング機能はない
- 5,000mAhなので、フル充電はできない
※この記事は自腹購入してレビューしておりますが、アフィリエイトリンクを含んでおります。
Anker 321 MagGo Batteryの特徴(機能・サイズ・デザイン)
【特徴・機能】特別なことはなく、いい意味でも普通。
Anker 321 MagGo Batteryは、モバイルバッテリー界の帝王Ankerさんから販売されている、MagSafe対応のモバイルバッテリーです。
4,000円という手頃な値段もあり、ぶっちゃけ特筆すべき機能やスペックはありません。
逆に言えば、THE MagSafeモバイルバッテリーという必要十分を満たすアイテム。
「そこまでこだわりはないけど、ちゃんとしたものが欲しい」という人にはぴったりです。
充電に関するカタログスペックは以下のようになっています。
対応機種 | iPhone 14/13/12シリーズ ※その他はMagSafeケースをつければOK |
充電方式 | MagSafe充電(ワイヤレス)・有線 |
ワイヤレス時充電出力 | 最大7.5W |
容量 | 5000mAh |
有線端子 | USB-C |
有線時の充電出力 | 最大12W |
ワイヤレス入力 | 非対応 |
2台同時充電 | 非対応 |
パススルー充電 | 対応(スマホ優先) |
充電速度は、iPhoneのワイヤレス充電器で多く見られる7.5W。
iPhoneの純正充電器でも20Wの出力があるので、充電速度はその半分以下です。
容量は5,000mAhは、一般的なiPhoneの1回弱が目安となりますので、何度も充電するためのものというよりも、緊急時に少し充電するためのバッテリーという立ち位置でしょう。
【サイズ・重さ・デザイン】
サイズ | 約 9.3 × 6.4 × 1.5 cm |
重さ | 約124 g |
素材 | プラスチック |
iPhoneの背面にマグネットで取り付けられるということで、コンパクトなサイズ感を実現。
4,000円以下という価格を考えれば十分コンパクトなサイズ感・重さと言えるでしょう。
デザインは非常にシンプルで、マットブラックの表面に艶感のある同じくブラックのロゴがあるだけ。
下方には電源ボタンがあり、スマホへの充電中や本体充電中に充電の残量が4段階でチェックできます。
側面から製品表示が見えるのが気になりますが、おそらく内側に隠してしまうのは製品品質上よくないのでしょう。
ちなみに充電端子はUSB-C端子になっているので問題なし。
装着感のレビュー(サイズ感・重さ・磁力の強さ)
【磁力の強さ】振っても落ちない、片手じゃ取れないくらい強い!
iPhone側のMagSafeマークとバッテリー側のMagSafeマークを合わせるように近づけると、バチッと強力な磁力でくっつき、自動で充電が始まります。
振ってもズレたり落ちたりすることありません。
取り外す時は、両手で本体とスマホを持って外す必要があるので、十分な磁力と言えるでしょう。
【サイズ感】小さなiPhoneでも背面や手の中に収まる
iPhone SE2の背面にも収まり、カメラに被ることもありません。
厚みも1.5cmなので、そこまで主張することはなくコンパクト。
持った感じは、思った以上に手の中に収まる感、ホールド感があります。
手が小さい人にとっては、少し大きく感じるかもしれません。
【重さ】許容範囲、グリップになってむしろ持ちやすい?
124gということで、バッテリーとしてはコンパクトながらも、重量が増えた感は否めない。
とはいえ、容量は最低でも5,000mAhは欲しいところなので、この辺が限界なのでしょう。
ただ、バッテリーの下の部分に小指を引っ掛けられるので、スマホを持つ手としては安定感が増したような感覚があります。
ケーブル式バッテリーの時はケーブル+バッテリーだったので、それを考えるとかなりスッキリした感じです。
充電についてのレビュー(速度・容量・有線)
【充電速度】ワイヤレスの7.5Wはやっぱり遅い
有線に比べると充電速度が遅いというのがワイヤレス充電のデメリットです。
とはいえ、そんなに急いで充電する必要もなければ、MagSafe充電なら使用中に充電していても邪魔にならないので、出先ならデメリットよりメリットの方が大きい。
充電速度がどれくらい遅いかというと、使用しながら充電するとほとんど%が増えないというくらい。
使用中は減少を防いでくれて、収納時に残量を増やしてくれるくらいの気持ちで使うのがいいかも。
【有線接続】緊急時に12W出力できるのはありがたい
とはいえ、急いで充電したいという時があったのならば、有線充電も可能というのは便利。
有線なら最大12W出力なので、1.5倍くらいの速度で充電ができる。
とはいえ、有線なら30W出力できるバッテリーも珍しくないので、有線メインならこれは必要ないと思う。
【充電容量】フル充電はできないので、あくまで補助用
5,000mAhという容量の目安は一般的に「iPhone 1回弱」くらいなので、フル充電はできない。
どうしてもフル充電したいなら、10,000mAh以上のものを買った方がいいが、高いしデカいし重い。
「持ち運びを前提にして、充電がなくなってきた夕方に1回充電」くらいの人なら5,000mAhで十分です。
【パススルー充電】出張時にスマホと別々で充電する必要がない!
バッテリーを有線充電しながら、iPhoneを接続するパススルー充電もできる。
なので、宿泊先でコンセント穴が1つしかない時でも、スマホとバッテリーを同時に充電することができる。
わざわざケーブルやアダプターを追加で持っていく必要もないので、荷物が減るのも嬉しい。
ちなみにパススルー充電時は、スマホの充電が完了したらバッテリー側に充電される方式です。
ただし、スタンド機能はないので、充電しながら手放しで動画を見ることはできません。
こいつにスマホリングつけてしまえばいけるかも。
【安全性】温度が一定を超えると自動で充電が止まる
バッテリーの安全性を確保するために、充電中に温度が一定を超えると、自動で充電がストップします。
しばらくして、温度が落ち着いたら再度充電が再開されるので、ボタンを押す必要はないです。
充電中はそこそこ温かくなるので、割とこの機能は作動している時が多いです。
動画再生やWEB会議などの電力を使う時に使用していると、作動しやすくなるので、そういったシーンを避けて充電しておいた方が、充電効率は良いかもしれません。
まとめ|必要十分!ライトユーザーならこれでいいよね
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はMagSafe対応のモバイルバッテリーをレビューということで、Anker 321 MagGo Batteryを使ってみた感想をご紹介しました。
4,000円以下で購入できるシンプルな機能のモバイルバッテリーとのことで、Ankerならではの充電性能とサイズ感はしっかり抑えられているものになっていると感じました。
「とりあえずケーブルを無くしたい」「出張先でサクッと使えるモバイルバッテリーが欲しい」という方ならこれで十分だと思います。
最後に、Anker 321 MagGo Batteryをおすすめする人とおすすめしない人をまとめておきますので、購入検討の際の参考にしてみてください。
- とりあえず充電できてコンパクトならOKな人
- 充電しながらスマホを使いたい人
- ケーブルの持ち歩きを減らしたい人
- 1日1回バッテリーが使えれば足りる人
- モバイルバッテリーに4,000円以上かけたくない人
- 充電速度が早い充電器を探している人
- スタンド機能やリング機能が欲しい人
- 1日に1何度もフル充電が必要な人