SwitchBot「 K10+」のレビュー|日本人のためのロボット掃除機!

SwitchBotのロボット掃除機K10+のレビュー

この記事ではSwitchBotのロボット掃除機「K10+」を実際に使ってみた感想をレビューをしています。

この記事はこんな方にオススメ
テレコアラA

SwitchBot K10+というコンパクトなロボット掃除機が気になっているんだけど、実際どうなの?使った人の感想を聞きたいな。

テレコアラB

日本人の住環境に合わせて開発されたって聞いたけど、何が日本人向けなの?他と何が違うの?

ホリ

そんな方のために、SwitchBot K10+を実際に使ってみて感じたメリットやデメリットをご紹介します!

今までに6台のロボット掃除機を使い比べてきたからこそわかる、他のロボット掃除機との違いも合わせて解説していきます。

この記事がロボット掃除機の購入を検討している方の参考になれば幸いです。

K10+
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 小回りが効くので狭いところも掃除できる
  • とにかく静か(吸引音・衝突音)
  • ゴミ収集ステーションも小さく場所を取らない
  • モード別に侵入禁止エリア設定ができる(オプション不要)
  • 機能モリモリなのに68,880円(税込)というコスパ
デメリット
  • ダストボックスの取り外しが面倒
  • スマホアプリの画面が複雑に見える
  • 侵入禁止エリア設定しないと、狭いところに入り込む

※この記事はSwichBotさんから製品提供をいただき作成しております。

この記事の内容を簡単にまとめると

SwitchBotのロボット掃除機「K10+」とは?

日本の住宅環境に合わせたコンパクトなお掃除ロボット

SwichBot K10+

SwitchBotのロボット掃除機「K10+」は、日本の住環境に合わせたコンパクトなサイズ感ながら、最新のロボット掃除機に搭載されているような機能をしっかりと盛り込まれた高性能なプロダクトになっているとのこと。

K10+の特徴を簡単に
  • 超コンパクトサイズで小回りがきき、場所を取らない(直径25cm未満)
  • アパートでも使える静音性(音量45dB以下)
  • ビー玉も吸える吸引力(2500Pa)
  • 部屋指定で掃除できるマッピング機能
  • レーザーマッピングだから衝突音が少ない
  • 水拭きモードも搭載
  • 侵入禁止エリア設定(モードごとに設定可)
  • ゴミ捨ての手間が減るゴミ収集ステーション搭載

SwichBot公式サイトはこちら

これだけ贅沢に機能・性能が搭載されているにも関わらず、一般販売価格は68,880円(税込)という驚異的な価格設定です。

テレコアラA

クラウドファンディングで3億達成しているそうです。

ということで、今回SwitchBotさんから製品をお借りしましたので、実際に使ってみた感想を紹介していきます。

SwitchBot K10+の開封レビュー(サイズ・デザイン)

箱もかなりコンパクト

箱

ゴミ収集ステーション搭載のロボット掃除機って、かなり大きな箱で届くと思いきや、片手で持てるほどの小ささ。

これなら力に自信のない人でも持ち運び、設置ができます。

リセールするかもしれないと、箱を取っておきたい人にも嬉しいですね。

本体のサイズやデザイン

K10+

白一色でシンプルな角丸デザインがとてもおしゃれです。

ボタン

ボタンは電源(掃除開始)とホームボタン(充電)の2つだけのシンプルな設計。

SwichBot K10+

手に持ってみるとその小ささがよくわかります。

25cm未満なので、普段使い用のフライパンの直径くらいです。

こんなに小さいロボット掃除機は今までに見たことがありません。

サイズ比較

一般的なサイズのロボット掃除機と比較してみると一目瞭然です。

面積的には半分くらいに感じますね。

この小ささなら細い通路にも入っていくことができます。

高さ

高さは9.2cmとなっているので一般的なロボット掃除機同等です。

薄さを売りにしているモデル(写真左)よりヘッド部分だけ大きいかなというくらい。

レーザー

ヘッド部分は高速レーザーとなっていて、ここから出されるレーザーの跳ね返りを検知して空間を把握するようです。

このレーザーの空間認識能力が本当にすごくて感動しました。

マッピング中のアプリを見てみると、走ってもいない場所の有無や位置関係を先に把握しています。

レーザー

前方と右側にもセンサーがあります。(なぜか左側はない)

排気口

後方には排気口とダストボックスが搭載されています。

ちなみにダストボックス下方にあるシルバー部分は充電端子になっています。

テレコアラC

ちなみに水拭きする際には、水拭きシート取り付け用のパッドを装着する必要があります。

ホリ

水拭きシートは専用のものでも、市販のものでも使えるというのはありがたいですね!

ゴミ収集ステーションのサイズやデザイン

クリーンベース

本体同様、ゴミ収集ステーションもかなりコンパクトです。

占有面積はMacBook Airより一回り大きい程度、高さは膝丈よりも低いくらいです。

小さなクリーンベース

普段使っているルンバたちと比べてみると、その違いがよくわかります。

ゴミ収集ステーションのコンパクトさが売りの「ルンバi5+(写真左)」よりもさらに小さく、占有面積で言えばステーション非搭載モデル「Tapo RV10(写真右)」よりも少ないスペースに収納できます。

上部のフタを開けると、4Lとコンパクトながらしっかりとした集積スペースがあります。

これによって70日はゴミ捨ての必要がないとのこと。(掃除の頻度によってはそれ以上も)

ゴミ捨ての際には、ダストパックの接続部分(茶色いところ)を上に引き上げて取り外すだけ。

口を先に閉じてから取り外すこともできるので、埃が舞う心配もありません。

ルンバと違う点として、接続部分が紙製なので、可燃ゴミに捨てられるのは嬉しい。

ゴミ収集ステーション前面には充電端子とゴミの収集口があり、背面には電源ケーブルとその巻き取りができる収納部があります。

テレコアラB

できるだけケーブルは見せたくないので、巻き取りできるのは地味に嬉しい。

SwitchBot K10+の設置設定方法・操作感レビュー

設置はブラシを取り付けて、充電するだけ

ブラシ

箱を開封したら、まず本体裏面にブラシを取り付けます。(2つ付属していますが、1つは予備とのこと)

充電中

ゴミ収集ステーション背面にある電源ケーブルをコンセントに差し込んで、K10+本体を充電端子に接続すると双方が点滅しますので、そうなったら充電開始です。

ゴミ収集ステーションの設置位置は両サイド0.5m、前方1.5mのスペースがある場所を選ぶ必要があります。

初期設定はアプリをDLして、Wi-Fi設定をするだけ

アプリなしでも掃除の開始や停止は可能ですが、スマホアプリを使うことで「日時設定掃除」「お部屋指定掃除」「侵入禁止エリアの設定」などの設定が可能になります。

アプリはapp sroreなどから無料でダウンロードできますし、アプリから「デバイスの追加」を選べば、アプリとの連携はアプリの指示通りに動けば簡単にWi-Fi連携してくれます。

実体験に基づく注意点
  • ワイヤレスイヤホンなど、スマホが別のデバイスにBluetooth接続していると接続設定ができません。
  • Wi-Fiは2.5Ghz対応となっているので、5G接続には非対応です。

掃除しながらマッピング、基本的に直感操作でできる

スマホアプリでロボット掃除機を操作

ルンバなどのロボット掃除機は「マッピング走行」というマッピングするためだけに、吸引せずに走行をして、その後に正式な掃除をする必要があります。

しかし、このK10+はマッピング走行の段階から掃除もしてくれますので、初回起動時からすぐに掃除ができます。

テレコアラC

マッピング走行と通常走行で2回走行するとなると平気で1時間とかかかるので、ちょっとした時間の隙間にできるのは嬉しいですね。

SwitchBot K10+の水拭きモードの感想とやり方

吸引では落とせない汚れが落ちる「水拭きモード」

水拭き

いくらこまめにロボット掃除機を走らせても、素足で生活しているとフローリングは黒ずんでしまいがち。

私の場合、リモートワークで家にいる時間が長い上に、床は白っぽい木目調。

しばらく水拭きしないと露骨に床が黒くなっていました。

とはいえ、クイックルワイパー的なので水拭きするのも結構気合がいる。

でも、水拭き搭載のロボット掃除機は高い…そんな時の救世主でした。

ゴシゴシ擦るような頑固な汚れは落とすことはできませんが、水拭きシートを取り付けて走行するだけなので、こまめに水拭きをすることで、汚れを防止することができます。

小さなお子さんがいて、床を清潔にしておきたいという方には特にオススメですね。

水拭きモードのやり方

STEP
水拭きシート取り付けパッドはフタの裏にある
フタを開ける

水拭きモードを使うためには、水拭きシート取り付けパッドが必要です。

このパッドはゴミ収集ステーションのフタを開けた裏側にあります。

水拭きシート取り付けパッド

フックから外すと簡単に取り外すことができます。

STEP
専用シートでも市販のものでも使用可能
水拭きシート

K10+は専用の水拭きシートでも、市販のウェットシートでも使用することができます。

水拭き

一見、なんの変哲もないウェットシートですが、プレートに取り付けると違いがわかります。

STEP
プレートを包むように取り付ける
水拭きシートを取り付け

専用シートの場合は上下2点、計4点のフックに引っ掛けるようにプレートを包みます。

市販のシートの場合はサイズが合うものを探すか、ハサミで適したサイズにカットします。

フック

市販のシートにはこのフックを通す穴がないので、上から包むかハサミで穴を開ける必要があります。

STEP
あとは吸引口の上から取り付けるだけ
水拭き

水拭きシートをプレートに取り付けたら、吸引口の上からシートが外になるように取り付けます。

2点のフックを引っ掛けてから、後ろ側を押し込むように取り付けるだけです。

あわせて読みたい
ロボット掃除機の水拭き機能はいらない?使ってわかったメリットとデメリットを解説! この記事では、過去6台のロボット掃除機を使用して来た筆者が、ロボット掃除機の水拭き機能の必要性について解説しています。実際に水拭き機能搭載機種を使ったからこそわかるメリット・デメリットから、どのような人が水拭き機能搭載機種が必要なのかを知ることができます。

使ってわかったSwitchBot K10+のメリット

①小回りが効くから障害物があってもOK

小回り

直径25cm以下という圧倒的にコンパクトであることで、障害物の隙間も掃除してくれます。

ダイニングにあるテーブルや椅子の脚の間も隙間を縫うように走行可能です。

普通のロボット掃除機は脚に衝突すると障害物があるとみなして、それ以上先に進まれず、結果的に掃除してほしいのに掃除されないエリアが生まれてしまいます。

このK10+はレーダーによるマッピングをしているので、その先に空間があることやどこに通り道があるかを判断しながら、細かなところまでしっかりと掃除してくれます。

ホリ

このマッピング機能・障害物検知能力がとにかく優秀!某大手メーカーでは比べ物になりません。

②とにかく静か(吸引音&衝突音が少ない)

ロボット掃除機

ビー玉も吸い込めるほどの2,500Paという吸引力ながら、45dBという静音性。

この記事を書いているときも横で掃除してくれていましたが、普通に音声配信を聴けるほどに静かでした。

吸引音の音域も耳障りな高域や地面に響くような低域ではなく、ちょうどいい中低域なので、ストレスなく生活することができます。

また、レーダーによるマッピング機能がかなり優秀だからなのか、壁への衝突がかなり少ない。

そして、衝突したとしても衝突音が優しく「カチッ」というマウスのクリック音のようです。

そのため、掃除中の衝突音にイライラしたり、上下左右の住人に迷惑をかけるリスクを減らせます。

他のメーカーの機種だと、ぶつかりながら部屋の間取りを理解していますが、K10+は初回走行からレーダーで壁との距離を測りながら、ぶつからないように走行しているのが見てわかります。

③ゴミ収集ステーションがあるのに場所を取らない

小さなクリーンベース

本体が小さいだけでなく、ゴミ収集ステーションもかなりコンパクトなので、お部屋にスペースがないけど、自動収集機能がほしいという方にオススメです。

写真左は、ルンバi5+というゴミ収集ステーションがコンパクトで人気の機種ですが、それよりもさらにコンパクト。

写真右は、収集ステーションのないTP-Link「Tapo RV10」というモデルですが、それよりも占有面積はコンパクトに感じます。

テレコアラA

自動収集が便利なのはわかるけど、場所を取るのがネックという方にはピッタリですね。

④吸引・水拭きごとに侵入禁止設定ができる

水拭き

K10+は吸引掃除だけでなく、水拭き機能も搭載されていますので、床をいつもピカピカにすることができます。

そして、吸引モード・水拭きモードそれぞれに「侵入禁止エリア」を設定することができるので、「ここは吸引掃除はしてほしいけど、水拭きはしてほしくないな。」という細かなお掃除設定にも対応することができます。

私はカーペットやキッチンマットの上を「水拭き禁止エリア」として設定しました。

また、侵入禁止エリアの設定のために、専用機器を購入する必要もなく、アプリから簡単に操作が可能。

乗り上げてしまったり、落ちてしまう段差がある場所をあらかじめ設定しておくと便利ですね。

ホリ

以前使っていたルンバは、バーチャルウォールデバイスを別途購入しないといけなかったので、入り込んでほしくない場所に障害物を設置するという対策をしていました…正直めんどくさかった。

⑤機能盛り盛りなのに7万円以下という高コスパ

「マッピング機能」「ゴミ収集ステーション」「水拭き機能」これだけの機能を盛り込むと、簡単に10万円を超えてしまうのがロボット掃除機の世界です。

それにも関わらず、圧倒的なコンパクトさが加わった「K10+」は一般販売価格68,880円(税込)。

ホリ

今までルンバを始め6台のロボット掃除機を使ってきましたが、過去最高のコストパフォーマンスですね。驚異

使ってわかったSwitchBot K10+のデメリット

①ダストボックスの取り外しが少し面倒

小さなダストボックス

K10+のダストボックスは本体同様に圧倒的にコンパクトになっています。

ゴミ収集ステーションがあり毎回そちらに回収されるモデルなので、小さくても困ることはありません。

ただ、ダストボックスをこまめに掃除したいという方からすると、取り外しが少し手間です。

まず、本体上部の蓋を取り外します。(持ち上げるだけ)

次にダストボックスの取手を持って上に持ち上げます。

開封

取り外したダストボックスの蓋を開けるとゴミ捨てが可能です。

クリーンベースにセット

そして、充電中はダストボックスがゴミ収集ステーション側にあるので、一度充電位置から取り外してダストボックスを取り出す必要があります。

このように、ダストボックスの取り外しは少し面倒ですが、そもそもゴミ収集ステーションに毎回回収されるので、ダストボックスを取り外すのは、年に1度の大掃除の時かダストボックスのフィルター交換の時くらいです。

テレコアラA

たまにしか使わないものなので、他の機能を優先させてくれた方がいいですね。

②アプリの画面が複雑に感じる(最初だけ)

レーダーによるマッピング機能によって、アプリ画面がとても高性能なもののように感じます。

そういうものに苦手意識がある人からすると「私に使えるかな?」「どこさわればいいの?」と不安になるかもしれません。

ただ、よく見てみると画面のボタンはシンプルな設計なので、やりたいことに沿って選択していくだけでOK。

数回適当に使ってみれば、誰にでも使えるはずです。

テレコアラB

マッピングデータにハイテク感を出してしまったので、それが無駄に難しく感じさせているような気がします。

③侵入禁止設定しないと、隙間に入り込む

ロボットクリーナー

コンパクトでオフィスチェアの足の隙間にも入っていけるというのは素晴らしいのですが、それが故に人が入れないような隙間にもどんどん入っていってしまうことがあります。

入って出られるならそれでもいいのですが、入ったは良いものの出るのに苦戦する姿を見ることも。

ルンバ等なら大まかに障害物を置いておけば良いのですが、入り込める隙間が増えるとそれだけ手間がかかります。

テレコアラC

でも、アプリで侵入禁止エリアをしっかり設定しておけば回避することができます!

まとめ|これぞ日本人のためのロボット掃除機!

K10+

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は、SwitchBotのロボット掃除機「K10+」のレビューということで、実際に使ってみて感じたことをご紹介させていただきました。

今回SwichBotさんに提供いただきましたが、忖度なしに「買い」と思えるプロダクトでした。

一般的なロボット掃除機は日本の住環境には大きすぎますし、吸引音や衝突音が近隣トラブルになりかねません。

その点、このK10+はテーブルセットの脚の隙間も掃除できますし、入ってほしくない場所の設定も簡単。

その上、衝突音も少なく、吸引音もとても静か。

アパート・マンションなどに住んでいるという人、お子様やペットのいるご家庭でも安心して使用することのできる「日本人のためのロボット掃除機」でした。

これが68,880円(税込)って大丈夫でしょうか、SwitchBotさん。

K10+がオススメな人
  • 椅子の脚などの障害物が多くてロボット掃除機は合わないと思っていた人
  • 近隣との騒音トラブルが心配でロボット掃除機に手が出なかった人
  • 部屋が広くないのでロボット掃除機に場所を取られたくない人
  • マッピング機能やゴミの自動収集機能搭載モデルをお得に購入したい人
  • ロボット掃除機に入ってほしくないエリアがある人
K10+をオススメしない人
  • 家が広くて、部屋に障害物もない人
  • 一軒家で隣人との距離がしっかりある人
  • マッピング機能、ゴミの自動収集機能に必要性を感じない人
  • スマホアプリでの設定が「しゃらくせー!」ってなる人
この記事の内容を簡単にまとめると