この記事では、SOUNDPEATSのインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「Air4 Lite」と「Air4」の違いについて解説しています。
インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンが欲しいんだけど「Air4 Lite」と「Air4」って何が違うの?
値段が1,600円くらい違うみたいだけど、やっぱり音質も違うのかな?
そんな方のために、「Air4 Lite」と「Air4」を使い比べた筆者が、カタログスペックだけでなく実際に使用してみて感じた使用感や音質の違いなどを比較解説していきます。
結論、aptXなどのコーデックで再生する環境がある人以外は音質の違いを感じることは少ないかもしれません。
では、実際に何が違うのかを詳しく解説しますので、購入の際の参考にしてみてください。
- 軽量なインナーイヤー型なので長時間使用しても疲れない
- インナーイヤー型なのに低音しっかり高音質(LDAC対応)
- マルチポイント接続でデバイス切り替えもスムーズ
- ケースがツヤツヤして少し安っぽい
- 周囲の音は普通に聞こえる
※この記事はSOUNDPEATSさんに製品提供をいただいて執筆、Amazonアソシエイトリンクを含みます。
SOUNDPEATS Air4 Liteとは?
SOUNDPEATS Air4 Liteの特徴
- 耳穴を塞がないインナーイヤー型
- 片耳4gと軽いので長時間使用しても疲れない
- 大口径13mmダイナミックドライバーによる迫力のサウンド
- 高音質なハイレゾサウンド
- LDACコーデック対応
- 最大2台のマルチポイント接続
- 本体7時間、ケース含むと30時間の連続再生
SOUNDPEATS Air4 Liteは、SOUNDPEATSのインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air4」の廉価版モデルです。
片耳4gのインナーイヤー型ということで、長時間使用しても耳が疲れず音楽や映画などを楽しむことができます。
前作「Air3 Deluxe HS」も使っていますが、音質がイマイチになりがちなインナーイヤー型でありながら迫力のあるサウンドで、音質面でも「コストパフォーマンスが高い」と好評なワイヤレスイヤホン。
その後継機Air4の廉価版ということで、Air3 Deluxe HSより進化しているのか?Air4とは何が違うのか?を解説していきます。
Air4 LiteとAir4の違いを解説
- aptX Lossless/aptx adaptive/aptxに対応していない
- LDACに対応している
- ノイズキャンセリング機能が搭載されていない
- 連続再生時間が本体7時間、ケース含む30時間と長い
- ケースがツヤツヤ
aptXやLDACといったコーデックに関しては対応機種を持っていないと恩恵を受けないので、そのほかの3点が主な違いという認識でも問題なさそうです。
それでは、カタログスペックから実際に使い比べてみた感想まで違いを解説していきます。
Air4 LiteとAir4のカタログスペックの違い
比較表
Air4 Lite | Air4 | |
---|---|---|
価格(税込) | 9,980円→7,380円 | 9,980円→8,980円 |
サイズ(ケース込み) | 53.5×24×58mm | 53.5×24×58mm |
重さ | 片耳4g(ケース含む37g) | 片耳4g(ケース含む38g) |
カラーバリエーション | 1色(黒) | 2色(黒・白) |
Bluetooth規格 | 5.3 | 5.3 |
通信可能距離 | 10m | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC | aptX Lossless/aptx adaptive/aptx/AAC/SBC |
ドライバー口径 | 13mmダイナミックドライバー | 不明(最先端チップ「QCC3071」搭載) |
連続再生時間 | 7時間(ケース含む30時間) | 6.5時間(ケース含む26時間) |
バッテリー容量 | ケース330mAh、片耳35mAh | ケース330mAh、片耳35mAh |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
防水機能 | IPX4 | IPX4 |
メーカー保証 | 12ヶ月 | 12ヶ月 |
基本的にサイズは同じで音質や通信規格が違うという感じですね。
廉価版のAir4 Liteの方がバッテリー持ちは良いようなので、再生時間重視の人はLiteが良さそうです。
参考価格は両者同じですが、Liteの方がAmazonや公式サイトでの割引率が大きく、結果的に廉価版という感じになっています。
機能比較
Air4 Lite | Air4 | |
---|---|---|
マルチポイント接続 | 最大2台 | 最大2台 |
ノイズキャンセリング機能 | 非対応 | 対応 |
スマホアプリによるEQ調整 | 可能 | 可能 |
低遅延ゲーミングモード | あり | あり |
基本的に機能の違いに関してはノイズキャンセリング機能の有無だけ。
今回のシリーズから搭載されたマルチポイント接続がLiteにも搭載されているのはすごくありがたい。
Air4 LiteとAir4のサイズ・デザインの違い
ケースのサイズは同じだけど、ツヤのありなしが違う
本体サイズは53.5×24×58mmとAir4 Lite(左)もAir4(右)も同じで片手に収まる丸型。
Air4はマットブラックのデザインになっていて少し高級感があります。
重さは38gとAir4が1gだけの方が重いのはこのせいでしょうか?
背面のデザインも基本的には同じでSOUNDPEATSのロゴが入り、ブロンドゴールド系のカラーがアクセントになっています。
充電端子はどちらもUSB Type-C。
接続部分がゴールドコーティングしてあるのは高級感があります。
本体のサイズやデザインは基本的に同じ
本体部分に関してはAir4もAir4 Liteもぱっと見同じです。
どちらも重さは4gとかなり軽く、外から見える部分はマットブラックのプラスチックにゴールドのアクセント。
ゴールドの部分はタッチセンサーのボタンになっています。
耳に入る部分に関しては艶消し加工は施されておらず、ツルツルとしているので耳が擦れる感じはありません。
Ari4もAir4 Liteも音が出力される部分にはゴールドのカバーがしてありますが、この中にあたるドライバーの作りが違うようです。
ケースに入れたり充電中はこのような感じでケース中央上部が緑色に光ます。
取り出す時にツルッと滑りやすいというレビューが多いので、取り出しにはある程度慣れと注意が必要です。
Air4 LiteとAir4の装着感の違い
本体は基本的に同じなので違いはない
Air4もAir4 Liteも基本的にサイズやデザインは同じなので、装着感に違いはありません。
片耳4gという軽さと耳穴を塞がないインナーイヤー型ということもあって、長時間装着しても疲れにくいです。
普通に使っていると耳に装着していることを忘れてしまうほど。
いわゆる「うどん型」の形状であるので、重心は常に下にあり、飛んだり跳ねたりしてもポロッと取れるようなことはありません。
【操作感】タップ操作のレスポンスは問題なし
本体側面にあるゴールドの部分が操作に使えるタッチボタンになっています。
- 右タッチ1回:ボリュームアップ
- 左タッチ1回:ボリュームダウン
- タッチ2回:再生/停止
- 右長押し:曲送り
- 左長押し:ゲーミングモードのON/OFF
タッチの反応はストレスを感じるようなことはなく問題ありません。
タッチできるエリアが最大限確保されているので、ミスタッチするようなこともありません。
Air4 LiteとAir4の音質の違い
【音質の違い】正直そんなに違いがあるようには感じない&どちらも高音質
Ar4とAir4 Liteを聴き比べても正直そんなに音質の違いは感じられませんでした。
しいて言うなら、Air4の方が音が中低音を中心前に前に出てくるような印象。
とはいえ、どちらも低音がしっかり出しつつ輪郭のある迫力のサウンドに仕上がっています。
ラウドロックやメタルを聴いてもバスドラやベースの音圧とギターやシンバルの煌びやかさがクリアに聞こえます。
格安イヤホンにありがちな音域が被ってしまってボヤけた印象は全くありません。
インナーイヤー型でこれだけの音質があれば十分だと思います。
これ以上に音質を求めるなら、カナル型やヘッドフォンを買った方が良いでしょう。
インナーイヤー型はどうしても周囲の音の遮断が難しいですからね。
【コーデックの違い】LDACやaptXはiPhoneには対応してないので恩恵はない
Air4はaptX、Air4 LiteはLDACというコーデック方式(データを符号化したり復元する方法)に対応しており、高音質なサウンド表現を可能にしているとのことです。
しかし、一般の人が音楽再生に使っているiPhoneはこれらのコーデックに対応していないので、ACCやSBCの音質になってしまいます。
本来のAir4やAri4 Liteの音質を体感したいという人は、aptXまたはLDACに対応したデバイスで再生することをおすすめします。
【ノイズキャンセルの必要性】正直そんなに違いがわからない
Ari4とAir4 Liteの機能における1番の違いは「ノイズキャンセリング機能」の有無です。
Air4にはノイズキャンセリング機能が搭載されているのですが、正直なところ音楽再生時のサポート程度なので、皆さんがイメージしているような「周囲のノイズがパッと遮断される」という感じではありません。
インナーイヤー型ということで、音楽再生時にどうしても周囲のノイズは入ってきてしまうので、そのノイズに音楽が負けないように補助するという程度、それでもノイズが聞こえなくなるというレベルではありません。
ノイキャンによって音質が劣化することはないので、無いよりはあった方がいい機能ですが、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを探している人は、カナル型のがっつり遮音性があるものを選んだ方がよいかもしれません。
まとめ|「値段と再生時間」か「ケースの質感とノイキャン」かで選ぼう
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はSOUNDPEATSのインナー型イヤホン「Air4」と「Air4 Lite」の違いについて解説していきました。
サイズやデザインはよく似ていて、どちらも1万円以内ということで、違いが分かりにくいところはありますが、以下のようなポイントがことなりますので、購入の際に重視するポイントに合わせて参考にしていただければと思います。
- LDACに対応している(Air4はaptX Lossless/aptx adaptive/aptxに対応)
- ノイズキャンセリング機能が搭載されていない(Air4は搭載)
- 連続再生時間が本体7時間、ケース含む30時間と少し長い(Air4は本体6.5時間、ケース26時間)
- ケースがツヤツヤ(Air4はマットブラック)
- 価格が1,600円安い(Air4 Liteは7,380円、Air4は8,980円)
この記事がインナーイヤー型のワイヤレスイヤホン選びの参考になれば幸いです。
「SOUNDPEATS Air4 Lite」はこんな人におすすめ!
・長時間使っても疲れないイヤホンが欲しい人
・電池の持ちがいいイヤホンが欲しい人
・ノイズキャンセリング機能はいらない人
「SOUNDPEATS Air4」はこんな人におすすめ!
・長時間使っても疲れないイヤホンが欲しい人
・ノイズキャンセル機能が少し欲しい人
・多少の電池持ちより音質重視な人