【レビュー】ロジクール「MX Keys mini」のメリットとデメリット

MX Keys miniのレビュー

この記事では、Logicoolの70%ワイヤレスキーボード「MX Keys mini」のレビューをしています。

この記事はこんな方におすすめ!
  • ロジクールの「MX Keys mini」のレビューが気になる!
  • デメリットもしっかり理解した上で購入したい!
  • 他のユーザーの口コミもチェックしてから購入したい!

パンタグラフ式ワイヤレスキーボードの最上位機種として人気の「MX Keys」がコンパクトになって発売されました。

待ちに待ったモデルということで、私も早速購入。

テレワーク環境でバリバリ活躍してくれている相棒になりました。

今回は、買ったからこそわかるMX Keys miniのレビュー、使ってみてわかったメリットとデメリットをご紹介していきます。

ホリ

記事の最後には、SNS上での口コミもまとめておりますので、購入の参考にしていただければ幸いです!

MX Keys mini
総合評価
( 5 )
メリット
  • 必要なキーはありつつも無駄のないコンパクトさ
  • グラファイトカラーのデザインがとにかくかっこいい
  • 軽快なパンタグラフ方式ながら、しっかりとした打鍵感
  • 3デバイスをワンタッチで切り替えられる
デメリット
  • 有線接続できない
  • Unifyingレシーバーは使えない
  • 矢印キーが小さくて押しにくい
この記事の内容を簡単にまとめると

MX Keys miniはコンパクトなワイヤレスキーボード

日本語配列

「MX Keys mini」はワイヤレスのテンキーレスキーボードです。

元々、MX Keysというテンキーありモデルが気になってはいたものの、テンキーレスキーボードの利便性を感じていたため、購入することはなかったのですが、ついに待望のテンキーレス版が発売!

Amazonで12,000円を超える高級キーボードでしたが、待ちに待ったテンキーレスモデル。

これは買うしかないと購入に至りました。

MX Keys miniのスペックを紹介

MX Keys miniのスペック(Amazonから引用
  • 70%のテンキーレス
  • キー構造:パンタグラフ
  • 対応OS:Windows、macOS 、iOS、Chrome OS、Android OS
  • 配列:日本語配列のみ(83キー)
  • 給電:バッテリー式(USB-C給電)
  • 接続方式:Bluetooth、Logi Bolt(Unifying非対応)
  • サイズ:296×21×132cm
  • 重量:506.4g
  • カラー:グラファイト、ホワイト、ピンク

買ってわかったMX Keys miniのメリット

①疲れにくい傾斜と軽くて浅いストローク

傾斜の浅いキーボード
これで腱鞘炎対策に

このキーボードに買い替えを検討した理由の一番は「タイピング疲労」。

メカニカルキーボードの傾斜と厚み、ストロークの深さはファンも多いですが、仕事でもオフでもタイピング量の多い私には合いませんでした。

今回MX Keys miniに買い替えて感じたのはストロークの浅さ。

ストロークの浅さと程よく傾斜があるので、長時間のタイピングでも腕が疲れることはありません。

②テレワーク向けのファンクションキーが便利

ファンクションキー
絵文字呼び出しがあるのでチャットが捗る

数字キーの上には、WEB会議の多いテレワークに活躍するファンクションキーが設置されています。

テレワーカーが嬉しいファンクションキー
  • 絵文字:社内チャットでサッと出せるのは助かる!
  • マイクミュート:マウス使わなくていいって便利。
  • 音声入力:ちょっと調べ物、メモが楽になる!
  • 選択範囲スクショ:「⌘+4」って結構めんどくさいからねー

購入前は「そんなに使わないだろうなー」と思っていましたが、実際WEB会議をしてみると、パッとワンボタンでアクションできることがとても便利。

特に音声ミュートは、話終わったら指ひとつでミュートできるので、相手の邪魔をすることはありません。今まではソフトごとに違う複合キー、もしくはマウス操作でミュート。これって結構手間ですよね。

話終わったらサッとミュート。スマートなテレワーカーになった気がしました。

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③丸い窪みとマットな肌触り

キーボードの質感
値段もするから高級感もしっかり

角丸のキーの中央には少し窪みがあります。

これが指先にフィットしてタイピング一つひとつを心地よくさせてくれます。

キーの質感がマットな手触りになっている点もMacBookとの違いです。

ついつい触りたくなる高級感があります。

④テンキーレスはマウスが使いやすい

マウスとキーボード
マウスの距離って姿勢に影響します

前回のメカニカルキーボードで感じたテンキーレスの快適さ。

テンキーがないことでエンターキーのすぐ横にマウスを置くことができるので、右手の移動距離を最短にすることができます。

また、体の姿勢が左右均等に近くなるので、体の歪み防止になるんじゃないかなと勝手に想像しています。

毎日の仕事なので、正しい姿勢を維持することを意識したいですよね。

⑤心地よい打鍵感と重厚感、そしてデザイン

ロジクールのマウスとキーボード
MX Master2Sと並べるとかっこいい

メカニカルキーボードほどのカタカタスコスコ感はありませんが、パチパチ軽快な打鍵感を感じることができます。

MacBookAir2018とM1MacBookAirではキーの固さが若干違いますが、MX Keys miniはちょうど中間の固さといったところでしょうか。

打鍵音は大きくないので、WEB会議中にメモを取っても相手に不快感を与えることはありません。

本体を支えるバッテリーに重さがあり、しっかりとしたグリップがあるため、薄型で傾斜があるとはいえ不安定さは全くなく、一つひとつの打鍵をしっかりと受け止めてくれている感覚があります。

そして、何よりこの高級感あるデザイン。

プラスティックであろう素材ですが、マット加工や金属感あるボディーの質感によって安っぽさを全く感じさせません。

触ってもプラスティックとはわからず、コンコンと爪で音を立てて初めて「あ、プラスティックなんだ」というほどです。

購入してわかったMX Keys miniのデメリット

今のところ、がっかりポイントは一切ないのですが、誰かがガッカリするかもしれないポイントをあえてピックアップしていきます。

①有線接続できない

有線接続
ほとんど使わないけどさ

本体上部にはUSBC端子がありますが、こちらは充電専用になっておりPC操作はBluetoothもしくはレシーバーを接続しての操作になります。

Bluetoothの反応速度も全く問題なのですが、ゲーム等のレスポンスの速さを求める方は注意が必要かもしれませんね。

②Unifyingレシーバー非対応&レシーバー別売り

ユニファインレシーバー
M575のUnifyingレシーバー

このモデルでは、MX MasterシリーズやERGOシリーズのマウスのレシーバーとして使われているUnifyingレシーバーを使うことができず、Logi Boltという新しい通信スタイルのレシーバー専用となっています。

従来は1つのUnifyingレシーバーでマウスとキーボードの信号を受信していましたが、Logi BoltではUnifying対応機種の信号を拾うことができないため、両方の信号を拾うためには2つのレシーバーを端子に接続しなくてはなりません。

ホリ

USBA端子が2つ埋まるのは痛いという人には厳しい。

また、従来のマウスなどにはレシーバーも同梱されていましたが、MX Keys miniには別売り。

そのため、レシーバーを使用しての購入を検討されている方は+1,000円程度の予算が必要になります。

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Logiboltについて

③若干キーが薄っぺらく感じる

薄型キーボード
あくまでメカニカルと比較するとね

元々キーの固いメカニカルキーボードを使っていたこともあり、キーのタイピングの感触が若干薄っぺらく感じます。

メインPCのMacBookAir2018モデルのパンタグラフ式ほどではありませんので、全然許容範囲ではありますが、もう少しキーの厚みを感じられたらもっとよかったなというワガママです。

ただ、厚みを出してタイピング疲れするならこれが良いというレベルです。

ホリ

メカニカルの打鍵感や打鍵音と比較してはダメですね。

④US配列だったら更に良かった(2022年にUS配列も発売された!)

キーボードの比較
左:US、右JIS配列

以前はUS配列モデルはなく、JIS配列モデルしかありませんでした。

以前はUS配列のキーボードを使っていたのですが、それに比べると左右のバランスの悪さを感じます。

しかし、2022年に念願のUS配列バージョンが発売!

少しお値段はしますが、US派はこちらがマストバイですね!(2022年9月現在ブラックは未発売)

⑤矢印キーが小さくて押しにくい

矢印キー
サイズ感上しかたないけどね

70%キーボードということでしかたがないのかもしれませんが、矢印キーが細長い!

勢いよくタイピングするとミスしそうなので、タイピング時に気を使います。

MacBookは左右の矢印は正方形なので、スペースがあるならそうして欲しかったです。

MX Keys miniの開封レビュー

高級感のあるパッケージにテンションも上がる

パッケージ
ガジェットの箱って大事ですよね。

一旦、白いガジェットで揃えるPC環境は方向転換。

最近デスクアイテムが黒系が増えてきたので、このタイミングでキーボードも黒にすることにしました。

開封
箱の上蓋には説明書きが

箱を開けると、白い紙に包まれた本体が現れます。

箱の上蓋には、PCとのペアリング方法と3デバイス間で切り替えできることがイラストで書かれています。

箱の中身
本体に隠れた箱

本体を取り出すと、下には小さな箱が現れます。

ケーブルと保証書
中にはケーブルと紙が

小さな箱の中にはグレーのUSB-AtoCのケーブルと紙が入っています。

これは保証書的な紙で、操作説明書のようなものは一切同梱されていませんので、操作方法はネット上で見つけるしかありません。

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取説はネット見ろ!

コンパクトで高級感のあるデザイン

黒いキーボード
人生初の黒いキーボード

MacBookのスペースグレーに近い感じのアルミニウム風のボディにブラックグレーのボタンで構成されています。

ボディーは500gと結構な重厚感がありますが、材質はおそらくプラスティック。

しかし、安っぽさは全く感じさせません。

ロジクールのキーボード
やっぱり見た目はUS配列がかっこいい

以前のキーボードはUS配列だったので、それに比べると「かな」が書いてあったり、左右アンバランスだったりします。

やっぱり見た目はUS配列がいいですね。

裏面
一応裏面も

裏面は上部にバッテリーがあるのと、滑り止めがあるだけです。

有線接続
USBC端子と電源スイッチ

給電はUSBCケーブルを繋いで充電するスタイルですが、有線接続には対応していないのでご注意を。

電源ボタンは初回立ち上げ時に1度触って以来1度も触っていません。

電源を入れると、上にある緑のランプが点灯します。(非常時点灯)

RK61と並べてみてもほぼ同じサイズ感

キーボードの比較
左:RK61、右:MX Keys mini

以前メインで使っていた「RK61」と並べてみると、65%キーボードと横幅はほぼ同じです。

縦が1列多いのとバッテリー部分があるので2cmほど大きい感じですが、黒なので結構スリムに感じます。

キーボードの比較2
厚みや傾斜は一目瞭然

以前はメカニカルキーボードだったので、厚みと傾斜がかなりありましたが、今回はかなり薄型で傾斜も緩やかです。

私はどうもこの傾斜と厚みが合わなかったので、今回かなり期待するポイントです。

白いマウスとセット
白M575にはやっぱり合わなかった

メインマウスのM575を並べてみましたが、やはり違和感しかありません。

ただ、M575は使いやすいですし、マウスを買い換えるお金もないので、しばらくは我慢してパンダカラーを楽しみたいと思います。

キーの配列はJIS配列

スペースキー
スペースキーは短い

US配列からJIS配列に買い替えということで、配列に関してはまだ名残惜しい。

スペースキーは中央からずれてるし短い。

無駄に多い変換キーがごちゃごちゃして苦手です。

エンターキー
エンターは曲がってる

日本ではエンターキーと言えばこの形ですが、一度US配列を味わうと違和感しかない。

ちなみに、バックスペースキーの上にデリートキーがあるのもMacユーザーからすると誤入力の原因で不評らしいです。

ホリ

設定画面でデリートキーはオフにしました。

デバイス切り替え
3デバイス登録できる

3つのデバイスを登録できるため、1つ目は自宅用PC、2つ目は会社PC、3つ目は会社用iPadという風に登録しておけば、ボタン1つで操作するデバイスを切り替えることができます。

ただし、iPadの場合は要注意点があります。(記事後半に記載)

CapsLock
caps lockは反応する

以前のキーボードはUS配列だったため、caps lockに言語切り替えを割り当てていましたので、その手ぐせで使えるように設定はそのままに。

今回は誤反応はなさそうなので安心しました。

ボリュームボタン
音量はボタン一つでOK

以前のキーボードは音量変更する際に「Fn+vol.」を押さなければならなかったので、ボタン1つで音量調整できるのは楽。

YouTubeやVODの音量が思ったより大きかった時にすぐに反応したいですからね。笑

バックライトは青白く点灯

バックライトキーボード
あんまり光るのはすきじゃない

バックライトは白に蛍光灯のような青白く点灯します。

光の強さもファンクションキーで調節できるので、暗い部屋でも安心です。

ただ、暗い部屋では使わないし、バッテリーが減るので常時オフにしています。

デスクに設置するとかっこいい

PCデスク
デスクマットにステルス状態

デスク天板を自作したタイミングで、傷防止のために合皮ブラックのデスクマットを導入したのですが、そのカラーにステルスするかのようなカラーリングです。

ホームオフィス
MX Master2Sとも好相性

M575とは色の相性が悪かったので、撮影時はMX Master 2Sを並べて撮影。

同じロジクールということで、グラファイトカラーは相性抜群ですね。

SNSでの口コミもまとめてみました!

良い口コミ

イマイチという口コミ

iPadユーザーは配列認識に要注意!

iPad
Macユーザーはスルーしてね

ネットのレビューを色々と見ていったところ、iPadユーザーからの悲鳴を見つけましたのでご紹介します。使用環境によっては「合わないキーボード」になってしまうので、ご注意ください。

iPad、iPhoneにはUS配列で認識されてしまう

Macbookでは全く問題ありませんが、iPadやiPhoneの場合、US配列のキーボードとして認識されてしまい、JIS配列で使用することができないとのことです。(2022年1月現在)

キーボード本体はJIS配列(かな入力用)の印字がされているのですが、PCにはUS配列として認識されてしまうというもの。

US印字のキーボードであれば、印字してあるので対応できますが、印字されていない複合キーを覚えたり、印字されているのにその文字が入力できないというのは不便に感じる方も多いでしょう。

「@」を入力したいときは「Shift+2」、「:」を押したいときは「Shift+;」を押さなければなりません。

今後、改良やファームウェアのアップデートなどがあるかもしれませんが、Amazonの商品ページにも誤って記載されているところがあるそうなので、必ずメーカー公式サイトを確認することをおすすめします。

ロジクール公式サイト
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mini-for-business.920-010619.html

MacBookユーザーでもUS認識されてしまうことも(解決策あり)

MacBookAir2018を使っている私の場合も、最初US配列で認識されてしまい、キーを押しても印字された文字が入力されないことが発生しました。

『@』を押しても『「』が入力されてしまう人はUS配列で認識されています。

JIS認識させる方法(Mac)
①左上のメニューバーからリンゴマークをクリック
②システム環境設定→キーボードをクリック
③キーボードの種類を変更
④指示に従ってから「JIS」を選択

上記の「キーボードの種類を変更」が表示されない場合はLogicoolOptionsから設定が必要です。
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/options

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解決方法はこちらにまとめてみました

これでテレワークがもっと快適にレベルアップ!

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は新しくテレワーク環境に導入したキーボード「MX Keys mini」をレビューしていきました。

仕事でのやりとりやブログなど、タイピングの量が多い私にはタイピング感が軽快なパンタグラフ式のキーボードが最適ということを改めて感じることができました。

今のところ、全く文句のつけようがないキーボードなので、しばらく新調することはなさそうです。

ホリ

キーボードの買い替えを検討されている方の参考になれば嬉しいです。

今回紹介したキーボードはこちら

この記事の内容を簡単にまとめると