【QCY MeloBuds Proをレビュー】五千円台で高音質&ノイキャン搭載のカナル型イヤホン

QCY MeliBuds Proのレビュー
QCY MeloBuds Proをレビュー

ワイヤレスイヤホンは高額になるほど高音質で高機能ではあるのですが、どれだけ高額なものでも2-3年で使えなくなります。

これはバッテリーの都合上しかたなく、安全性の観点からバッテリーを交換できるような仕様にはできないそうな。

そう考えると、10,000円前後のものを定期的に買い替えるのが一番コスパがいい買い方なんじゃないかと最近思います。

今回紹介するのは、クーポンを使えば5,000円台で購入できるコスパの高いQCYの「MeloBuds Pro」というカナル型(密閉型)のワイヤレスイヤホン。

今回QCYさんから製品提供をいただきましたので、実際に使用した感想をレビュー記事にしていきたいと思います。

コストパフォーマンスの高い音質と周囲の環境に合わせて最大-46dBのノイズキャンセル機能を搭載したカジュアルユースにおすすめのアイテムです。

MeloBuds Pro
総合評価
( 3 )
メリット
  • 五千円台とは思えない高音質と聴き心地
  • 軽くてコンパクトなので携帯性抜群
  • 音楽に没入できる十分なノイキャン性能
デメリット
  • ケースの上部がわかりにくく、ワイヤレス充電非対応
  • マルチペアリングが2台まで、切り替えは若干ラグあり
  • デフォルトEQではラウド系バンドの迫力が物足りない

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※この記事はメーカーから製品提供をいただき作成しており、記事内にはアフィリエイトリンクを含んでおりますので、当ブログを応援いただける方のみそちらからご購入いただくようにお願いします。

この記事の内容を簡単にまとめると

QCY MeloBuds Proとは?

MeloBuds Proの特長とカタログスペック

MeloBuds Pro
MeloBuds Proの特長
  • ハイレゾ×LDAC対応、12mmドライバーの高音質
  • 自動調節できる最大-46dBのノイズキャンセリング機能
  • ケース含む最大34時間の連続再生

MeloBuds Proはイヤホンやヘッドフォンが人気の中国メーカーQYCから販売されているワイヤレスイヤホン。

7,000円以下の低価格帯でありながら、高音質×静寂性(自動調節ノイズキャンセリング)を実現したコストパフォーマンスに優れたアイテムです。

価格(Amazon)6,980円(税込)※クーポン割引あり
サイズ5×5.8×2.8cm(本体長3.4cm)
重さ43.4g(片耳4.6g)
カラー2色(ブラック・ホワイト)
ドライバー径12mm
ノイズキャンセリングあり(最大-46dB)
外音取り込み機能あり
マルチポイント接続最大2台
最大再生時間本体8時間(ケース含む34時間)
防水IPX5(参考
ゲーミングモード80ms低遅延

※価格は記事作成時の価格です。

付属品と説明書

付属品

箱の中身には、取扱説明書・充電ケーブル(USB A to C)・交換用イヤーピース(S・L)が入っています。

説明書

説明書はオール日本語なので、知りたい情報がすぐに見つけられて安心。不自然な日本語は特にありません。

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外観レビュー(デザイン・質感・サイズ・重さ)

スペースグレーの未来的なデザイン

イヤホンケース

Macのスペースグレーのような濃いめのシルバーボディに卵のとうな丸っこい形状、QCYのロゴがセンターに入っています。

見にくいですが、下の方に充電すると光るLEDがあります。

ケース裏

背面は特に刻印はなくシンプルなデザインです。

サイズ

43.4gと非常に軽くコンパクトなボディは持ち歩きにも便利。ポケットの中がパンパンになる心配はあまりありません。

プラスチックで高級感はないものの、ツルツルとした手触りもいい感じです。

充電端子

下面は充電用のUSB-C端子とペアリングボタンがあります。

ちなみにワイヤレス充電には非対応です。

オープン

片手でも開けられなくはないデザイン、表面がツルツルとしているのでたまに滑る。

ベース部分よりもフタ(開閉部分)の方が面積が広いので、最初は上下間違えやすいですが慣れます。

テレコアラC

開閉部分の方が面積が小さい方というイメージが付いてしまっていますね。

メタリックラインがかっこいいシンプルな本体

MeloBuds Pro

ケースを開けると、バッテリー部分がオープンになっています。

取り出し

中央部分が欠けていることで、本体の出し入れがしやすい。

収納する時もマグネットでパチっと収納することができます。

イヤホン

マットブラックのシンプルな形状ボディーにメタリックな縦ラインが入ったシンプルかつ個性的なデザイン。

ホワイトの場合「安っぽい」というレビューがありますが、ブラックには安っぽさは感じずむしろかっこいいと感じます。

使用感レビュー(装着感・操作性・アプリ)

装着感:しっかり耳にフィットする定番の形状

イヤホン裏側

Air Pods Proと同じく「うどん型」のデザインにイヤーピースがついている「カナル型」と呼ばれる密閉型の本体。

イヤホン

イヤーピースで耳穴を密閉するので、遮音性が高くノイズキャンセリング機能がなくてもしっかりと音楽に没入することができます。

装着した時も片耳4.6gと非常に軽量、フィット感も高く装着した際の安定感は抜群です。

テレコアラC

頭を振っても落ちる様子はないですね!

操作感:メタリック部分のタップで簡単操作

イヤホン

操作方法は以下のようになっていて、一般的なワイヤレスと同じなので、使いにくさは特にない。

アクション操作方法
電源オン/オフケースのフタを開/閉
再生/停止本体をダブルタップ
曲送り右耳をトリプルタップ
音声アシスタント左耳をトリプルタップ
ゲームモード左耳を1.5秒長押し
ANC ON/ANC OFF/外音取り込み右耳を1.5秒長押し
着信応答/通話終了本体をダブルタップ
着信拒否本体を1.5秒長押し

タップできる面積が広いので操作しやすく、ワンタップ操作が存在しないので、誤操作はしにくいようになっている。

ちなみに操作方法はスマホアプリ側で自由にカスタムできる。ワンタップ・ダブルタップ・トリプルタップの3種類×左右なので、6種類の操作を自由にカスタマイズ可能だ。

また、耳から取り外せば一時停止、耳に戻せば再生という機能が標準搭載されている。この機能もスマホアプリ側でオンオフ設定可能。

スマホアプリ:EQ・ノイキャンなどこだわり設定が可能

アプリをスマホにダウンロードして連携させれば、さまざまな詳細設定が可能。

・EQ設定(音響)
・ノイキャンモード
・操作ボタンカスタマイズ

ノイキャンは「室内」「通勤」「騒がしい」「風切り音カット」「アダクティブ(自動調節)」とモードを選択することができ、周囲の環境に合わせて必要なノイキャンを提供してくれる。

アプリ操作は非常にシンプルなので、使い慣れていない人でも安心。

音質レビュー(音質・向いている音楽・ノイズキャンセリング)

音質:聴き疲れしにくい聴き心地のよいデジタルサウンド

音質については中低域がふくよかな耳障りのいい音といった印象です。

高音がキンキンする感じがなく、全体的に丸っこいイメージ。(非エイジング状態)

超低音・超高音の音域幅はそこまである感じはしないので全体的に中心域に収まっている感じですが、定位や音ひとつひとつの解像度が高いので、音潰れしている印象はありません。

綺麗に整ったデジタルサウンドといった印象です。

向いている音楽:歌モノ・JAZZ・EDM(ロックはEQ次第)

中低域がしっかりしているので、ヴォーカリストや主旋律の楽器がすごく前に出てきます。

歌唱力のあるヴォーカリストやJAZZのサックスやトランペットのソロパートは一気にスポットライトが当たったように際立って聴こえます。

全体的に低音域寄りなので、クラブミュージックもズンズンしたライブハウス感を感じることができるので、EDM好きな方にもおすすめできます。

ただし、ラウド系のロックは標準音質ではあまり合わないと感じました。

というのも、全体的にこもった感じになってしまっていて、ギターのザクザク感やドラムやシンバルのアタック感がイマイチ抜けてこない印象です。

とは言え、SpotifyなどのEQから上の画像のように超低域と高音域をブーストして、ミドルレンジを少しカットする、いわゆるドンシャリにするとかなり迫力のバンドサウンドができます。

元々の音質がクセのない音質なので、カスタマイズの幅が非常に広いと感じました。

これで5,000円台とは驚きの音質です。

ノイズキャンセリング機能:音質劣化はなくちょうどいいANC

MeloBuds Proのノイキャン機能は2つの特長があります。

1つ目は、「最大-46dB」の騒音を打ち消してくれる点。

電車のロードノイズや街中の騒音、室内はエアコンやサーキュレーターのホワイトノイズまでしっかり低減させてくれます。

周りの音が全く聴こえないレベルというわけではありませんが、音楽に没入するには十分なレベルのANCだと言えます。

2つ目は、周囲の環境に合わせて自動で調整してくれる「アダクティブANC」。

室内・屋外・電車内など、使用者の使用環境に合わせて自動で最適なノイキャンを調整してくれますので、シーン別で毎回ANC設定を切り替える必要はありません。

使用中に「ANCモードが切り替わった!」とわかる瞬間はまだ来ていないので、シームレスに切り替えてくれているように感じました。

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まとめ|MeloBuds Proのメリット・デメリット

パッケージ

使ってわかった購入メリット3選「これが重要なら買い!」

①聴き疲れしにくく、カスタマイズ性の高い音質

全体的に中低域に寄った音質なので、長時間使用しても耳が疲れにくいです。

また、比較的クセのないデジタルサウンドなので、EQ側で好みの音質にカスタマイズしやすいので、音にこだわりのある人でもある程度満足いくレベルにはできるはずです。(あくまで1万円前後の音質です)

②軽量でコンパクトなので装着性が良く持ち運びにも最適

片耳4.6gなので、装着していても負荷を感じることなく使いやすいです。

また、ケース含めて計43.4gと軽量でコンパクトなため、ポケットに入れて携帯しやすいので、通勤通学用のイヤホンにもピッタリです。

③十分なノイキャン機能

室内ではエアコンやサーキュレーター・キーボードのタイピング音、屋外では車や電車のロードノイズや街中の騒音まで、幅広くノイズ低減してくれるので、音楽にしっかり没入することができます。

ノイキャンのかかり方もすごく自然なので、耳が疲れたり不自然に感じることはないし、音楽を止めれば誰かに話しかけられても気付きます。

そこまでガッツリなノイキャンを求める人でなければ十分なクオリティです。

使ってわかった購入デメリット3選「これがネックなら要検討」

①マルチポイント接続が2台、切り替えも不調?

マルチポイント接続は最大2台までデバイス登録ができ、音楽や動画の再生をトリガーにデバイスを切り替えてくれます。

とはいえ、この機能の使用にはスマホアプリから「マルチポイント」をONにする必要があるのと、このデバイス切り替えがスムーズでない点は少し気になるポイントです。

スマホで音楽を再生中にPCの動画を再生とすると、スムーズに切り替わらず、一度音楽再生を止めてから動画を再生するとつながるといった感じです。

とはいえ、2台登録しておいて、それぞれで立ち上げる分には全く問題ないので、ストレスに感じるほどではないです。

②ケースの上下がわかりにくく、ワイヤレス充電非対応

サイズ

一般的なイヤホンケースはフタ部分の方が小さいのですが、このイヤホンはフタ部分の方が大きいので、シンプルに上下を間違えやすい。(最初だけかもしれない)

そして、ワイヤレス充電には非対応でUSB-C接続のみなので、ワイヤレス充電必須という人にはおすすめできない。

ケース含めて34時間連続再生できるので、充電頻度はかなり低いです。

③デフォルト音質ではバンドサウンドの迫力に欠ける

音質が全体的に中低域寄りでよく言えば「耳障りのいい音」、悪く言えば「アタック感の少ない音」とも言える。

ギターのザクザクした感じやスネアドラムやシンバルの抜けが少し物足りず、迫力に欠けると感じました。

前述したようにEQ設定で低音と高音を強調してミドルカットするドンシャリサウンドにすればラウド系の音楽でもライブハウスのような大迫力の音作りができます。

音作りの幅はとても広いので、好みの音にして楽しめるという反面、EQを触るのが面倒という人からすると物足りないかもしれない。

まとめ|5,000円台とは思えない音質とノイキャン性能に大満足

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はQCYのワイヤレスイヤホン「MeloBuds Pro」を実際に使ってみた感想をご紹介させていただきました。

5,000円台とは思えないほどの高音質とノイキャン性能に驚かされる逸品、コンパクトで装着感も良いので、通勤通学などの普段使いにピッタリのワイヤレスイヤホンでした。

カナル型イヤホンでしっかりと音楽に没入したい人は、候補に入れてみてもいいのではないでしょうか。

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