スケルトンボディが個性的!ゲーミングイヤホン「HALO BUDS」の音質レビュー

「HALO BUDS」の音質レビュー

今回は、BIGBIG WONのゲーミングイヤホン「HALO BUDS(ハロ バッズ)」をレビューしていきます。

音ズレが許されないゲームプレイに最適化されたゲーミングイヤホン。

少し前ならゲームでワイヤレスなんてありえないという時代もありましたが、最近はFPSや音ゲーといった音ズレが命取りになるゲームでも使えるワイヤレスイヤホンが出てきました。

今回紹介する「HALO BUDS」は、5,599円(税込)というリーズナブルな価格ながら、60msという超低遅延を実現した高コスパなワイヤレスイヤホンです。

ケースからボディまでスケルトンなデザインも個性的。

今回は、通常のリスニング用途での音質や装着感・操作性能などをレビューしていきます。

HALO BUDS
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • ミニマルでスケルトンな個性あるデザイン
  • 迫力のあるサウンドと30dBのノイズキャンセリング
  • 6時間+20時間の長持ちバッテリー
デメリット
  • 取説が日本語対応していない
  • 音の定位感はあまりない
  • マルチポイント接続非対応

※この記事はメーカーから製品提供をいただいてレビューしておりアフィリエイトリンクを含みます。

目次

HALO BUDSの特徴

イヤホン

HALO BUDSの特徴

HALO BUDSの特徴
  • カナル型の完全ワイヤレスイヤホン
  • 本体もケースもスケルトンな個性的なデザイン
  • コンパクトで携帯性の良いサイズ感
  • Bluetooth5.3で60msの低遅延
  • 本体だけで6時間、ケース込みで25時間のバッテリー
  • -30dBのノイズキャンセリング機能

「HALO BUDS」はヘッドセットやイヤホン、コントローラーやマウスなど、ゲーム用のアイテムを販売する中国メーカーです。

遅延や定位感、長時間使用など、機能性が特に重視されるゲーミングアイテムを、コストパフォーマンス高く提供していることから人気のブランドになっています。

カタログスペック

価格(Amazon)5,599円(税込)
サイズ(イヤホン)最長3 cm
重さ(イヤホン)左右で約7.5g
サイズ(ケース)約6.5×4.3×2.5cm
重さ(ケース)???g
カラー展開2色(クリア・クリアパープル)
ドライバーサイズ10mm
対応コーデックSBC、ACC
Bluetooth規格5.3
連続再生時間本体のみ6時間、ケース込み25時間
充電端子USB Type-C
遅延60ms(ゲーミングモード時)
ノイズキャンセリング機能あり(-30dB)
マルチポイント接続不可
Amazonから一部引用

デザイン・質感・サイズについて

箱
箱の中身
  • イヤホン本体+ケース
  • 充電ケーブル(USB Type A to C)
  • 交換用イヤーピース(Sサイズ・Lサイズ)
  • 取扱説明書(中国語オンリー)
テレコアラC

製品はまったく問題ないのですが、取扱説明書が中国語なので、使い方はネットのレビューを見るしかないです!(ここでも解説)

【デザイン・質感】スケルトンボディが個性的

イヤホンケース

どことなくスターウォーズ味を感じるスケルトンなボディ。

未来的なデザインが好きな人にはたまらないですね。

完全プラスチックなので、若干チープに感じる方もいるかもしれませんが、つくり自体はちゃんとしています。

中央の円形の窪みは、イヤホン本体が簡単に外れないように押さえる構造になっています。

裏面

裏から見てもスケルトン。

USB-C

正面から見て左側面には、USB Type-Cの充電端子があります。

ケースオープン

ケースを開くとイヤホンが斜めに立てかけられているのが個性的。

充電器

スティック状の部分を親指で引っ掛けて取り出すだけなので、取り出しにくいという感じはありません。

収納する時もとてもスムーズでノーストレス。

イヤホン

基盤風なスティック部分もクリアボディ、オレンジがアクセントになっています。

イヤホン

AirPods風な形状に基盤が見えるスケルトンボディ。

イヤーピースは適度にコシがあってしっかりした硬さです。

【サイズ】とてもコンパクトで携帯性に優れている

サイズ感

一番長いところで6.5cm、厚みは2.5cmほどなのでとてもコンパクト。

手に持っても収まりがいいですし、パンツのポケットに入れてもそんなに嵩張ることはありません。

プラスチック筐体なので、とても軽く、携帯性は抜群です。

小さいイヤホン

本体も最長3cmくらい、非常にコンパクトですので、長時間装着しても疲れにくいですね。

音質について主観100%で語っていく

【音質の特徴】まとまりがよく、中域がしっかり前に出るタイプ

音質に関しては、5,599円として十分過ぎる音質です。

音質にこだわりのない人であれば、ストレスを感じることもなく、全く問題ないでしょう。

第一印象は、迫力があり音がストレートに耳に届くといった感じ。

若干低音が強めですが、ボヤけた感じはなく、むしろタイトでくっきりしたサウンドです。

サウンドレンジは1万円超えイヤホンほど広くないのですが、スカスカに感じることはなく、かなりパワフルに感じます。

中低域が強く、メインのメロディやボーカルの声がまっすぐ届くので、主旋律がしっかり聞こえるイヤホンが良い人にはピッタリです。

あえて悪い言い方をすると、音のレンジが少し狭く、アタック感が強いので疲れやすい可能性があります。

イコライザーで少し中低域をカットして、高音を少しだけ強調するとちょうど良いかもしれない。

また、音の定位感はあまりしっかりしていないので、全体的に2Dな音質で、FPSゲームの足音を感知するのにはそこまで向いていないかもしれません。(これが音幅が狭く感じる理由???)

【向いている音楽】EDM・歌モノ

前述したように、アタック感が強くメインメロディがストレートに届きますので、EDMのキックオンや電子音、歌モノにはすごく相性がいいように感じます。

最近流行りの電子音を使ったJ-POP(YOASOBIとか)は、ボーカルの良さと電子音の迫力が強調されてライブ感がよく出てきます。

【向いていない音楽】メタル・BGM系

全くダメなジャンルは正直ないです。

ただ、あえて選ぶなら低音の深さが物足りなく、メタルのギターの刻みが若干物足りなく感じます。

くっきり聞こえるのはいいところなんですが、どことなくくっきりし過ぎていて空間に響く感じが弱いという感じでしょうか。

同様の理由で、サラウンド感が欲しいBGM系(作業用BGM・JAZZ・ボサノバなど)も音の主張が少し強過ぎてBGMとして長く聞くのは疲れます。

【遮音性・ノイズキャンセリング】カナル型+30dBノイキャンは十分

耳をイヤーピースが塞ぐカナル型なので、そもそもの遮音性は高いです。

イヤーピースがスカスカした印象もなく、フィット感もとてもよいです。

ノイズキャンセリング機能はそれをサポートする程度のライトな感じになっていて、音質を損なうまでのものではありません。

ロードノイズや空調の音程度をシャットアウトしてくれるくらいの自然なかかり方なので、かかった瞬間は「ノイキャン効いてる?」とわからなくなるレベルです。(屋外では結構差が出る)

【遅延】60msの低遅延なのでストレスはない

元々ゲームをしないので、ゲーム用途としての感想は割愛します。

Bluetooth5.3の通信規格のため、ワイヤレスで60msの低遅延を実現。

アマプラやYouTubeで動画コンテンツを見ていても、違和感を感じることはありません。

レシーバー受診のヘッドセットは20ms遅延のものもあったりするので、音ゲーをガチでする人はそっちを使った方が良いかもしれません。

装着性・操作性について

【装着性】軽くて快適、長時間使用も問題なし

イヤホン装着イメージ

約3cmのコンパクトなボディなので、長時間使用しても全く疲れません。

スティックタイプの形状なので、重心が安定しており、ジャンプしたり走ったりしても、グラつきが気になったり、簡単に外れたりという心配もありません。

シンプルで主張の少ないデザインながらも、パンダカラーと未来的なクリスタルボディが個性的。

耳からの出っ張りも最低限になっているので、ファッションも選ばず使用できますね。

【操作性】シンプル操作で反応も問題なし

イヤホン

操作は基本的にイヤホン本体のオレンジ部分のタッチでおこないます。

操作機能
イヤホン(右)を1回タップ音量を上げる
イヤホン(左)を1回タップ音量を下げる
イヤホンを2回タップ再生 / 一時停止
イヤホン(右)を3回タップ曲送り
イヤホン(左)を3回タップ曲戻し
着信時にイヤホンを1回タップ着信対応
着信時にイヤホンを2秒間長押し着信拒否
イヤホン(右)を3秒間長押しモード切替(ミュージック/ゲーム)
イヤホン(左)を3秒間長押しノイズキャンセリングのON/OFF

操作した時の反応は素直、反応音はシンプルで耳障りな印象はありません。

ただ、左イヤホンを3秒押した時に、ポンという音のみで、ノイズキャンセリングがONになったのかOFFになったのかわからないのは少し不親切な感じがある。(わからないレベルならそもそも必要ないクソ耳なのかもしれない)

また、ノイキャンやモード切り替えして効果音が鳴った後に一瞬音が消えるラグが入るのも少し謎。

ペアリングボタンはなく、ケースから取り出すと自動でペアリングモードになるので、接続したいデバイスからペアリング承認を押すだけですぐに使える。

ちなみにマルチポイント接続には対応していないので、デバイスを切り替える時は接続解除してからになります。

【バッテリー持ち】片道3時間の出張でも問題なし

充電中

本体6時間、ケース含めると最大25時間の連続使用が可能です。

実際に東京への出張時に片道3時間の道のりで使い続けましたが、特に問題なし。

仕事で1日中使うという場合を除き、一般的な使用用途であれば、十分なバッテリー容量です。

ちなみに充電はワイヤレス対応していないので、USB-Cケーブルでの充電が必要です。

まとめ|コスパ良し・持ち歩きたくなるデザインがいいね。

握る

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は、BIGBIG WONのワイヤレスイヤホン「HALO BUDS」をレビューしていきました。

5,599円と安価ながら、十分な音質と個性的なスケルトンボディ、装着感や携帯性のよいサイズ感と軽さが魅力的なワイヤレスイヤホンでした。

ゲーム用途以外にも、一般的なリスニング用としても十分なコスパを感じられるアイテムでしたので、デザインが気になっていた人はお試ししてみる価値はあるかと思います。

この記事がワイヤレスイヤホンの購入検討の参考になれば幸いです。

目次