この記事ではTP-Linkのロボット掃除機「Tapo RV10 Lite」をレビューしています。
この記事はこんな方におすすめです。
Tapo RV10 Liteが気になっているんだけど、実際に使った人の感想を聞いて失敗しない買い物がしたいな。
はじめてのロボット掃除機だから、安くて基本的な機能はしっかりしているものが欲しいな。
今回はそんな方のために、過去5種類のロボット掃除機を使ってきた私が「Tapo RV10 Lite」を実際に使った感想をレビュー形式でお届けします。
Wi-Fiルーターで有名なTP-Linkさんから発売された3万円以下で購入できるお掃除ロボット。
結論から言うと、ルンバのエントリーモデル「ルンバi2(4万円弱)」同等の機能と性能、はじめてのロボット掃除機にオススメできる商品でした!
この記事では、サイズ感や機能の解説、設置方法や使い方以外にも、実際に使ってわかったメリットやデメリット(購入時の注意点)までまとめていますので、購入の際の参考にしていただけると幸いです。
- 3万円以下とは思えないコストパフォーマンス
- 収納できるコンパクトさとシンプルなデザイン
- 静かなのに吸引力はしっかりある
- マッピング機能はないので、障害物が多い部屋や複数の部屋には向かない
- 障害物検知はしないので、ある程度の衝突音はする
- Siriには非対応
※この記事はTP-Linkさんから製品提供をいただきご紹介しています。
TP-LinkのTapo RV10 Liteとは?
Tapo RV10 Liteとは3万円以下で購入できるお掃除ロボット
Tapo RV10 LiteはWi-Fiルーターで有名なTP-Linkさんから発売されているロボット掃除機です。
29,800円という低価格ながら、スケジューリング機能や音声操作などの基本的な機能は搭載されているので、今までにお掃除ロボットを使ったことがなく、実際にどのようなものか知りたいという方には手が届きやすいエントリーモデルとなっています。
- ランダムではない往復運転による効率の良い自動掃除
- スケジューリング機能で曜日と時間を予約
- 吸引パワーの調整(最大2,000Pa、静音モードあり)
- カーペットを検出して自動でパワーアップ
- 清掃回数を1〜3回から設定できる
- 大容量ダストボックスで14日間ごみ捨て不要
- 音声操作可能(Amazon Alexa/Googleアシスタント)
- 掃除後に清掃エリアのレポートが見れる
- アプリをリモコンとして手動操作も可能
- スマホアプリがなくても掃除はできる
- チャイルドロック設定が可能
ちなみに、水拭き機能はなく、Tapo RV10というモデルなら水拭き機能が搭載されています。
Tapo RV10 Liteのスペック
サイズ | 縦34.1×横34.1×高さ7.9 cm |
吸引力 | 最大2,000Pa |
音量 | 通常55db(静音モード時53db) |
ダストボックス容量 | 800ml |
バッテリー容量 | 2,600mAh |
ルート | ジャイロスコープ |
障害物検知 | 赤外線 |
段差乗り越え | 最大20mm |
落下防止機能 | 対応 |
このレビュー記事では幅や高さをルンバと比較していますので、そちらも参考にしてみてください。
Tapo RV10 Liteの外観やサイズをチェック(開封編)
パッケージと同梱物
約50×40cmのコンパクトな箱に入って到着しました。
この箱の外にも段ボールがあったので、パッケージには傷ひとつありません。
箱の中身はかなりシンプルな内容になっています。
- ロボット掃除機本体
- 充電ステーション
- 電源アダプターケーブル
- 取扱説明書
- スペアのブラシ
- スペアのフィルター
ブラシやフィルターは既に取り付け済みとなっていますので、組み立て作業のようなものは必要ありません。
本体や充電ステーションのデザイン
シンプルで無駄のない本体デザイン
真っ白なボディに黒いバンパー(センサー搭載)、上面にはロゴマークと3つのボタンととてもシンプルなデザインです。
素材は全体的に艶のあるプラスチックなので、決して高級感があるとは言えませんが、3万円以下のエントリーモデルと考えると無駄を削ぎ落としてスタイリッシュに仕上げてあると感じました。
背面は透明なダストボックスになっていますので、ゴミの溜まり具合が一目瞭然です。
つまみながら引き出すとダストボックスが外れます。
ダストボックスの上には埃落とし用のブラシがセットされていて、エントリーモデルとは思えないホスピタリティを感じます。
上部の蓋を開けると中には分厚いフィルターが入っていて、排気をキレイにしてくれます。
ダストボックスの反対側はゴミ捨て用の蓋になっていて、ダストボックスを持ち歩く時に塵が舞わないような心遣いがあります。(蓋の中央に穴が空いているように見えますが、透明なプラ板で蓋をされています)
コンパクトで主張の少ない充電ステーション
コンパクトでシンプルな充電ステーションです。
このサイズ感ならソファやベッドの下に収納することもできるので、お部屋に生活感が出ないようにできますね。
ルンバとサイズを比較
直径は34.1cmと一般的なルンバと同等のサイズ感ですが、デザインがかなりシンプルなので、気持ちスッキリとした印象に見えます。
このサイズ感であれば、人が通れる場所であれば大体掃除することができます。
高さは7.9cmと薄めに設計されています。
写真のように、ルンバi5+と比較しても若干薄いことがわかります。
これなら、掃除機では掃除しにくいソファやベッドの下も綺麗に保つことができますね。
あまり薄すぎると入り込んで出れなくなるような隙間に入ってしまうことがあるので、個人的にはこれくらいの厚みがベストだと思っています。
Tapo RV10 Liteを購入するメリット(いいところ)
①エントリーにピッタリな3万円以下とは思えないコストパフォーマンス
Tapo RV10 Liteは29,800円(税込)、楽天市場の5,000円割引のクーポンを使えば24,800円で購入することができます。
それにも関わらず、吸引力や走行性能に関しては全く問題なし。
スケジューリング機能もあるので、機能性能はルンバのエントリーモデル「ルンバi2(4万円弱)」と同等であると言えます。
ルンバi2との違いとしては、デザインとSiriに対応していないことくらいでしょうか。
ルンバi2との2択なら、私はこちらを購入します。
②収納できるコンパクトさと主張の少ないデザイン
本体の高さが7.9cm、充電ステーションにクリーンベース(ゴミの自動集積ボックス)がついていないため全体的にとてもコンパクトです。
そのため、インテリアとして主張が強くなく、とてもすっきりとした印象です。
高さがないことで、ソファやベッドの下に収納することもできるので、お部屋の生活感を抑え、デッドスペースを有効活用することができます。
日本は部屋のスペースが限られているので、生活スペースをお掃除ロボットに奪われてしまうのはモッタイナイですよね。
③ルンバより静かなのに吸引力はしっかり
最大2,000Paなのに静音モード時は53デシベル(通常モード時は55デシベル)という静かさも魅力的です。
ちなみに、小さな声や事務室の音量が50デシベル、目覚まし時計のベルやラジオの音量が60デシベルとのこと。
実際に走行させてみて最初に感じたのも「静か!」という印象。
過去に使ったルンバシリーズと比較すると、音量自体が静かなのもありますが、耳障りな高音域がなく低めの音質なので、不快感がかなり低減されています。
仕事中にロボット掃除機を走行させたいけど、うるさいのは嫌だという方にはオススメできるポイントです。
Tapo RV10 Liteを購入する際の注意点(デメリット)
①マッピング機能はないので、障害物の多い部屋や複数の部屋には向かない
ルンバi3(5万円弱)以上のハイグレードモデルに搭載されている「マッピング機能」は当然のことながら搭載されていません。
走行に関してはジャイロセンサーによって、往復しながら掃除していきますので、障害物となるものが多い部屋や複数のお部屋を掃除することは難しいです。(以下画像の左のような走行方法です)
複数の部屋でも絶対にできないというわけではなく、隣の部屋への入り口に入り込むことができれば普通に走行してくれますが、それができないと掃除されずに終わります。
どうしても隣の部屋も掃除させたい時は、掃除したい場所にRV10 Liteを持っていけばできますが、まあ面倒ですよね。
②障害物検知はしないので、ある程度の衝突音は発生する
ルンバj7(10万円以上)のようなマッピング機能や障害物回避機能はないので、壁や障害物は前方のバンパーが衝撃を感知して認識します。
そのため、バンパーにはクッション性があるので、壁や障害物が傷つくようなことはありませんが、衝突音はある程度覚悟する必要があります。
深夜や早朝にお掃除ロボットを起動させたいと言う方は、近隣トラブルになるので障害物回避機能を搭載したハイエンドモデル(10万以上はする)を購入した方がいいでしょう。
これに関しては、ハイエンドモデルと比較してもしょうがないので、購入時に覚悟することという感じでしょうか。
Tapo RV10 Liteの設置方法・使い方
Tapo RV10 Liteの設置方法
充電ステーションの裏側にある蓋を外すと端子がありますので、電源ケーブルを差し込みます。
蓋を閉じる前に、充電ステーションとコンセントの距離に合わせてケーブルを巻いておくと無駄な配線がなくなります。
裏蓋を閉じたら、充電ステーションの位置を決めていきます。
設置位置は左右50cm、前方150cmに障害物や段差がない場所が良いです。(でないと帰ってこれなくなります)
位置が決まったら電源ケーブルをコンセントに差し込みます。
本体左後方にあるグレーのボタンが電源となっていますので、これをONにしておきます。
本体を持ち上げて、写真のように充電ステーションに設置します。
本体の金属端子が充電ステーションの金属端子と合わさると充電が始まります。
充電が始まるとホームボタンのLEDが点滅します。
赤はバッテリー20%未満、オレンジは20%~80%、緑は80%以上となっていますので、最低でもオレンジになるまでは充電してから掃除を開始させるのが良いでしょう。(数分なら多分赤でも大丈夫です。)
Tapo RV10 Liteの初期設定(アプリ設定)
- 清掃の開始/終了
- 清掃回数設定(1~3往復)
- 吸引力設定(4段階)
- スケジューリング(曜日・時間・吸引力・回数)
- リモコン操作(手動で移動、移動しながら掃除も可能)
- 掃除後のレポート(掃除完了エリアを表示)
- チャイルドロック
- 消耗品(ブラシ・サイドブラシ・フィルター)の消耗度合い確認
- ファームウェアのアップデート
iPhoneの場合は、app storeからTP-Link Tapoアプリをダウンロードします。このアプリがなくても本体操作は可能ですが、吸引力や走行回数、スケジュール機能の設定はこのアプリから行います。
アプリを立ち上げたら、画面右上にある「+」のマークから接続するデバイスを選択する画面になりますので、ロボット掃除機のタブから「Tapo RV10 Lite」を選択します。
案内に従って操作すると、セットアップモードに入るために、四角とホームの2つのボタンを5秒間同時押しするように指示がありますので、本体が白く点滅したら「LEDが白点滅しています」をタップ。その後、案内に従ってWi-Fiに接続したら連携完了です。Wi-FiのIDとパスワードはルーターの裏側にある情報を入力するだけです。
本体側での操作方法
スマホアプリがなくても基本操作は可能ですので、アプリの操作が苦手な方も使いたいという場合でも安心です。
また、チャイルドロック機能もあるので、小さなお子様や動物が誤って操作してしまうことも防ぐことができます。
- 三角1回押し:清掃開始/停止
- 三角5秒押し:電源をオフにします。(主電源は別)
- ホームボタン:充電ステーションに帰ります
- 四角1回押し:半径1.5mを集中清掃
- 四角5秒押し:チャイルドロックのオンオフ
まとめ|シンプルだから、はじめてのロボット掃除機として使いやすい!
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はTP-Linkのロボット掃除機「Tapo RV10 Lite」をレビューしていきました。
29,800円(税込)という価格で購入できるエントリーモデルということで、使用前は少し不安な部分もありましたが、基本的な機能はしっかりしていますので、お値段以上の価値はある商品だと感じました。
同価格帯のお掃除ロボットとしてルンバ i2(4万円弱)がありますが、そちらとの2択なら私はこちらのTapo RV10 Liteを選びます。
楽天で購入する際は、現在5,000円割引のクーポンが使えるので、24,800円(税込)で購入が可能です。
2万円前半で「ちゃんと掃除のできるお掃除ロボット」が購入できるのは驚きです。(もっと安いものもありますが、まともに掃除のできないロボットもあるので要注意です。)
この記事がお掃除ロボットの購入を検討している方の参考になれば幸いです。