ゲームしないのにゲーミングヘッドセット「HALO Pro」をレビューしてみた。

この記事では、BIGBIG WONのゲーミングヘッドセット「HALO Pro」をレビューしています。

普段ゲームをしないテレワーカーの筆者が、ヘッドフォンとして、音楽鑑賞・映画鑑賞・リモートワークなどで使用した感想を解説していますので、ゲーム以外の用途でも使用することを検討している方の参考になれば幸いです。

HALO Pro
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 立体感があり埋もれない音質
  • 長時間使用しても疲れにくい装着感
  • ワイヤレスでも低遅延でゲームや映像が楽しめる
  • 4種類の接続方法が可能
  • 操作しやすいボタン類
デメリット
  • フィット感が少なく、若干下の方から音が逃げる

※この記事は、メーカーから製品提供をいただき作成しており、アフィリエイトリンクを含んでおります。
※HALO ProとAmazonでのA200は同一機種とメーカーから確認しております。

この記事の内容を簡単にまとめると

BIGBIG WONの「HALO Pro」とは

「HALO Pro(A200)」の特徴

パッケージ
「HALO Pro」の特徴
  • 53mmの大口径ドライバーで迫力のサウンド
  • 長時間使用可能なフィット感
  • ワイヤレスなのに低遅延(2.4Gレシーバーなら20ms、Bluetooth5.3なら50ms)
  • 最大30時間の連続使用が可能
  • 立体的な音質(定位・足音把握)

HALO Proはゲームのコントローラーやマウスなどのゲーミングアイテムを販売する中国メーカーから発売されているゲーミングヘッドセットです。

アマゾンでは型番であるA200の名前で販売されており、FPSゲームで重要な音の定位(どの方向から音が鳴っているか)がわかりやすく、長時間使用しても疲れにくい設計が特徴的です。

ホリ

ちなみにBIGBIG WONと同系列のBLACK SHARKというブランドのデスクマットを愛用しています。

カタログスペック

価格9,999円(税込)
ドライバーサイズ53mm
Bluetooth規格 5.3(50ms)
ワイヤレス接続(レシーバー)対応(2.4G、20ms)
有線接続対応(USB Type-C or 3.5mmオーディオ)
バッテリー持続時間最大30時間
バッテリー容量1,000mAh
公式サイトから引用

付属品・同梱物

付属品
同梱物一覧
  • 無線レシーバー(2.4G)
  • マイク(3.5mm端子)
  • USBケーブル(Type-C to A)
  • オーディオケーブル(3.5mm)
  • 取り扱い説明書
  • ビデオチュートリアル

接続方式がBluetooth、レシーバー、USB-C、3.5mmと多様なのは、用途に合わせて使い分けられるのでありがたいですね。

外観のレビュー(サイズ・質感・ボタン)

サイズ・重さ・デザイン・質感

body

オールブラックのボディで高級感があります。

サイズ感は一般的なヘッドフォンのサイズ。

side

サイドの金属パーツもブラックで統一感があります。

重量は重過ぎず軽過ぎずので、特筆することはありません。

LRはヘッドバンドとスピーカー部分に書いてあります。

ケーブル

ヘッドバンドから有線ケーブルが出ているので、これは好みが出そうですね。

ボタン配置について

ボタン

操作ボタンは基本的に左側にまとまっています。

ボタン一覧(前 to 後)
  • ミュートボタン(マイク)
  • マイク端子
  • USB-C端子
  • 3.5mmオーディオ端子
  • 音量調節ローラー
  • 接続モードスイッチ(2.4G/Bluetooth5.3)
  • 電源ボタン
  • セッティングボタン(右側)

有線接続がUSB Type-Cと3.5mmの2種類接続できるのは汎用性が高いです。

付属のマイクでインカムのようにできるので、音声配信やWEB会議などでの通話も快適。

マイクのミュートボタンがあるので、席を外す時にマウスやキーボードを操作しなくてもいいのは便利ですね。

ボタン

音量は無段階ローラーなので、感覚的に操作しやすいですし、通信方式も2.4GとBluetoothの物理ボタンなのは親切。

ボタン

右側のイヤーパッドにあるモード切り替えは、ミュージックモードとゲームモードを選べます。

ミュージックモードは、バランスが良くクリアなサウンド。

ゲームモードは足音と射撃音を強化してくれるとのこと。

音質のレビュー(筆者の好みと主観100%)

【音質】音ひとつひとつの定位がわかる立体感のあるサウンド

低音や高音が強調されていることもなく、いい意味でかなりフラットに聞こえます。

良くも悪くも特筆することのない音のタイプですが、音の良し悪しでいうと良いです。

音のレンジも中央に寄った感じはなく、10,000円以下なら十分な低音の深さと高音の煌びやかさがあります。

使ってみて特長的に感じたのは、音の定位がしっかりしていて立体感があります。

どの楽器がどこで鳴っているのかがハッキリわかるので、音ひとつひとつがクリアに聞こえます。

これは足音の方向を把握したいゲーミングヘッドフォンならではの特徴かもしれません。

【密閉性能】側圧が強くないので若干音が逃げている気がする

ボタン

イヤーパッドは非常に柔らかく、側圧は控えめなので、長時間装着しても疲れにくいです。

ただ、側圧が強くない分、密閉感は少し弱いです。

装着した際にパッドが八の字のようになり、下方から音が逃げている感じがします。

手で両サイドを押さえると密閉感が増して、音圧が劇的に変わるので、私の骨格的には音逃げしているかも。

【向いている音楽】バンドサウンドやアコースティックなど

変な癖がなく、どんな音楽でも万能で楽しむことができます。

その中でも、定位がしっかりと出るので、音数の多いバンドサウンドやEDMを聴くとどこでどの音が鳴っているのかがハッキリとわかります。

なので、音一つひとつが埋もれず聞き取ることができます。

楽器の演奏をしていると、コピーしたい楽器が聞き取りやすくてありがたいです。

前述したように、密閉感に欠けますが、音質自体は迫力のあるジャンルにもよく合います。

また、音の立体感があるので、広がりのあるアコースティックやジャズ系のサウンドにもよく合います。

まるで音に包まれているようなサラウンド感が感じられます。

色々試してみましたが、不向きなジャンルは特にないかな。

しいていうと、音が埋もれないので、音をあえてグチャグチャにしているハードコアとかノイズ系だと良さが薄れるかも。

使用感レビュー(操作性・装着感)

【操作性】ロールやスイッチが操作しやすい

操作ボタンが基本的に左側に揃っているので、非常に操作しやすいです。

ボタン

そして、ボタンが物理ボタンで用途別に分かれているのがありがたい。

1つのボタンで長押しやダブルタップなどで操作が変わるものって、操作を覚えないといけないし、誤タップがあったりして結構不便なんですよね。

また、音量調整はローラーで無段階調整できますし、接続方式の切り替えはスイッチ式なので、直感的に操作できるのがとても良いポイントです。

【接続性】Bluetoothの遅延はなく、接続パターンが多いのもありがたい

Bluetoothの規格は5.3とかなり新しめの規格、カタログ上は50msの遅延とのことですが、動画コンテンツを見ている限りは全く遅延を感じません。

使用していても途中で音が途切れるということは全くありませんでした。

ワイヤレスレシーバー

また、接続方式はBluetooth以外に、ワイヤレスレシーバー(2.4G)や有線(3.5mmオーディオ or USB Type-C)での接続が可能とのことで、用途に合わせて遅延速度を低減させることが可能です。

レシーバー接続の場合は、レシーバーをPC側に挿して、ヘッドフォン側のスイッチを2.4G接続に切り替えるだけです。

【装着感】柔らかいパッドで長時間装着しても疲れにくい

オーバーイヤー型のイヤーパッドになっているので、耳の圧迫感がなく覆ってくれます。

inner

また、イヤーパッドのクッションや表面の素材がかなり柔らかく、耳触りがかなり良いです。

加えて、側圧もかなり控えめなので、ゲームや映画など長時間視聴するシーンでもストレスなく使用できます。

ヘッドクッション

頭頂部は布地で程よいクッション性があり、頭が痛くなることはありませんでした。

布地なので、通気性がよく蒸れることはありませんね。

まとめ|ゲーミングヘッドセットならではの立体感と装着性・操作性がグッド

パッケージ

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はBIGBIG WONのゲーミングヘッドセット「HALO Pro(A200)」をレビューしました。

ゲーミングヘッドセットならではの定位感(どこで音が鳴っているかわかる)が非常に優れており、多数の楽器の音が混じるバンドサウンドでも、一つひとつの楽器が独立して楽しむことができます。

また、ローラーでの音量調節や様々な接続方式、長時間使用できる装着感など、機能面でもとても使いやすいヘッドフォンでした。

普段ゲームをしない私の音楽・映画・リモートワーク使いをした感想となりますので、ゲーム用途以外にも使用できるゲーミングヘッドセットを検討している方の参考になれば幸いです。

※AmazondではA200という名前で販売されています。

この記事の内容を簡単にまとめると