Morus V6をレビュー！衣類のホコリや臭いも取れる吸着式壁掛けスチームアイロン

どんなにおしゃれなTシャツでも、シワだらけだったらカッコ悪い。

とはいえ、洗濯するたびにアイロンセットを押入れから出してシワ伸ばしする気にはなれない。

今回はそんな方にオススメなハンガーにかけたままシワ伸ばしできる「真空吸着式衣類スチーマー（壁掛けスチームアイロン）」をご紹介していきます。

「仕事で使うYシャツをいつもパリッさせてイケてるビジネスマンでありたい。」
「彼女や奥さんとのおでかけに着ていくTシャツをおしゃれに着こなしたい。」

そう思っているそこのあなたに必要な真空吸着式衣類スチーマー「Morus V6」を使用した感想（メリット・デメリット）を事細かにレビューしていきたいと思います。

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真空吸着式衣類スチーマー「Morus V6」とは？

「Morus V6」は壁にかけたままアイロンがけできる衣類スチーマー

「Morus V6」は小型衣類乾燥機が人気のメーカーMorus（モルス）から販売されている真空吸着式衣類スチーマーです。

真空吸着式衣類スチーマーとは、簡単に言えば「ハンガーに吊り下げたまま衣類のシワを伸ばせるアイロン」。

掃除機のように吸引して衣類をキャッチしながら、熱したプレートとスチームを当てることができます。

アイロンがけというと、本体とアイロン台を出してきて、温めてシワ伸ばし、終わったら片付けと結構面倒。忙しい時にはやっていられません。

この吸着式衣類スチーマーなら、衣類はハンガーにかけたまま、アイロン台不要でシワ伸ばしをすることができ、とても手軽です。

仕事で着る時のYシャツやスーツ、お出かけ時のTシャツなど。前日にアイロンをかけ忘れて、泣く泣くそのまま家を出ることなく短時間でサッとシワ伸ばしすることができます。

「Morus V6」のカタログスペック

価格（Amozon）	税込19,800円
サイズ	10.9×17.4×24.1cm
重さ	959g
カラーバリエーション	2色（ホワイト・ダークグレー）
電源	AC 100V（一般的なコンセント）
消費電力	900W
立ち上がり時間	約20秒
コードの長さ	2.4m
注水量	170ml

実際YシャツやTシャツに使ってどれくらいシワが伸びるのか？

それでは実際にMorus V6を使用してみたビフォーアフターをまずお見せしたいと思います。

手軽で使いやすいという特徴の製品ですが、そもそもアイロンとしての性能はどうなのか？

仕事でたまに使うYシャツと私服のTシャツを実験台にしてアイロンがけして、どれくらい綺麗になるのかやってみました。

仕事用のYシャツでシワ伸ばしビフォーアフター

こちらがORIHICAで購入した普段私が着ているYシャツ。

ここ最近仕事で着ているノンアイロンシャツとはいえ、胴体周りに若干シワがあります。

こちらがMorus V6で2度程なぞるようにアイロンがけをした後の写真です。

元がそんなにシワがないのでそんなに違いは出ないと思っていましたが、シワがかなり減っただけでなくどこか光沢感が出たような…（光の加減？）

こちらは半身だけアイロンがけをした比較です。

明らかに左側だけパリッとしたになっていることが一目瞭然です。

ということで、アイロンがけの質の部分は問題ないといえるのではないでしょうか。（問題は手軽さですよね）

私服のTシャツでシワ伸ばしビフォーアフター

続いてこちらの白Tで実験していきます。

あえて洗濯してしばらくクローゼットに折りたたんでいたものを引っ張り出してきました。

シワになりにくい柔らかい生地とはいえ、胴回りや襟・裾がダボついてくたびれた印象です。

こちらがシワ伸ばし後のTシャツです。

パッと見、大きく変化はないようですが、胴・襟・裾周りの細かいヨレやシワが伸ばされて、光の当たり方が変わったような気がします。

元々は胴回りにあった薄いシワも…

蒸気を当てながら、ゆっくり2度ほどなぞるだけで均一に伸ばされたようです。

一番印象的だったのは、襟周りのヨレですね。

波うっていたのが綺麗になるだけで、かなり清潔感が増したように感じました。

顔周りは会話中に目に入る部分なので、こういうところは相手の印象にも大きく影響しそうですね。

「Morus V6」の購入メリット！吸着式壁掛けスチームアイロンはここが良い！

①アイロン台不要！壁にかけてままアイロンがけができる

アイロンがけが相手の印象に大きく関わることはわかっていつつも、アイロン台とアイロンを出して、予熱してアイロンがけ、終わったら後片付けと結構面倒ですよね。

私も仕事用は基本的にノンアイロンシャツをベースに、大切な時だけ前日にアイロンがけ。私服はできるだけシワが目立たない服を選ぶようにしていますが、たまにはおしゃれなシャツなんかも着てみたい…

Morus V6は、衣服をハンガーラックやドアノブなどにかけたままアイロンがけが可能。

電源ケーブルをコンセントに挿したらアイロン部分が発熱します。

プレート部分は床に当たらないので、床に倒しておいても大丈夫。

足が当たって火傷すると危ないので、付属のスタンドに立てかけておくのが安心です。

電源を入れると背面のロゴ下にLEDが点灯、点灯がおさまったらアイロンがけができるようになります。

スチーム噴射すると紫色に変わるギミックは結構かっこいい。

予熱している間（約20秒）に給水タンクに水を入れて本体にセット。

トリガーを引くとスチームが噴出します。

写真は吸引しながらやっているますが、吸引なしだと結構な量の水蒸気が出てきます。（熱いので要注意）

トリガーを引くと水蒸気を出しながら吸引してくれるので、生地をなぞるようにアイロンがけするだけ。

1度なぞるだけで結構綺麗になるので、何度も往復しないと綺麗にならないなんてことはありませんでした。

②吸着式だから生地をなぞるだけ！左手はたまに添えるだけ。

掃除機のように吸い込みながらアイロンがけをしてくれるので、近づけるだけで生地をキャッチしてくれます。

そのままなぞるように動かすだけでアイロンがけできるので、ほぼ片手で操作することができます。

裾や袖などの細かいところは左手で軽くサポートしてあげる必要がありますが、布を押し当てるような動き必要ありません。（むしろスチームが出ているので危ないかも）

前面がアイロンのプレートになっていて、ここを当てた部分のシワを伸ばすことができます。

それに加え、上半分が掃除機のような吸引口になっていて衣服をキャッチしてくれます。

程よい吸引力になっていて、吸い込みすぎて動かしづらいということはありません。

別の場所に移動しようと、少し本体を引くとパッと離してくれる絶妙な加減です。

吸引の強さは弱・強の2段階になっています。

ガッツリ衣類をキャッチしていて欲しい、花粉やホコリをガッツリ取り除きたいという時は強でいいですが、普通にアイロンがけするだけなら弱で十分でしょう。（その理由はデメリットの③で解説）

③衣服についた臭いやホコリなどもキレイにしてくれる

下半分からスチームが噴射されて、すぐにシワ伸ばし。高温のスチームはダニの死骸や花粉、臭いの粒子も吸着してくれます。

そして、上半分の吸引部分は、衣類をキャッチするだけでなく、スチームで吸着したそれらを吸い取ってくれるとのこと。

実際に何枚かの衣類をアイロンがけした後には、想像以上のホコリ類が溜まっていました。（実物はモザイクものなので、1-2枚使用後の写真を掲載しています）

汗や飲食店の臭い、ホコリや花粉など、衣服に関する気になることをこれ一つで解決してくれます。

私も花粉症に悩まされている一人なので、これは結構嬉しいかもしれない。

④寝具やソファなどの花粉やダニの対策にも手軽に使える

衣服以外にも、寝具やソファ・クッションなどにも使用できるので、手軽にホコリやダニの対策ができます。

寝具やソファって洗濯できないので、掃除したとしても掃除機で表面のホコリを取る程度になりがち。

最近はダニを叩いて吸引してくれる家電もありますが、果たして本当に効果があるのか謎ですよね。

Morus V6なら、高音のスチームで除菌しながら、吸引機能で吸い込んでくれますので、より清潔で快適な空間にしてくれます。

そのほかにも、布製のバッグやマスク、帽子などにも使えるとのことで、清潔に保ちたいけど気軽に洗濯できないというアイテムのクリーニングに。汚して帰ってきがちな子供の持ち物にもスチーム除菌なので安心です。

「Morus V6」の気になるところ！購入前に知っておきたいデメリット

①1度の給水でアイロンがけできる衣服は3〜4枚なのでスポット的に使うもの

給水タンクに入れられる水の量は170mlと決して大きくありません。

なので、重さを感じることはないのですが、1度の給水でシワ伸ばしできる衣類は思ったより少ないと感じました。

公式の情報では最大10分、6〜8枚のYシャツがアイロンがけできるとのことですが、これはあくまでスチーム量を最小にしてサッと使用した場合の基準。

実際私が使用してみた感覚では、最大スチームで丁寧にシワ伸ばしして3~4枚といった感じでした。

アイロンがけに対する神経質さ（スチームの量と何往復させるか）がこの枚数に幅を持たせそうです。

私はやり始めると細かくやってしまうタイプなので、普通の人はもう少し多くできるかと思います。

スチームの量はトリガー部分の押し込み加減で調節することができます。

スイッチやクリックで段階的になっているわけではないので、弱〜中で長時間使う時は力加減に慣れが必要かもしれません。

また、給水タンクはカビ防止のため、水を捨ててから少し空ぶかしして、本体内の水分がない状態にした方が良いとのこと。

それ自体はそこまで面倒ではないのですが、給水タンクのフタをオープン状態で維持できず乾燥させられないのが少し気になりました。

あと給水口が小さいので、ジョウゴ（付属品）を使わないと水が入れづらいです。

この辺は正直なんとかなったのではないかと思う。

②ハンガーのある襟元はアイロンがけしにくい

ハンガーにかけたまま使用するので、ハンガー周辺は若干アイロンしづらさを感じます。

写真のような薄くフラットなハンガーを使うと、ハンガーの上からでもシワ伸ばししやすくなります。

Tシャツは襟元がパリッとしているだけで印象がかなり変わり、新品に近づいたように感じました。

Tシャツがよれてきたなと感じたらアイロンがけをすればいいんですね。

③生地や吸引モードによってうっすら模様が残ることがある

吸引モードを強にした状態でYシャツのシワ伸ばしをしたところ、写真のような波打つような跡がうっすら残りました。

これは吸引口の形状によるものだと思われ、吸引の力が強いと抑えられている部分とそうでない部分の境目に境界線ができてしまうのでしょう。

シワのつきやすいYシャツなどは吸引を「弱」にして使用することをおすすめします。（それでも全く問題なし）

柔らかいTシャツなどは「強」であってもこのような跡は残りませんでしたので、生地に合わせて吸引モードを選択するのがよいでしょう。

④折りたたみ式ではないので収納や携帯性はあまり良くない

ドライヤーのような親しみやすい形状で持ちやすく、重さも感じにくいので、使用上ストレスになることはありませんでした。

ただ、持ち手の部分をドライヤーのように折りたたむことができないので、収納時もこの形状です。

縦幅24.1cmなので、折りたたむことができたら収納性や携帯性も良かったのにと感じました。

長期の出張の時にこれ1台あれば、Yシャツを毎日アイロンがけ&消臭できて便利なのに。

とはいえ、普通のアイロン&アイロン台よりはコンパクトなので、オフィスとかに置いておいても良さそう。

商談前のシワ伸ばしやランチ後に飲食店の匂い取りとして使いたいですね。

よくある質問

お手入れは簡単ですか？

お手入れは比較的簡単です。給水ポットにカビが生えないように乾かす（毎回推奨）、吸い込んだ埃などを定期的にブラシでかき出す（数回に1回程度）。この2つが必要です。

吸着時の音量はうるさくないですか？

掃除機のように吸引して衣類に吸着しますので、一定の音量はありますが、掃除機ほどではありません。ただし、壁の薄いアパートなどでは深夜に使わない方がいいかもしれません。

アイロンの温度は調節できますか？

温度調整機能はありません。電源プラグをコンセントに挿すと自動で発熱するようになります。

スチームや吸着をオフにすることはできますか？

トリガーを引かなければスチームオフでのアイロンが可能です。吸着（吸い込み）もオフにすることはできますが、吸着をする時はスチームが噴射されます。

同梱物は何がありますか？購入したらすぐに使えますか？

同梱物には取り扱い説明書（+クイックガイド）、掃除ブラシ、ジョウゴ（給水サポート）、アクリルスタンドがあり、購入したらすぐに使用することができます。

取り扱い説明書は日本語に対応していますか？最低限しか書いてなくて困りませんか？

多言語対応の説明書になっており、日本語ページも用意されています。使用方法やメンテナンス方法まで結構なページ数があるので、よくある「詳しくはネットで」のようにはなっておらず、アナログ派な方へのプレゼントにも安心です。

まとめ｜普通のアイロンよりかなり手軽だからおでかけや出張の前に使いたい。

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は真空吸着式衣類スチーマー（壁掛けスチームアイロン）「Morus V6」を使用した感想をメリット&デメリットでご紹介させていただきました。

衣類をハンガーにかけて、吊るしたままアイロンがけができるのは、とても手軽ですし、想像以上にしっかりとシワ伸ばしができるのには驚きました。

この製品を使ってみて、床にアイロン台をおいて場所を取ったり、正座しながらアイロンがけをするのって結構ストレスだったんだなとも感じて、立ったまま場所を取らずに作業できるのも嬉しいポイントでした。

そのほかにも、スチームと吸引機能で臭いやホコリ・ダニの死骸なども吸い取ってくれるので、シワ伸ばし以外にエチケットや衛生的な面での活用を目的に購入するのもありだと感じました。

今回紹介したメリットとデメリットを購入検討の参考にしていただけますと幸いです。