【レビュー】SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのメリットとデメリット

soundpeatsのインナーイヤー型イヤホン
インナーイヤー型のワイヤレスイヤホン

この記事ではSOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」というワイヤレスイヤホンを使用してみた感想を紹介しています。

この記事はこんな方におすすめ
テレコアラA

1万円以内で仕事や音楽鑑賞とオールマイティに使えるイヤホンが欲しいな。安くて音質がいいものはないかな?

テレコアラC

在宅ワークで使うから、長時間つけても疲れにくいイヤホンが欲しいな。

SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」はそんな方にお勧めできる7,000円台のインナーイヤー型イヤホンです。

仕事・趣味・運動と色々なシーンで使ってみましたので、今回は「外観・装着感・音質・アプリ」という4つのポイントでレビュー、メリットとデメリットを解説していきたいと思います!

この記事がインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンを探している方の参考になれば幸いです。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • とても軽くて長時間使用による疲れや不快感がない!
  • インナーイヤー型とは思えない音質(サウンドレンジと自然な低音)
  • ケースがコンパクトで持ち運びが楽!
デメリット
  • ケースが安っぽい
  • 移動中に取れそうな不安感(実際取れたことはない)
  • ケースから取り出しにくい&滑る

※この記事はSOUNDPEATSさんから商品提供をいただきレビューしております。

目次

SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」の特徴

SOUNDPEATS公式サイト

Amazon販売価格:7,180円(税込)
発売日:2022年10月22日

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①耳を塞がないインナーイヤー型

インナーイヤー型の違い

イヤーピースのあるカナル型ではなく、SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」はインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンです。

インナーイヤー型のメリット
  • 長時間使用しても耳が痛くなりにくい
  • 周囲の音もある程度聞こえるので仕事や移動もしやすい
インナーイヤー型のデメリット(一般論)
  • 遮音性が低いので低音の迫力は控えめなものが多い
  • 音漏れしやすいものが多い
  • 耳から外れやすいものが多い

②ハイレゾワイヤレス認定の高音質

ハイレゾは音の解像度が高い

日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」ロゴを冠した世界初のインナーイヤー型のワイヤレスイヤホン。

最大20Hz〜40kHzまで幅広い周波数帯域を再生できるため、楽器やヴォーカルなど低音から高音までクリアに再生が可能。

従来のSBCと比べ、最大約3倍の情報量を伝送できるハイレゾ相当の高音質を誇るLDACコーデックに対応。

③空気のように軽い装着感

片側約4gとかなり軽量化された本体は、装着感がとても軽やかで長時間の使用も可能。

本体とケースを含めても約36.3gなので持ち運びも快適です。

開封して外観をチェックしてみよう!

①ケースがコンパクトで携帯しやすい

サウンドピーツのイヤホン
スマホと比較すると一目瞭然

SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」のイヤホンケースは6×2.3×4.8cmというコンパクトサイズ。

スマホと比較しても一目瞭然の小ささです。

メインで使っているAnkerのSoundcore Liberty Air 2 Proはとても良い商品なのですが、ケースが結構なサイズ感なので、ポケットに入れるとどうしてもモッコリします。モッコリ。

このサイズ感なら他人が見てもわからないレベルに抑えられます。

②ケースの質感はかなりチープ(値段相応?)

イヤホンケース
ツルツルブラック

ケースの素材は一般的なプラスティック。

艶消しなどの加工は一切ないので、ツルッツルのプラスティッキーな質感です。

値段を考えれば妥当かもしれませんが、少し安っぽく所有欲重視の人にとってはマイナスポイント。

手の脂や埃が目立つのは少し気になりました。

ちなみに、中央のライトは充電やペアリングの時に点滅したり赤色になったりします。

サウンドピーツのイヤホンケース
こっちが裏面

裏面にはSOUNDPEATSのロゴが入っています。

ピンクゴールドの背景色で心なしかの高級感を出そうとしています。

③USB-Cケーブルでの充電(ワイヤレス非対応)

USB-C端子
最近はUSB-Cが主流

充電端子はUSB-TypeCになっています。

ちなみに連続再生は5時間、ケース併用で最大20時間の再生が可能なので、長距離の移動や一日中仕事で使っているということでなければ充電に困ることはありません。

また、ワイヤレス充電には対応していません。

type-cの充電ケーブル
充電風景

黒にピンクゴールドのアクセントという共通点からか、Ankerの充電ケーブルと相性がいいです。

④本体はマットなプラスティック&ピンクゴールド

サウンドピーツのインナー型イヤホン
なぜか本体だけはマットな質感

ケースはツヤツヤなのですが、本体は同じくプラスティックながらもマット感があるので一安心。

ピンクゴールドの装飾もおしゃれで、第一印象としては素直にかっこいいと思えました。

持った感じはとても軽く、形状も含め「艶感のないEarPods(Appleの有線イヤホン)」という表現がかなり近い印象でした。

装着感・操作感についてレビュー

①若干取り出しにくい&滑りやすい

soundpeatsのイヤホンケースとイヤホン
いきなりデメリットでごめんなさい

いよいよ装着してみようということで、ケースから取り出そうとしたのですが、イヤホン本体が丸っこく引っ掛かりがないので、取り出そうとすると滑る感じがあります。

数回やれば慣れてきましたが、そのうちポロッと落としそうで不安です。

②とても軽く長時間つけても快適

soundepeatsのイヤホンの装着風景
これが一番の魅力

片耳4gという圧倒的な軽さは、つけていることを忘れるといっても過言ではないほどです。

また、耳を塞がないインナーイヤー型なので、変な密閉感や耳が湿る感じがないのもいいですね。

カナル型のワイヤレスイヤホンは、イヤーピースの密着感と本体の重量でどうしても疲れやすくなるので、そのストレスから一気に解放されます。

③取れないか不安、でもヘドバンしても取れてない

イヤホンの装着感
取れそうで取れない

普段、カナル型を愛用しているので、それに比べると取れてしまわないか不安に感じる部分があります。

ただ、試しに飛び跳ねたり、ヘドバンしてみたのですが、1度も取れませんでした。

おそらく耳に何かが当たらない限りは取れることはなさそうですが、「取れてしまうんではないか?」という妙な不安感で集中できないので、ランニング用には使わないでしょう。

仕事や家事などで落ちることはなさそうです。

④装着自動検出の誤作動がイラッとする

イヤホンの装着検出機能

ユーチューブを見ている時に、やたら動画が一時停止すると思っていたら、原因はこのイヤホンの「装着自動検出機能」でした。

この機能は耳から外した際に自動で一時停止、再び装着した際に再生をしてくれる機能なのですが、これが誤作動して外してもいないのに勝手に一時停止していました。

耳の形状は一人ひとり違うので、私の耳の形状が原因で誤作動を起こしているかもしれませんが、この機能はアプリの方でオフにすることにしました。

※もしかしたら仕様ではなく、初期不良個体なのかもしれません。

音質・外音関係についてレビュー

①インナーイヤーとは思えない低音の質に驚いた

しっかり低音まで鳴る

カナル型に比べると密閉感が少ないので、インナーイヤー型は低音が逃げてしまってスカスカな音というイメージをもっていましたが、SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」はそのイメージを覆す音質です。

インナーイヤー型でここまで綺麗に低音が響くなんて。

メタルやEDMなどのズンズン系の音楽の迫力もしっかり表現することができています。

②全体的な音質はフラット〜低音強めな印象

大切なのはレンジの広さとバランス

音質といっても、ただ低音が出ていればいいというわけではありませんよね。

あくまでヴォーカルやギターなどのメインの音域が埋れない程度の低音のバランス、低音から高音までのレンジの幅が大切だと個人的には思っています。

このイヤホンはまさにこの表現が素晴らしいです。

カナル型の密閉感からくる迫力はないものの、広いレンジ感と開放感を活かしたサラウンド感があるような気がします。

例えて言うなら、カナル型はライブハウス、SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」はロックフェスのような空気感です。

③外音はまあまあ聞こえる(安心感でもある)

騒音があると少し聞こえにくい

カナル型と違い、完全に耳を塞がないインナーイヤー型なので、装着して音楽を流しても周りの音は普通に聞こえます。

踏切の近くや交通量の多い場所、人で賑やかな場所などで音楽をフルレンジで楽しむことは難しいです。

ただし、骨伝導イヤホンほど「音楽が全く聞こえない」という状態にはならず、人の声やメインの楽器はしっかり聞こえます。

職場や家庭で使う場合は、ある程度外音が聞こえた方が過ごしやすいので、これくらいが便利かもしれません。

アプリの機能・UIについてのレビュー

「Air3 Deluxe HS」はSOUNDPEATSのアプリを連携させることで、以下のようなことが可能です。

①イコライザー調整(プリセット・マニュアル・可変EQ)
②電池残量の詳細把握
③各機能のオンオフ(ゲームモード・ワンタッチキー・装着自動検出)

ペアリングや基本操作にはアプリ不要なので、その点は便利です。

①シンプルなアプリで使いやすい(必要十分)

アプリは特に複雑な機能が存在しないので、人によっては必要ありません。

強いて言うなら音に拘りたい人が、イコライザーを調節するためのアプリという程度でしょう。

操作も直感操作できるので、誰でも簡単に操作できます。

②可変EQは正直必要ないかも

イコライザー(音質調整)は、3種類の方法で調節することができます。

①プリセット(ロック・ヒップホップなどから選ぶ)
②グラフィックEQ(各音域ごとにマニュアル調整)
③可変EQ(聴力テストの結果から自動で音質を調整)

可変EQはEQをいじったことのない人には便利な機能ですが、約1分程度の聴力テストがある煩わしさの割にそんなに満足のいく音質でないものが完成しました。(自分でグライコをいじった方が明らかにいい音でした)

③たまにバグやエラーが現れる(困るほどではない)

アプリ自体はおまけ程度なのかなーといった印象でした。

ゲームモード(通信距離が短くなる代わりに60msの低遅延になる)やワンタッチキー、装着自動検出のオンオフが可能なので、勝手に切り替わるのがイライラするタイプの私はオールオフに設定しました。

ただ、一度オフにしたはずなのに、装着したら勝手に音楽が流れる時があるので、この辺は結構適当なのかもしれません。(許容範囲です)

よくある質問

テレワークにおすすめですか?

軽くて疲れにくいという点では超オススメ!でもイヤホン単体での連続使用時間が5時間と長いとは言えないので、一日中イヤホンをする人には厳しいかもしれません。

音声の遅延はある?

映画や音楽鑑賞、WEB会議といった通常使用で遅延を感じることは全くありません。ゲームをする人には60msのゲーミングモードもあります。

カラーバリエーションはありますか?

「ミッドナイトブラック」といういわゆる黒のみとなっています。

ノイズキャンセリング・外音取り込み機能はありますか?

周囲の音が聞こえやすいインナーイヤー型のイヤホンですので、どちらもありません。通話の際にノイズを低減する「デュアルマイク通話ノイズキャンセリング機能」は搭載されています。

総評「愛用決定!長時間使うならとても良い!」

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はSOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」というインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンを使ってみた感想をご紹介しました。

インナーイヤー型は音質が物足りないというイメージがありましたが、そのイメージを覆す低音の良さとサラウンド感がある一品。

カナル型には表現できない心地よくナチュラルなサウンドが楽しめるので、シーンに合わせてインナーイヤー型とカナル型を使い分けていこうと思います。

このイヤホンがお勧めなシーン
  • 仕事や家事など何かの作業をしながらのライトリスニング
  • オフィスや家庭など周囲から声かけがある環境での音楽鑑賞
  • 長時間の通話やWEB会議(耳が疲れない)
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