この記事ではUlanziの40Wビデオライト「LT028」を実際に使ってレビューしています。
動画や写真撮影の際に補助光として使えるビデオライトが欲しいな。
手頃な値段で買えて、コンパクトで使い勝手がいいものがいいな。
今回ご紹介する「LT028」はそんな方におすすめなビデオライトです。
「LT028」はカメラアクセサリーメーカーであるUlanzi(ウランジ)が開発・販売するLEDビデオライト。
40Wの光量がありながら、1辺10cm程度の手のひらサイズ。ケーブル電源はもちろん、バッテリー駆動も可能ということで、どこでも使いやすい照明機材。動画撮影時のメイン光、写真撮影の際に「もう一つアクセントが欲しい」という時の補助光にもピッタリです。
今回、Ulanziさんから製品提供をいただきましたので、「サイズや重さ」「使い方や操作性」「明るさや色温度の幅」など、実際に使ってみた感想をご紹介していきます。
- コンパクトなのに40Wとハイパワー
- 小さいのでミニ三脚にも載せられる
- バッテリー駆動もできるので電源に困らない
- ファンが静かなので動画の邪魔にならない
- 物撮りのメイン照明に使うならストロボの方が良い
- アダプターのケーブルが短い(交換できない)
- シーンモードの使い場所がわからない
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Ulanziの40Wビデオライト「LT028」とは?
【特徴・機能】40Wの光量と圧倒的なコンパクトさを両立したLEDビデオライト
- 手のひらサイズ(460g)のコンパクトなボディ
- 40Wの出力(最大光量13,260Lux / 0.5m)
- 3,400mAhバッテリー内蔵(有線駆動も可能)
- 無段階の光量調整(0%〜100%)
- 50K単位での色温度調整(2,500K-6,500K)
- ミニ三脚に搭載可能(1/4ネジ穴)
「LT028」はUlanziというカメラアクセサリーメーカーが販売するLEDビデオライト。
12,999円(税込)という気軽に買える価格と使いやすいサイズ感ながら、40Wの出力と13,260Lux/0.5mの明るさをつくることができます。
460g・1辺10cmほどのコンパクトさとバッテリー駆動でも使えるため、場所や環境を選ばず、持ち運び・使用することができます。
LT028のカタログスペック
価格(Amazon) | 12,999円(税込) |
サイズ(フード別) | 8.5 × 8.5 × 10.5cm |
重量(フード別) | 460g |
最大出力 | 40W |
最大光量 | 13,260Lux / 0.5m |
光量調整 | 無段階(0〜100%) |
色温度調整 | 2,500〜6,500K(50K単位) |
電源 | 有線・バッテリー |
アダプター仕様 | 19V/3.42A |
バッテリー容量 | 3,400mAh(最大300分、最大輝度で75分) |
マウント穴 | 1/4ネジ穴(一般的な三脚サイズ) |
コンパクトさと持ち運びやすさに振り切った使い勝手のいいLEDライトですね。
実際に使ってみた感想
小さいのにパワフル、動画でも写真撮影にも万能
実際に「LT028」を動画撮影や写真撮影に使ってみた感想としては、痒いところに手が届くフレキシブルで万能な照明。
本体サイズが500mlペットボトルよりも軽いので、移動もしやすく照明のアングル調整がしやすく、ゴリラポッドに取り付けて、天井から吊り下げて使うことができるのがかなり便利です。
バッテリー駆動も可能なので、電源がない場所や屋外撮影にも使えますし、このサイズ感とは思えないほどの出力・明るさをつくることができます。
ファンの音も小さいので、動画撮影の際も入り込むことはありません。
ただ出力が40Wなので、60Wや120Wのビデオライトに比べれば出力は落ちてしまいます。
暗い環境でメイン照明として使うというよりも、明るい環境やメイン照明がある環境でサブライトとして使うと製品の特性が活かせると感じました。
実際の駆動音や色温度を動画でチェック
本体から30cmくらいの距離にカメラを置いて撮影していますので、ファンの音を確認したい人はイヤホンを使用してください。(音声のノイズリダクションはかけておりません。)
少し離せばファンの音はほぼ聞こえませんね。
外観(サイズ・重さ)や同梱物をチェック
【サイズ・重さ】想像以上に軽くてコンパクト
8.5 × 8.5 × 10.5cmという本体サイズ。
コンパクトと聞いてはいたものの、想像以上に小さくて驚きました。
フードは取り外しできるので、持ち運びの際もカメラバッグに入れて持ち運ぶことができます。
重さは460gと500mlペットボトルよりも軽い。
照明機材って重いものが多いので、取り扱いがしにくいイメージなのでありがたい。
素材はアルミ合金+高耐熱ABSとのことで、周囲はアルミ製で頑丈に作られている印象です。
操作パネルはプラスチック系の素材になっていて、電源・光量・色温度の3つのボタンとシンプルな設計。
操作面の左下に電源ケーブルの差し込み口があります。
ボディの4つの側面には排気口があり、中にはファンがあります。
底面には1/4サイズのネジ穴があるので、三脚はもちろんスタビライザーやカメラのトップシューにも設置することができます。
出力口はmini Bowensマウントになっており、付属のフードを取り外せばソフトボックスなども取り付けることができます。
【同梱物】ランプシェードもあるので、買ったらすぐに使える
- 本体とフード
- ランプシェード
- 電源ケーブル(コンセント側)
- アダプター(照明側)
- 取り扱い説明書(日本語対応)
電源アダプターは19V/3.42A仕様。
10cmくらいのボックスが付いているタイプで、コンセントに接続しているときは緑色に光ります。
ランプシェードはシリコン製になっていて、フードに直接取り付けることができます。
これでかなり光が拡散されるので、被写体に向けても全体的に明るくしてくれます。
操作方法・操作感をチェック
【操作方法】3ボタンのシンプル設計なので使いやすい
操作ボタンが3つとパネルにバッテリー残量が表示されているだけ。
操作 | 効果 |
---|---|
中央のボタン | 電源のON/OFF |
CCT(左)を回す | 色温度の調節(2,500-6,500K) |
DIM(右)を回す | 光量の調節(0-100%) |
CCT(左)を押す | シーンモードに切り替える |
シーンモードの時にCCTを回す | シーンの選択(8種) |
【操作感】シンプルだけど
ボタンが3つで難しい操作はありませんので、初心者にも扱いやすい設計になっています。
基本的には、電源を入れて左右のノブで色温度と光量を調整するだけ。
CCTボタンを押すとプリセットの点灯を選べるシーンモードがありますが、映像演出をしたい人以外は使うことはなさそうです。(演出にこだわりのある人はもっと詳細に設定できるものを買った方が良い)
操作中はパネルが点灯するので、暗いところでの操作もしやすいですが、5秒くらい操作をしないと暗くなるので、常時点灯設定ができたら嬉しかった。
【機動性】ゴリラポッドにも使えていろんな場所で使える
460gしかないので、ミニ三脚にも余裕で搭載することができます。
本格的な三脚にも載せられるのですが、この方が移動がかなり楽です。
ゴリラポッドなので、メイン照明のスタンドに巻き付けて使うことができます。
そのほかにも、カーテンレールやドアの上など、環境をフルに活用して照明調整できるのはコンパクトならではの魅力です。
写真撮影用の補助光として使ってみた
ピント合わせのための定常光として使ってみた
普段使っているストロボスタンドにゴリラポッドで設置、ストロボはシャッターを押した時に光るので、どうしてもピント合わせの段階で暗くなってしまって、ピントが合いずらかったので、ピント合わせ用の補助光として使ってみました。
直接被写体に向けても良いですし、アンブレラに向けても結構な明るさが確保できるので、柔らかめに光が欲しいときは反射光を使うのもありです。
逆サイドの影を抑えるために使ってみた
照明の反対側(デスクの左側)が壁になっているので、スペース的に一般的なスタンドは置けないのですが、ゴリラポッドに載せれば、デスクチェアのヘッドレストの上にも照明を設置することができます。
元々のストロボ1灯だけだと、どうしても逆サイド(左下)が暗くなってしまいます。
レフ板を使ったりするのですが、正直そんなに変わらないという時も。
ストロボの逆サイド(デスクチェア上)に「LT028」を設置するとこのような感じに。
左側に程よい影がありつつも、被写体の形や質感がわかるほどに明るくなりました。
ビデオライトは定常光なので、ピント合わせもしやすくなりますし、ストロボのように通信機器(コマンダー)の設定も必要ないので気軽に使えてありがたい。
あえてデメリットをあげるとしたら
端子からボックスまでのケーブルが短いのでスタンドからボックスが垂れ下がる
有線接続の際は19V/3.42Aの電源アダプターを使用する必要があるのですが、端子からアダプターのボックスまでの長さが1mほどしかありません。
低い位置で使用する分には問題ないのですが、スタンドに設置するとボックスが垂れ下がった状態になります。
シンプルにケーブルや端子にいい状態ではないので、ボックスまでの長さはもう少し欲しかったと感じました。
せめてここの部分のケーブルを別売りで交換できるようにしてくれると嬉しいのですが、交換式ではないので断念。
ボックスをスタンドに引っ掛けられるようにすればケーブルや端子を傷めずに済むので、今後工夫していきたいと思います。
まとめ|これが12,999円で買えるのはマジでお得!
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はUlanziのLEDビデオライト「LT028」をご提供いただきましたので、実際に使ってみた感想をご紹介しました。
手のひらサイズで取り回しも便利で、簡単な撮影なら十分すぎる出力ですので、動画・写真問わず撮影環境に1つは持っておきたい照明機材です。
カメラバッグに入れておいても、場所を取らないですし、バッテリーで動いてくれるので、いざという時の保険としても活躍します。
私はデスク周りに常時セットしておいて、今後の撮影に活用させていただきます!
この記事がコンパクトなLEDビデオライトをお探しの方の参考になれば幸いです。