EDIFIER MP85をレビュー!ポケットに入るポータブルスピーカー

家事や食事中にYouTubeや音声配信を流しながら作業をするのですが、スマホのスピーカーでは聞こえにくいし、イヤホンをつけると邪魔、重いスピーカーを持ち運ぶのは面倒と感じることがある。

なんか丁度いいものはないかと思っていたところに、ポータブルスピーカーのレビュー依頼をいただいたので、今回は紹介していきたい。

EDIFIERのMP85というBluetoothで接続できる超コンパクトサイズのスピーカー。

全長60mmで70gという「つまめるサイズ」です。

「どうせ音がしょぼいんでしょ?」とあまり期待せずに使ってみたのだが、想像以上に迫力が出るし、音を大きくしても音割れしないパワフルなスピーカーでした。

なによりポケットに入るくらいのサイズ感なので、カバンに入れっぱなしでも荷物にならないのが良い。

今回はこの製品を使ってみて感じたメリット・デメリットをユーザー目線で解説していきます。

ポータブルスピーカーの購入を検討している人の参考になれば幸いです。

EDIFIER MP85
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 持ち運びやすくながら聴きにちょうどいい
  • 音声配信やYouTubeの視聴にちょうどいい
  • 小さいのでカバンに入れっぱなしでもOK
デメリット
  • 防水機能は搭載されていない
  • ズンズン系の音楽には物足りない
  • グライコで細かな音質調整ができない

※この記事はメーカーから製品提供をいただき作成、記事中にはアフィリエイトリンクを含みます。

目次

EDIFIER MP85とは?

EDIFIER MP85はわずか70gのコンパクトスピーカー

EDIFIER MP85
EDIFIER MP85の特徴
  • 70g全長63mmの超小型スピーカー
  • 最大8時間の連続再生時間
  • 2.2W&40mmドライバーの迫力

EDIFIER MP85はイヤホンやスピーカーなどのオーディオ機器を販売するEDIFIERから販売されている超コンパクトスピーカーです。

全長63mmで70gのコンパクトなボディによって、ポケットに入れて持ち運ぶことができ、どこでもスマホをBluetooth接続して音楽や動画を楽しむことができるというものです。

公式サイトはこちら

EDIFIER MP85のカタログスペック

EDIFIER MP85のイメージ
価格(公式サイト3,790円(税込)
サイズ52×28.5×63mm
重さ70g
カラーバリエーション3色(黒・白・グレー)
接続Bluetooth 5.3
充電端子USB Type-C
連続再生8時間
ドライバー径40mm
出力合計2.2W(RMS)

EDIFIER MP85メリット(これが必要なら買い!)

①持ち運びやすいので、ながらスピーカーにちょうどいい

手のひらサイズのスピーカー

手に持った感じも不安にさせる軽さではないものの、とても持ち運びやすい70gという重さ。

全長63mm(高さ)なので、手のひらに収まるくらいのサイズ感は、仕事→料理→食事→片付け→読書→寝支度といった移動を伴うながら聞きにピッタリです。

「スマホ単体だと音が聞こえにくい、でもイヤホンするのはめんどくさい。」

そんな時に、スマホと一緒に持ち運びして音楽や動画を楽しめるのが魅力。

スマホとサイズ比較

スマホにのせてもこのサイズ。指でつまんで持ち歩けます。

コンパクトスピーカーといえど、重くて大きいから持ち運ぶのが面倒と思っていましたが、これなら苦になりません。

②無駄に鳴らないので、音声配信やYouTube視聴にちょうどいい

コンパクトスピーカー

音質はこのサイズの割にしっかり鳴るという印象ですが、普通のスピーカーに比べれば低音が足りない感じがあります。

ただ、無駄に低音が鳴らない分、音声配信やYouTubeの声がクッキリ聞こえるので、音楽ガチ勢でなければこっちの方が使いやすいかもしれません。

あまり低音が鳴ると、人の声が聞こえにくかったりするので。

これは使っていって気づいたことなのですが、音楽を聴きたい時は、自分の方にスピーカーを向けずに、天井に向けて音楽を流すと低音が強調されていい感じになります。

おそらくミドルカットになったことで、ボーカル域周辺の主張が抑えられたのでしょう。

③70gなのでカバンに入れっぱなしでも荷物にならない

イヤホンとサイズ比較

コンパクトスピーカーとはいえ、スピーカーって重くて持ち運びたいと思ったことがないのですが、これはイヤホンケースと対して変わらないサイズ感なので、カバンのポケットに入れっぱなしでも重さを感じることはありません。

なんならズボンのポケットに入れてもいいくらいです。

カバンに取り付け

付属のストラップをつければ、カバンにストラップの要領で取り付けられますし、出先でどこかに吊り下げたまま音楽を流すこともできます。

EDIFIER MP85のデメリット(購入前の注意点)

①防水耐性がないので風呂に持ち込めない

普段風呂場にスマホを持ち込んでYouTubeを見るのが日課なのですが、「コレ小さいし、風呂用のスピーカーにちょうどいいじゃん」と思ったんです。

スマホは防水ケースに入れているので、どうしても音が篭りがちだったので、やってみたらすごく音がクリアに。

片手サイズなので、持ち込みも簡単というのが何より嬉しい。

ただ、ふと「防水性能どれくらいなんだろう?」とネットで調べてみたら記載なし。

取扱説明書をみたら「水滴がかからないようにしてください」とのこと。

まさかのことに驚き、風呂場での使用は諦めました。

防水性能あったら最高だったのに…

②音楽をガッツリ聴くには低音がモノ足りない(ライトに聴くならGOOD)

スピーカーのサイズと音の迫力は比例するため、このサイズ(出力2.2W、ドライバー40mm)は音楽に没入するには少し物足りない感じがします。

なので、あまりズンズン鳴って欲しくないという方にはちょうどいいかもしれません。

ラジオや音声配信、YouTubeをカジュアルに流し聞きするには疲れにくく、聴きやすい音質です。

「スマホのスピーカーに少し迫力を持たせたい」くらいの期待値がちょうどいいかもしれません。

ズンズンさせたい人はAnkerのSoundcoreシリーズとかの方がいいでしょう。

③アプリのEQが細かく調整できない

スマホの専用アプリではイコライザー設定ができるのですが、グライコ(周波数別に調整できるやつ)ではなく、3種類からの選択式になっています。

各プリセットを聴き比べた特徴は以下のようになっています。

プリセットのイメージ
  • 音楽:中域カットで低音と高音が強調される(いわゆるドンシャリ)
  • ゲーム:中高域あたりが強調されたアタック音強め
  • 映画:低中域が強調されて人の声が聞き取りやすい

音楽を聴く時は、音楽モードだと若干こもった感じがするので、映画モードにしながらスピーカーを自分の方に向けないようにして使うのがちょうどいいかなといった感じでした。

YouTubeや音声配信を聴く時は、映画モードのまま向きを自分の方に向けると人の声がさらにクッキリ聞こえます。

EDIFIER MP85の同梱物・外観デザイン

パッケージ

開封時の同梱物や外観デザインについて紹介していきます。

同梱物について

同梱物

同梱物は、取説と充電ケーブル(USB Type-A to C)、シリコン製のストラップが付属しています。

取り扱い説明書は多言語対応で日本語もしっかり記載があります。言語ごとに分かれているので、必要な内容も見つけやすいです。

ストラップ

ストラップは本体上部に取り付けるものになっています。

このように壁やバッグに吊り下げて使うことができます。

外観・デザインについて

表デザイン

コンパクトで3,000円台の割には表面の質感はとても良いです。

材質はマットなプラスチック、スピーカー部分だけ光沢を与えることでメタリックな雰囲気があります。

ブラックにオレンジのアクセントカラーがいい感じです。

ライト

電源を入れると右上のLEDが青く点灯、充電中は赤色に点灯します。

裏デザイン

背面の上部にUSB Type-C端子があるので、ここから充電していきます。

上デザイン

上面の操作ボタンは、左から電源・ボリュームダウン・ボリュームアップのシンプルな構造。

電源は短く押すと「再生/停止」、ボリュームボタンを長押しすると「-」は「曲戻し」、「+」は「曲送り」になります。

底のグリップ

底面は滑り止めになっています。

グリップ力はもちろん、音の振動が無駄にデスクに伝わらないようになっています。

まとめ|音声配信やYouTubeを楽しむ人におすすめ!

MP85スピーカー

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はEDIFIERのポータブルスピーカー「MP85」をレビューしていきました。

全長63mm、70gというこれ以上ないコンパクトなボディにも関わらず、パワフルなサウンドを実現している本格的なスピーカー。

現在スマホのスピーカーで音を流している人ならワンランク上のサウンド体験が可能です。

音楽にどっぷり没入するというよりも、ライトに音楽を楽しんだり、音声配信やYouTubeを楽しみたい人にはぴったりのものになっていました。

この記事がポータブルスピーカーの購入参考になれば幸いです。